実はプロのカメラマンも、高画質コンデジやミラーレス一眼をよく使っている。そこで、「目からウロコ」で、しかも簡単な撮影術をプロから学べば、コンデジやミラーレス一眼のユーザーでも写真の腕を一気に上げられる。
上達への手っ取り早い近道は、まず「オート撮影に頼らず、露出を積極的に変えて撮ること」だ。
多くのユーザーは、フルオートで撮ってしまいがち。だがフルオートでは、失敗せずに撮れる半面、全体的に暗めに写る場合もかなりある。
ところが「露出をプラス側に設定して撮るだけで、空気感が伝わる優れた写真に変貌することが多い」と、女性ユーザーに撮影術を教える写真家の山本まりこ氏は語る。例えば室内で花やスイーツ、小物を撮るときは、光が被写体の後ろから差している逆光状態にし、露出をプラス2などと高く設定する。そうすると被写体が明るく写るだけでなく、後ろの光がふんわり飛んで空気感が伝わる写真が撮れる。
花やスイーツをプロっぽく撮るには、まず、背後から光が差す逆光状態にすること。「そうすると花やスイーツが後ろから来る光を受けて立体的に見え、美しい写真になる」(山本氏)。そのうえで、被写体が暗かったら露出を上げる、背景をぼかしたい場合は望遠で撮る技を使うと、写りが大きく向上する。
花束を上手に撮る方法は、逆光状態にしてから露出を上げて撮ること。そうすると、手前の花が明るく写るだけでなく、背後の光が飛んで空気感のある写真になる(画像クリックで拡大)
逆光とオート
上達への手っ取り早い近道は、まず「オート撮影に頼らず、露出を積極的に変えて撮ること」だ。
多くのユーザーは、フルオートで撮ってしまいがち。だがフルオートでは、失敗せずに撮れる半面、全体的に暗めに写る場合もかなりある。
ところが「露出をプラス側に設定して撮るだけで、空気感が伝わる優れた写真に変貌することが多い」と、女性ユーザーに撮影術を教える写真家の山本まりこ氏は語る。例えば室内で花やスイーツ、小物を撮るときは、光が被写体の後ろから差している逆光状態にし、露出をプラス2などと高く設定する。そうすると被写体が明るく写るだけでなく、後ろの光がふんわり飛んで空気感が伝わる写真が撮れる。
花やスイーツをプロっぽく撮るには、まず、背後から光が差す逆光状態にすること。「そうすると花やスイーツが後ろから来る光を受けて立体的に見え、美しい写真になる」(山本氏)。そのうえで、被写体が暗かったら露出を上げる、背景をぼかしたい場合は望遠で撮る技を使うと、写りが大きく向上する。
花束を上手に撮る方法は、逆光状態にしてから露出を上げて撮ること。そうすると、手前の花が明るく写るだけでなく、背後の光が飛んで空気感のある写真になる(画像クリックで拡大)
逆光とオート