水も空気もすべて危ない
環境汚染の中で生き残る道はあるのか
川は工業廃棄物、空気は煙突から吐き出されるぷ尹で汚染が広かっている。
光化学スモッグ、塩素を含んだ水道水は体に有害ではないのか。地球規模で言
えば、大気圏のオゾン層が破壊されており、新たな病気が発生する危険がある
らしい。土地の汚染もひどいと言う。また、その土地に眠っている資源が枯渇
するのはそう遠くないとも言われる。そんな中でサバイバルできるのだろうか。
－固地下水の汚染で食物も危ない／
ある国際的な水の研究者が、日本列島の地下水はすべて汚染されていると、驚くべきこ
とを私に告げました。害虫駆除に使ったＤＤＴやＢＨＣ、それに水銀などによって汚染さ
れ尽くし、二百年、三百年たっても元に戻らないと言うのです。
塩素を含んだ水道の水が気持ち悪いと言って、ビソ詰めの自然水を飲んでいる人も多い
でしょう。私も自然水を飲んでいる一人ですが、その研究者が言うには水道の水とたいし
て変わらないそうです。水道の水が良くなって変わりないのなら喜ぶべきことですが、す
べての地下水が汚染されている以上、どこから持ってきた地下水でも同じだと言うのです。
水が汚染されると、食物が変わってきます。その水を吸って育つのだから当然ですが、
それを食べなければならない私たちは恐ろしい。今のトマトは二十～三十年前の露地もの
トマトと比べ、ビタミソＣの含有量が七分の一しかないそうです。キュウリだってカボチ
ャもそう。
米もまた昔の米と違ってきているとすれば、もうどうしようもないですよ。
水や食物の変化が、病気を増やしている一因です。
私は食物がいかに大切か、身をもって知っています。十代で結核を患ったとき、二十五
歳まで生きられないと医者に言われました。当時はストマイもパスもなく、静養して自然
治癒力で治すしかなかったのです。私はいろいろ考えた結果、生きぬくには栄養しかない
と、栄養学を研究しました。その知識と信仰のおかげでここまで生きてこられたのです。
それが、今は水の汚染で食物が大きく変化してきた。栄養をとりたくてもとれないよう
な食物になってきた。体は蝕まれ、長生きできなくなります。そういう因縁を持つ人が多
くなり、霊障もさらにひどくなるに違いありません。
汚染、公害で私たちはそれこそ″寿命が縮む″ほど痛めつけられているわげですが、残
念ながら行政はアテにできないですね。厚生省の薬品公害を例にとれば、みんながさんざ
ん騒いで、誰が考えても害があるということになって、やっと条例が作られたりしていま
す。役所は率先して何かをやるのではなく、ひとりでに結論が出るまで動かないですね。
国民の自然治癒力にまかせると言えば聞こえはいいですが、ではその聞に犠牲になった人
はどうするのですか。
だから、私たちは知恵を働かせて、犠牲者にならないよう自己防衛すべきなのです。
では、水や空気、食物の汚染からどう自己防衛するかとなると、やっぱり栄養学しがな
いですね。食物で丈夫な体を作っていくしかないわけです。例えば、脳の老化を防ぐには
レシチソ、中でも大豆に含まれるレシチンがいいのです。私は毎日レシチンを飲んでいま
。、’…ｔＥ．。、’、ｔ、ト、一よい一荘ヨ必ず食べるといいでしょう。
すが、栄養食品に頼るのが嫌だという人は、大豆を毎日必ず食べるといい
きます。他にもビタミソＥとかカロチンのＡ類、Ｂ類などもたくさんとっていれば、若々
レシチンは老化を防ぐだけでなく、精神も活性化させます。だから、うっ病などにも効
く活動できるのです。
