車椅子で卓球@渡邊剛

2013年より車椅子卓球をスタート。備忘録の意もこめてここにブログを綴ります。
内容は基本パラ卓球、時々食文化。

第10回 国際クラス別パラ卓球選手権大会

2018年11月19日 22時47分10秒 | 日記
満を持して挑んだ大会でしたが、結果は3位となりました。

残念ながら優勝することは出来ませんでした。

非常に悔しい結果です。



僕のクラスに限らず、車椅子卓球は全般的にレベルが上がってきていると思います。

そのスタイルが旧世代と新世代に分けられるような、そんな見方もできる印象です。

各クラストップに立ったのはベテランの方々。

あるいはそのスタイルを彷彿とさせる選手。

でも、新しい世代が確実に伸びてきていて、それが各クラスで躍進した、そんな大会でもあったように思いました。



今回の僕の組み合わせは正直言うと、決して楽な組み合わせではない、むしろ危機感を抱くような予選ブロックなのでした。

すると案の定、初戦から2セット立て続けにデュースの展開で、しかもセットカウントは1-1に。

かなり焦ってました(笑)

今までの僕だったらそこで負けてたかもしれません。

でもそこからは逆に自分のペースに持って行けたので、そこは成長を実感できるものでした。



2試合目もフルセットの接戦に。

しかも1セット目を取るも、2、3セット目は奪われるという展開。

ところが、そこから逆転。

最後のセットは完全に自分の流れでゲームを運ぶことが出来ました。

これも成長の証といえるでしょう。



決勝トーナメントは1回戦シードで準々決勝からとなりましたが、その試合はストレートで勝利。

終始落ち着いてプレーできたことが良かったですし、落ち着いてプレーできたのは、ある意味積み重ねてきたものに対する自信があったからだとも思います。



そして準決勝。

越えなければならない壁。

でも今回超えることは出来ませんでした。

何がよくなかった?

8月の中国大会を思い出します。

相手は何もしていない。

相手が何かをする前に、自分が頑張って、力んで、ミスをして、結果的に相手に点数を与えてしまう。

相手から奪われた点数はほとんどありません。

大半は僕のミスによる与えてしまった点数です。

打っても打ってもミスをする。

後から考えれば、何が悪かったのかいろいろ思い浮かぶものですが、その時は集中・・・ではなく、ただがむしゃらになっているので、冷静さも欠き、タイムアウトを取ることすらも忘れているような始末。

ホント、情けなかったです。



3位決定戦は予選で対戦しフルセットとなった選手と。

彼は今伸び盛りの高校生を食い、さらに去年までずっと3位のポジションにいた選手にも勝ち、そこまで上がってきた勢いのある選手。

予選では逆転での勝利。

ここでどう勝つかが自分の真価を問われると思いコートに立ちました。

結果的にはストレートで勝利。

決して楽な試合ではありませんでしたが、終始流れをつかむことが出来ていたので、同じ大会で2勝するということ自体が自信になるものでもありました。



今回の試合、良い調子で迎えられたと思っていましたが、一つのボタンの掛け違えから調子を崩してしまったように思えます。

でもそれは自分自身の調整の幅が狭いからに他なりません。

調子の良しあしにあわせて調整をする。

それが本物の選手でしょう。

自分の特徴的な技術が発揮できないまま終わってしまった。

終始守りに入りながらの展開。

それはその技術がまだ実用段階に達していないからであり、それは他ならぬ練習不足ということになる。

深く反省です。



今回はコーチが帯同してくれて、そのダメな試合を100%見てくれたので、これからはさらに厳しくなっていくことでしょう。

楽しみです(笑)



そして、今回は会社の方々がプライベートで応援に駆けつけてくれました。

さらに会社の動画撮影チームも撮影&応援に。

そして田舎からは両親と、妹&姪っ子も。

そうした応援をたくさんいただけるのはとてもありがたく、そして心強いもので、接戦をものにできたのはそうした支えがあったからとも思います。



フィジカル、テクニカル、メンタル。

いろいろな要素が複雑に絡み合って、それが流れを生み、試合を運んでいく。

でもそれらを強くするのは、もう単純に自分自身の努力でしかない。

それを改めて痛感しました。

準決勝で情けない試合をやってしまったのは、自分の努力がまだまだ足りていないだけ。

コーチをはじめいろいろな方からいただいたアドバイスを思い返せば、「その時どうする?」の答えは明確だし、それが出来るだけの練習もしてきている。

なのにその判断が出来なかったというのは、それをまだ自分のものに出来ていないということの表れであり、それはまだまだ練習不足だよね、ということの証でもあります。



さぁ、うかうかしてはいられない。

新世代の先頭を僕が走っていけるように、毎日をしっかり頑張っていきます。



次はタイ。

さぁ、しっかり頑張って、次こそは・・・

毎回言ってるなぁ。

いやそれでも、しっかり頑張って、結果を出せるように取り組んでいきます!

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