先日受注が開始されたiMacについてアップルが説明会を開催した。新型Core 2 Duoの採用で性能を向上した今回の新モデル、最も強調されたのはコストパフォーマンスの高さだった。
今回のアップデートでは、アルミとガラスという2つの素材を採用した外装に変更はない。しかし、その中身は大幅に変わっている。同社の製品は今年に入ってMac Proを皮切りに、MacBook Pro、MacBookと、Penryn世代(45ナノメートルプロセスルール)のCPUに移行しているが、今回のiMacでも同様に新型のCore 2 Duoを採用した。
これにともないFSBは800MHzから1066MHzに引き上げられ、2つのコアで共有する2次キャッシュ容量が4Mバイトから6Mバイトに増加したほか、新命令セットのSSE4などにより、システム性能を向上している。同社はこれを「プロセッサのレベルが1段階上がった感じ」と表現し、28%ほど高速化したFinal Cut Proのレンダリングなど、アプリケーションベンチマークテストの結果をスライドで示した。
また、メモリクロックも667MHzから800MHzに高速化されており、上位2モデルには標準で2Gバイトのメモリを実装した。このほか、24 インチのiMacには、3.06GHzで駆動するCore 2 Duo(詳細は非公開)と、NVIDIA GeForce 8800 GS(GDDR3 512Mバイト)をオプションに加えている。コンシューマー向けPCに位置するiMacに、よりハイパフォーマンスなオプションを用意した点について、同社は「現在iMacはプロ/アマを問わず、クリエイティブな用途にも使われており、さらに高い性能を求めるユーザーに応えた」と説明している。
そのほかの仕様は、前モデルをほぼ完全に踏襲しており、20インチワイド(1680×1050ドット)/24インチワイド(1920×1200ドット)のクリアワイドディスプレイをはじめ、スロットローディングの2層式SuperDriveや内蔵iSight、各種インタフェースなどに変更はない(ただし、細かいところではBluetoothが2.0から2.1に上がっている)。
確かに、今回のiMacでは24インチモデルが20万円を切っており(従来は24万9800円)、アップルがコストパフォーマンスの高さを強調するのもうなづける。もっとも、米Apple Storeの価格は、下位モデルから1199ドル/1499ドル/1799ドルと、前モデル(2007年8月発表)の価格設定と同じで、国内のApple Storeが、下から13万9800円/16万9800円/19万9800円と、2万円~4万円ほど下げているのだ。これについて同社が直接円高の影響に言及することはなかったが、米国の卒業シーズン向けに投入された今回のiMacで本当に“買い”のタイミングにいるのは、実は日本のユーザーなのかもしれない。
今からちょうど10年前の1998年に初代iMacが登場したことを考えると(そしてそれまで“どん底”だったアップルを救ったことを考えると)、好調な“ガラスとアルミのiMac”に感慨を覚える人も少なくないだろう。服部氏は「そもそもオールインワンはアップルが作ったカテゴリ。その最先端であるiMacが今でも最高のオールインワンだと思う」と自信を見せた。
今回のアップデートでは、アルミとガラスという2つの素材を採用した外装に変更はない。しかし、その中身は大幅に変わっている。同社の製品は今年に入ってMac Proを皮切りに、MacBook Pro、MacBookと、Penryn世代(45ナノメートルプロセスルール)のCPUに移行しているが、今回のiMacでも同様に新型のCore 2 Duoを採用した。
これにともないFSBは800MHzから1066MHzに引き上げられ、2つのコアで共有する2次キャッシュ容量が4Mバイトから6Mバイトに増加したほか、新命令セットのSSE4などにより、システム性能を向上している。同社はこれを「プロセッサのレベルが1段階上がった感じ」と表現し、28%ほど高速化したFinal Cut Proのレンダリングなど、アプリケーションベンチマークテストの結果をスライドで示した。
また、メモリクロックも667MHzから800MHzに高速化されており、上位2モデルには標準で2Gバイトのメモリを実装した。このほか、24 インチのiMacには、3.06GHzで駆動するCore 2 Duo(詳細は非公開)と、NVIDIA GeForce 8800 GS(GDDR3 512Mバイト)をオプションに加えている。コンシューマー向けPCに位置するiMacに、よりハイパフォーマンスなオプションを用意した点について、同社は「現在iMacはプロ/アマを問わず、クリエイティブな用途にも使われており、さらに高い性能を求めるユーザーに応えた」と説明している。
そのほかの仕様は、前モデルをほぼ完全に踏襲しており、20インチワイド(1680×1050ドット)/24インチワイド(1920×1200ドット)のクリアワイドディスプレイをはじめ、スロットローディングの2層式SuperDriveや内蔵iSight、各種インタフェースなどに変更はない(ただし、細かいところではBluetoothが2.0から2.1に上がっている)。
確かに、今回のiMacでは24インチモデルが20万円を切っており(従来は24万9800円)、アップルがコストパフォーマンスの高さを強調するのもうなづける。もっとも、米Apple Storeの価格は、下位モデルから1199ドル/1499ドル/1799ドルと、前モデル(2007年8月発表)の価格設定と同じで、国内のApple Storeが、下から13万9800円/16万9800円/19万9800円と、2万円~4万円ほど下げているのだ。これについて同社が直接円高の影響に言及することはなかったが、米国の卒業シーズン向けに投入された今回のiMacで本当に“買い”のタイミングにいるのは、実は日本のユーザーなのかもしれない。
今からちょうど10年前の1998年に初代iMacが登場したことを考えると(そしてそれまで“どん底”だったアップルを救ったことを考えると)、好調な“ガラスとアルミのiMac”に感慨を覚える人も少なくないだろう。服部氏は「そもそもオールインワンはアップルが作ったカテゴリ。その最先端であるiMacが今でも最高のオールインワンだと思う」と自信を見せた。