銀幕大帝α

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声/姿なき犯罪者

2023年04月24日 18時54分42秒 | 韓国サスペンス

ON THE LINE

2021年

韓国

109分

サスペンス/犯罪/アクション

劇場公開(2022/10/07)

監督:
キム・ソン
キム・ゴク

『ホラー・ストーリーズ』

出演:
ピョン・ヨハン・・・ソジュン
キム・ムヨル・・・クァク
キム・ヒウォン・・・ギュポ
パク・ミョンフン・・・チョン本部長
イ・ジュヨン・・・カンチル

<ストーリー>

釜山の建設現場で働く多くの作業員たちが振り込め詐欺によって大金を失った。元刑事の作業員・ソジュンは愛する妻や同僚の金を取り戻すため、振り込め詐欺犯を追跡し、手掛かりを掴むが…。

その[声]は、全てを奪う。

―感想―

元刑事が勝手に単独で犯罪組織のアジトに潜入捜査してみた、という内容。

彼の後を追う様にして韓国警察も猛追し、組織壊滅に全力を尽くす。

そう、韓国映画にしては意外や意外、警察がちゃんと仕事しているんですね~。

なので、こういった警察有能ぷりから見ても監督自身からの振り込め詐欺は絶対に許しまへんでえ!といった熱い気持ちも観客に対して強く伝わってくる訳でして。

主人公は素性がバレたら最後、て事で如何に身元隠して内部から犯人たちをかく乱させれるか、アジトの場所を警察に知らせられるか、この辺の駆け引きにはスリリングがある。

しかもやたらとピンチに陥るのも決してスーパーヒーローではない多少行動力があるだけの一般人に過ぎないというのを人間味含めて強調させており、どう切り抜けていくのかハラハラさせてくれた。

終盤でのエレベーター昇降内部での乱闘戦がアクションとしての一番の見せ場かな。

組織のトップが割と普通にお縄頂戴になる所と、期待したよりも暴力的なエグさが少なめだったのは残念だった位で、映画としてはきちんと面白い。

一番気弱な青年が、警察の手をすり抜けて逃亡し、最終的に堂々とした態度で成りあがっているラストシーンからも分かる様に、この手の犯罪は完全には無くならない俗に言う「いたちごっこ」だよね。

組織を潰しても潰しても、又生えてくるのだから、署長の言葉じゃないけれど、自衛するのが最大の防御でしょ。

知らない電話番号から掛かってきたら取らない!

お金の話が出てきたら真っ先に疑え!

大事よ~これ。

評価:★★★

23/04/24DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-04-21

メーカー: ツイン

オフィシャル・サイト

 

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ステラ SEOUL MISSION

2023年04月23日 17時13分49秒 | 韓国アクション
STELLAR/STELLAR: A MAGICAL RIDE
2022年
韓国
98分
アクション
劇場公開(2022/11/11)
監督:
クォン・スギョン
出演:
ソン・ホジュン・・・ヨンベ
イ・ギュヒョン・・・ドンシク
ホ・ソンテ・・・ゾ社長
コ・ギュピル・・・チョルグ
イ・ジュンオク・・・チョン室長
パク・セヨン・・・ソンヒ
キム・スルギ・・・ヨンミ
<ストーリー>
スーパーカーを奪ったと疑われた自動車金融業界のエース・ヨンベが、父の遺した廃車寸前のステラでスーパーカーを追撃する。
 
ヤバい
ミッション発動!
 
―感想―
カーアクション満載て程でもなく、どちらかと言えばコメディ映画。
おんぼろステラで、高級車を奪った男を追跡する様子をドタバタ劇として描いていた。
 
亡き父が残した遺産ステラ。
抜群のタイミングでラジオが流れ出したり、ハザードランプが点灯したりする所から見て、息子に不幸を押し付けたまま他界してしまった父が、少しでも罪滅ぼしをしようと手助けしてたのかね。
そうだとするとなんかスティーブンキング原作の映画みたいではある。
あっちは意思を持つカーホラーだけど、本作は意思を持つカードラマて感じでしょうか。
目には見えない父と子の交流(交信?)により、ラストは温かい雰囲気に包まれて終幕。
 
表向きでは憎んでいる風に見せていても、このステラを介して父との間には思い出が一杯詰まっている。
自分に素直になり、全てを許して過去を置き、新たな一歩を踏み出し、そして今度は主人公が父となる。
これまでの苦しかった経験が主人公にとっては糧となり教えとなって、これからは良き家庭を築くんだろうなあ、そんな未来を予感させてくれた。
 
評価:★★★
23/04/23DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2023-04-05
メーカー: ファインフィルムズ
 
 

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ノースマン 導かれし復讐者

2023年04月22日 18時05分56秒 | 洋画アクション

THE NORTHMAN

2021年

アメリカ

137分

アクション/歴史劇

PG12

劇場公開(2023/01/20)

監督:
ロバート・エガース

『ウィッチ』

製作:
ロバート・エガース

アレキサンダー・スカルスガルド

脚本:
ロバート・エガース

出演:
アレキサンダー・スカルスガルド・・・アムレート
ニコール・キッドマン・・・グートルン王妃
クレス・バング・・・フィヨルニル
アニャ・テイラー=ジョイ・・・白樺の森のオルガ
イーサン・ホーク・・・オーヴァンディル王
ビョーク・・・スラヴ族の予言者
ウィレム・デフォー・・・道化ヘイミル

<ストーリー>

叔父に父親を殺され、母親を連れ去られた若き王子・アムレート。数年後、バイキングの一員となったアムレートは、己の運命と使命を思い出し、叔父の農場に潜り込むが…。

運命に打ち勝て

―感想―

流石に2日続けて2時間越えの映画を観るのはしんどいな(てのが本音(笑))。

ん~まあでも俺としてはこっちの映画の方が好きかも。

北欧神話を取り入れている事もあり、若干分かり難さ、幻想的なシーンはあったものの、根本となる話はシンプルな復讐譚なので、じっくりとその顛末を見届ける事は出来た。

にしても、まさかああいう終わり方になるとは。

最後までビジュアル重視で貫いた感はあったなあ。

圧倒される画の力強さを思う存分堪能するという意味でも、それなりに印象を残すラストシーンを見届けるという意味でも本作は最適かもしれん。

後、男女問わず、やたらと裸になるのも泥まみれの汚らしさに一時の「美」を添えており、その組み合わせ具合が絵画風でもある。

とりわけ無茶苦茶面白いという訳でもなかったけれど、映像の迫力と憤怒いう名の壮絶な復讐劇、そしてアレキサンダー・スカルスガルドの渾身の平泳ぎに魅せられた作品だった。

ヒロインを演じたのはアニャ・テイラー=ジョイ。

彼女が持つ神秘的な美人さは、この世界観に凄く合ってた。

もっと女優としてブレイクして欲しい人でもある。

監督は『ウィッチ』に続いて起用しているので、多分お気に入りなんだろうなあ。

評価:★★★☆

23/04/22DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-04-19

メーカー: NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社

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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー

2023年04月21日 18時02分25秒 | 洋画アクション

BLACK PANTHER: WAKANDA FOREVER

2022年

アメリカ

161分

アクション/アドベンチャー

劇場公開(2022/11/11)

監督:
ライアン・クーグラー

『ブラックパンサー』

原案:
ライアン・クーグラー
脚本:
ライアン・クーグラー

出演:
レティーシャ・ライト・・・シュリ
ルピタ・ニョンゴ・・・ナキア
ダナイ・グリラ・・・オコエ
ウィンストン・デューク・・・エムバク
フローレンス・カサンバ・・・アヨ
ドミニク・ソーン・・・リリ・ウィリアムズ/アイアンハート
ミカエラ・コール・・・アネカ
テノッチ・ウエルタ・メヒア・・・ネイモア
マーティン・フリーマン・・・エヴェレット・ロス
アンジェラ・バセット・・・ラモンダ
ジュリア・ルイス=ドレイファス・・・ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ

マリア・メルセデス・コロイ・・・ネイモアの母

マイケル・B・ジョーダン・・・エリック・“キルモンガー”・スティーヴンス

<ストーリー>

国王ティ・チャラ亡き後のワカンダ王国を舞台に、新たな脅威となる海の王国タロカンの侵略から国を守るための過酷な戦いを描く。

想いは、受け継がれる。

―感想―

チャドウィック・ボーズマンが存命だったら彼用の続編構想が既にあったんだろうけど、他界されてしまった事で新たに脚本練って本作を完成までこぎ着けたのは素直に凄いなとは思う。

只、前作もそうだったが、続編もここ!というシーンが殆ど見受けられず、個人的には前作よりも盛り上がりに欠ける内容だった。

マーベル作品なのでアクションが売りのはずが極端にそのアクションが少なく、ドラマ的な部分が大半を占めている為、中々テンションが上がらない。

マスクを着けるのも2時間経ってからだからねえ、ここから映画としての大きな見せ場があるとは考えられるが、先に尺の長さを知っていると、まだ後30分以上もあるのか、と。

ぶっちゃけ余りにも長い上映時間にげんなりです。

そりゃ若い頃はどんなに長くてもちゃんと観れましたよ、もうおっさんと化した俺としては2時間超えてくると集中力が持たねえ(笑)。

それでもクライマックスに向けて、それまでよりも面白くはなっているんだろうなと眠気我慢して気合入れて観ましたが・・・ちょっと期待したよりも呆気なさ過ぎじゃないですかね。

二代目ブラックパンサーは強いのか弱いのか良く分らんし。

やっぱ例えスーパーパワー手に入れても女性だと非力の方へ傾くんかねと、そんな目で観てたが、ラストで本当の後継者となる人物が現れる一種のサプライズは良かったかな。

あの含みを持たせた笑いはどう解釈したらいいのかしら、「ちぇっ、なんだよちゃんとした適任者がいるんじゃないかw」とか?

作品の雰囲気、印象としてはアバター、アイアンマン、アクアマンの合わせ技一本みたいな感じ。

3作目では、そのまま妹が引き継ぐのか、それとも例の人物が成長して新たにマスクを着ける事になるのか。

何にせよ、2時間半以上も(無駄にダラダラとするだけだから)要らんし、うぉぉ!と目をキラキラさせてくれるアクションをドカッと増やした3作目をお願いしたい。

今んとこ、俺はブラックパンサーよりもピンクパンサーの方が好きだわ(全然ジャンル違うやんけww)。

百田夏菜子の吹き替えはいいわ~、声がめっちゃ可愛い。

評価:★★★

23/04/21DVD鑑賞(新作)

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販売開始日:2023-03-29
メーカー:ウォルト・ディズニー・ジャパン

関連作:

『ブラックパンサー(2018)』(第1作)
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022)』(第2作)

オフィシャル・サイト

 

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母性

2023年04月18日 18時31分09秒 | 邦画ドラマ

2022年

日本

115分

ミステリー/ドラマ

劇場公開(2022/11/23)

監督:
廣木隆一

『ノイズ』

原作:
湊かなえ『母性』

主題歌:
JUJU『花』

出演:
戸田恵梨香・・・ルミ子
永野芽郁・・・清佳
三浦誠己・・・ルミ子の夫
中村ゆり・・・ルミ子の新湯
山下リオ・・・ルミ子の義妹
吹越満・・・神父
高橋侃・・・中谷亨
落井実結子・・・清佳(幼少時)
高畑淳子・・・ルミ子の義母
大地真央・・・ルミ子の実母

<ストーリー>

女子高生が遺体で発見されるが、真相は不明。事件はなぜ起きたのか?愛せない母と、愛されたい娘。同じ時、同じ出来事を回想しているはずなのに、ふたりの話は次第に食い違っていく…。

母の愛が、
私を壊した。

―感想―

高畑淳子さんのヒステリック演技が最高過ぎて、他の出演者が霞んでしまう程。

こんな義母、俺だったらぜってえ嫌だわ、ストレスでハゲるわ、とある種鬼に近い形相に恐怖を覚える一方、余りにも熱の入った演技が面白くて、つい声に出して笑ってしまった。

そんな誰も反抗できない義母も、老いたらあんな姿になっちゃうのか、悲しいなあ。

大地真央演じる実母くらいかねえ、まともな人は。

もう他の主要人物は救いようのない性格、態度を示す者ばかりなので、猛烈に辛気臭い映画なんよ。

まあ本作を観て言える事は、人の目を気にしながら生きる事程、疲れるものはねえよな、と。

義母だけやもんね、我が物顔で生活しているのって。

思ったよりも、期待したよりも大して印象に残る様なストーリー展開ではなかったのだが、高畑淳子さんの熱演が全てを掻っ攫っていった感じ?

だって一人だけ「動」として画面内で躍動してたからね。

悪い言い方すれば「静」の人々の中心で「我に従え!」とふんぞり返っているのだから、そりゃ誰よりも目立つし、インパクト植え付けられるっしょ(笑)。

これは間違いなく高畑淳子映画。

評価:★★★

23/04/18DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-04-07

メーカー: エイベックス・ピクチャーズ

オフィシャル・サイト

 

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