車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

愛知ふれあい大会

2016年08月10日 18時12分56秒 | 日記
2日間にわたる楽しい卓球大会でした。

初日が団体戦、翌日が個人戦。



今回団体戦は車椅子の友人と共に知人の紹介で卓球仲間に加えていただいた健常者の方との3人でエントリー。

このチーム編成が表すように団体戦は健常者も障害者も区分も一切関係なく行われます。

個人戦は車椅子などそれぞれのクラスを行ったあとに、オープンクラスというこれまたフル参加のものも開催。

オープンクラスは自己申告で1部と2部に分けられます。

そして団体戦を含め全てが予選落ちの無い形で行われるので2日間でなかりの数の試合が行われます。



今回は素直に「卓球を楽しむ」こと、そして車椅子クラスで技術面など自分自身の確認を行うのを主目的として出場してきました。



楽しむことに関しては思っていた以上に楽しめました。

それは健常者の方と多くの試合を出来たからです。

車椅子同士で行うのとはまた全然違った緊張感があり、その中でプレー出来る喜び?上手く表現できませんが僕の中にはそうした感覚があるので、健常者の方にプレーヤーとして受け止めてもらい互いに全力でやりあう、そうしてもらえるのがまたたまらなく楽しいので、今回は今まで以上に楽しめました。



車椅子クラスでは結果は全然でしたけど、今回もまた良い勉強というか自分自身の確認がしっかり出来たのでこれもまた満足出来ました。

ひとつ覚えるとひとつ忘れる。

これが僕の悪い癖なのですが、今回もまた忘れまくりなのでした。

でも忘れていたことに気づけたから良かった。



そしてこの2日間を充実したものに出来たことはやはり多くの方々との交流でしょう。

関西や中部地方だけでなく東北や九州などからも複数の知人が出場されていて、今どきはSNSなどでいくらでも交流出来ますけど、でもやはり直接顔を合わせてお互いの声と声で、顔を合わせながらそうした方々とコミュニケーションを取れたことが凄く楽しくもありました。

以前一度お会いしただけの方も名前を覚えてくださっていて声をかけてくださったり、愛知在住の知人がわざわざ顔を見に来てくれたり、また同様に久々に会う友人や親族の顔もあり、試合数の多い大会で合間を縫ってバタバタと慌ただしくしながらも実に楽しい2日間を過ごせたのでした。



大切なことはこれを楽しい時間で終わらせないこと。

今回確認したことを忘れずにきちんと自分のものにしなければいけない。

そのために何をするのか、そうしたこともしっかり考えて取り組んでいかないとただの趣味レベルで終わってしまう。

誰よりも自分に優しい僕ですが、もっと厳しくしなきゃいけないなと少し反省。



帰宅すればリオの中継や結果の報道がたくさんされている。

連日日本選手の活躍が華々しい。

卓球もシングルスで男女ベスト4進出という快挙。

感動と興奮とはこのことかと言わんばかり。



そんな中で柔道男子73キロ級金メダルの大野選手には心底感動した。

報道を見ていて度々涙を流した。

「『JUDO』ではなく『柔道』で勝つ」

「柔の道」というけれど、そう言えばその言葉を久々に聞いた気がする。

技やスタイルだけでなく礼節などにおいても彼は「柔道家」を貫き通したし、日本人としてのその看板を背負って、それを守り抜いたのだと思う。

日本人の言う「道」の世界観をしっかりと体現した彼には心底感服した。



「車椅子卓球」ではなく「卓球」をやる。

やはり僕も信念を曲げてはいけない。



そして福原愛選手にも名言が。

「漆塗り」

そうなのだ、繰り返し行うことで厚みを増し美しい光沢と質感が増していくというものなんだ。



己の目標、信念をぶらすことなく、真摯な態度で、これからも恥ずかしくないように積み重ねていこうと思います。



次は一般の大会・団体戦。

今回学んだことを忘れずに、チームに貢献出来るように、少なくとも足を引っ張らないように頑張ります!

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