チェン・ウェイハオ
レイニー・ヤン・・・リー・シューフェン
アン・シュー・・・シェン・イージュン
フランチェスカ・カオ・・・リン・メイホワ
ルビー・チャン・・・リー・ヤーティン
ホアン・ハー・・・ホー・ジーウェイ
ウー・ニェンシュエン・・・リン・ジュンカイ
2022年
日本
73分
ホラー
R15+
劇場公開(2022/10/14)
監督:
松野友喜人
脚本:
松野友喜人
編集:
松野友喜人
VFX:
松野友喜人
出演:
吉田伶香
バーンズ勇気
伊澤彩織
六平直政
松野友喜人
内田寛崇
三元雅芸
石川翔鈴
安斉星来
吉田莉桜
立花紫音
<ストーリー>
大学生5人が謎の存在・オカムロに惨殺される事件が起こる。日本中がパニックに陥る中、唯一生き残ったすずは、トラウマに苦しみながらも復讐を誓う。
その名を検索したら最期。
―感想―
は?妖怪の類じゃなかったのかよ。
急に「俺がオカムロです」つって人間が正体現しよった。
只の人間が、検索した人間の所へ瞬時に行けるかあ?
テレポートでもしない限り無理があるだろ、て思っていたら、妖怪のオカムロも出てきたわ。
となると、意思疎通無しにたまたま偶然に共同作業してたって事なんかな。
おかしな話になってきたら、もうそこからは何でもあり。
坊主が何故か大量の銃器隠し持ってるし、妖怪の方のオカムロには勝てないと察したのか、チャンバラせずに唐突なロケットランチャー。
『バタリアン』級の投げ遣りエンドに笑いも生まれない。
けれども、アクション面に関しては、女優陣かなり頑張っていたね。
相当トレーニングや、リハーサルを積んだのだろう、殺陣がちゃんと様になっていて、チャンバラという名のパフォーマンスはそれなりに見応えある画となっていた。
まあこれと、(首斬りオカムロなので)一撃で次々と人間の首を刎ねていく首チョンパ切り株に楽しみを抱くだけの作品ではあったな。
因みに妖怪の方のビジュアルがこちら。
なんかの漫画でこんなキャラ、見たような気がする。
あと、初めのキャンプシーンもそうだが、割と女優陣が皆可愛いのがずるい。
主役の子よりも俺は、「ラーメンを上手く啜れないの~」て言ってた子の顔が好み。
評価:★★☆
23/04/07DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2023-04-05
メーカー: アルバトロス
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THE ROUNDUP
2022年
韓国
106分
アクション/サスペンス/犯罪
PG12
劇場公開(2022/11/03)
監督:
イ・サンヨン
出演:
マ・ドンソク・・・マ・ソクト
ソン・ソック・・・カン・ヘサン
チェ・グィファ・・・チョン・イルマン
パク・ジファン・・・チャン・イス
ホ・ドンウォン・・・オ・ドンギュン
ハジュン・・・カン・ホンソク
チョン・ジェグァン・・・キム・サンフン
<ストーリー>
型破りな刑事・ソクトは犯罪者の引き渡しのためにベトナム行きを命じられる。そこで凶悪犯罪者・ヘサンが起こした事件を知ったソクトは、現地警察を無視して捜査を開始する。
最強VS最狂
―感想―
前作(1作目)にも出ていたチャン・イス、相変わらずゲスな商売やっているようで。
つか、髪の毛ふさふさになっとるやんけ。
その前作でソクトから痛い目に遭わされているから、今回は扱き使われているのが笑える。
が、それ故に脇キャラとしては一番おいしいポジションに立たされており、終盤ではドンソク兄貴に次いで目立ちまくっていた。
はい、今作もドンソク兄貴が本気を出したらもう勝ちゲー。
敵がドンソク兄貴を相手にすると、ボコボコにされる姿しか目に見えてこないので、班長とか若手の刑事とかが代わりに重傷・負傷させられる要員として駆り出されるのね。
で、それを見た、知ったドンソク兄貴の怒りが蓄積されていき、「俺の大切な同僚に何やらかしとんじゃいっ!」と、繰り出されるパンチに力が増し、そうなってくると誰にも止められない、制御不能のゴリラ(笑)です。
人としての思い遣り、刑事としての正義感の強さは続編でも健在。
一度相手にしたら、向こうが半殺しになるまで容赦なく怪力でねじ伏せるのも前作同様、監督が交代してもソクトという男のイメージを壊さず発揮されていますから、格闘シーンに入るとウキウキしない方がおかしい。
絶対に負けないという安心感、一体どこら辺までボコるのかという高ぶる期待感、いや極度の楽しみ。
追われる側の畜生野郎がほんと、文字通りの人の皮を被った悪魔みたいな奴だから、憎しみしか抱けないクズに情けとかは必要ないんよね。
クライマックスとなるバス内でのほぼ一方的な対戦から、おもくそ外にぶん投げての、これまたおもくそに顔面殴打。
痛快、爽快、気分が良い!
追い詰めて普通に逮捕ではなく、追い詰めて相手に肉体的にも精神的にも強烈なダメージを与えて、はい検挙、てのがこのシリーズの醍醐味だよな。
あそこまでやられたら、そりゃ今後ソクトの顔みりゃビビっちまうのも当然だろうて、チャン・イスみたいに。
現実でも、こういう型破りな刑事が沢山出てくれると世の中平和になるのにね~。
体ボロッボロにされた男が上りのエスカレーターに倒れ込み「おい、どうした下りたいのか?」とソクトから嫌味言われるシーン等、殺伐とした中にもちょっとしたユーモアを入れているのも良き。
大金積んだ車で逃走しようとしたチャン・イスに後ろから猛スピードで悪党ヘサンが車で突っ込んでくる、あそこの店の防犯カメラも流れに組み込んだ演出(カメラワーク含む)、すっげえ好み。
前作に好印象持っている人ならば、この続編も期待通りに楽しめるでしょう。
ドンソク兄貴ファンならば、否応なしに「っぱおもしれえ!」てテンション勝手に上がっていると思うよ、んなもん必然に決まっとる。
評価:★★★★
23/04/06DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2023-04-05
メーカー: HIAN
関連作:
『犯罪都市(2017)』(第1作)
『犯罪都市 THE ROUNDUP(2022)』(第2作)
NIGHTRIDE
2021年
イギリス/フランス/アメリカ
97分
サスペンス/犯罪
劇場公開(2022/11/18)
監督:
スティーヴン・フィングルトン
出演:
モー・ダンフォード・・・バッジ
ジョアナ・ヒベイロ・・・ソフィア
ジェラルド・ジョーダン・・・トロイ
スティーヴン・レイ・・・ジョー
<ストーリー>
裏社会から足を洗おうと決意したバッジは、闇金業者・ジョーから資金を調達し大口取引に挑むが、弟分のヘマから取り返しの付かない事態に陥る。
果てしない絶望感に苛まれる
リアルタイム《94分間》――。
―感想―
何気なく画面を観ていたが、ハッと気づかされた。
この映画、ワンショットやん、て。
個人的にはこの手法の映画は好みなので、内容どうこうよりも、どういう風にワンショットで撮り続けるかに興味が尽きず妙にワクワクしたのだが、ほぼほぼ車中の様子が大半を占めていて、その点ガッカリ。
あらゆる人物に電話を掛け続ける主人公の様子を映し続けている為、行動で事を起こしているというよりも、会話で物語を成立させている感じだった。
台詞のみでも話は作れるものなんだなあと、そこは妙に感心はしたが、逆に考えたら同じ画ばかりなので単調気味な90分とも言える。
ぶっちゃけ中盤位から飽きてきたし、車外での出来事も起きねえかなあと思う所もあったし、まああるのはあるのだが派手さ的なものは皆無だったのもあり、物凄い低予算で作品を完成させたんだろうな、と質とか量とかの印象よりも、鑑賞者に対しての引き込ませ方が期待した程強く無いのが悪い印象として残ったかな。
もう少しバラエティーに富んだワンショットにして欲しかった。
それでも、こっちは忙しいのだから大した用もないのに電話掛けてくんな!と突き放していた15歳の少女が、まさかのお手柄を立てるとはね~。
主人公としては八方塞がりのピンチ状態だった訳だから、少女からのサプライズ電話を受けた瞬間に大喜びしちゃうリアクションから察する様に、あらゆる方面に人脈を持つ事の大切さを改めて学んだ事だろう。
必ず自分には好機が転がり込む、そう、後はただひたすらそれを信じて待つしかない。
正に「時は恵みなり」、だよね。
処で話終盤手前で、主人公がパトカーに車止められて警察から職質されるシーンがあるんだけど、何故か警官の顔にモザイクが施されている。
それ、何か意味あるの?と思っていたのだが、実はこのシーン、マジもんの警察に職質されたらしい(笑)。
ワンショットで撮り続けているから、思わぬハプニングに遭遇しちゃったとはいえ、今更カメラを止めてしまうとそれまでの動画が全てパーになるし、編集で下手にカットする訳にもいかず、だったらもうそのまま使っちゃえ!となり、苦肉の策として敢えてモザイクを掛けて内容に取り入れたみたいです。
評価:★★★
23/04/05DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2023-03-24
メーカー: ミッドシップ