昨日は肖像画の制作環境を少しでも良くしようと、苦肉の策でしたがカラーボックス棚のちょっとデザインの気の効いたものを探して、届けて頂きました。その後は半日仕事になりましが、ノコギリまで登場するに至り、画材の整理整頓に努めました。これで描きやすくなった!?のかわかりません。チープな雰囲気は御愛嬌ということで・・・。珍しく今年に入り一日中筆をとることなく、久々の気分転換になりました。
今日から11月になりました。朝一番で肖像画のご依頼の電話を頂きました。お写真を送って頂くことに。大変有難うございます。その後は先月ご依頼を頂いていた医療関係の代表の先生のお写真が用意できているとのことで、さっそく文京区本郷の事務所まで出向き、ご本人から資料をお預かりさせて頂きました。充分な制作期間を頂いておりますが、できれば正月早々にお披露目できるように年内に納品できるようにしたいと思っています。その為か早速にキャンバスを張って頂く為に、いつもお願いをしている藍美術さんへ。細密画仕様はいつも特別に張って頂いています。大きなサイズのものに至っても不思議なくらい全くゆるみがでません。ついついお願することに。
油絵による肖像画の場合、作者主体の人物画と違い正確な体型やお顔の位置出しをする為にキャンバス表面の滑らかさが求められます。描かれる方の表情や造形をしっかり描写する為、誤差が極力出ないように、下地造り後の下描きがとても重要になります。目の位置が一ミリ違っても、ご本人あるいは親族にとっては別人になってしまったりするのです。人物画のようにおおらかにダイナミックに筆を走らせる場面が当然少なくなります。何層にも薄く塗り重ねる油絵肖像画、仕上がった画面の風合い(表面)は油絵にもかかわらず日本画に近いかもしれませんね。ありがちな油絵人物画のような油絵具独特の起伏ゴツゴツ感はありません。制約に閉じ込められている中での描写が求められる我慢と根気の職人世界です。依頼者は”お客様”というはっきりしたものがあります。人物画との違いをご理解頂ければ、肖像画の制作も楽しいかもしれませんよ。
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