あなたの想いを描く吉田肖像美術”四方山話”

肖像画家のたわごと・日常便り

伊豆伊東にて四日目。

2012年07月13日 | 肖像画

像画のお問い合わせは フリーコール  0120-94555

肖像画家の登竜門”全日肖展”にて「内閣総理大臣賞」受賞!

詳細はクリック吉田肖像美術

つかの間の晴れ間に洗濯物を(嫁が)干しております。庭の雑草の伐採に(嫁が)励んでおります。私はお風呂に入り、涼んだ後おもむろに絵筆を動かすことに・・・。GONTANはといえば、バードウォッチングに余念がありません。三者?三様に持ち場の仕事を、今日はどのような展開になることでしょうか。

 

伊豆に来たらお約束の鉄板池田”。高級ステーキ店ということもあり、デイナータイム(二人でコースでは5,6万円は下りません。)ではなく、ランチタイムの時間帯に伺っています。有名店ということもあり、昼間からセレぶなお客様で大盛況。さりげなく親子で来て、あわびのステーキにフォアグラのステーキといった高級食材をいとも簡単にオーダーするお客もいらっしゃいます。おそらくお一人2、3万円のコースを昼間から、これには貧乏人としては大いに刺激を受けますね。この人達はどういったことで富を築いたか、先祖代々受け継がれたものなのか、大いに詮索。片や、お隣の席では親子にお孫さんずれ、どう見てもお子さんはハーフの双子さん。叔母さまがところどころ英語でお孫さんに話しかけていました。せこい話になりますが、実はこれが高級店での大きな副産物。明日へのモチベーションに繋がります。われわれは二人でせいぜいその半分の料金で済ませます。それにしても美味しいお肉に、〆はガーリックライス。途中からチキンスープでお茶漬け風に。美味しい赤ワインはついついお替りをしてしまいます。来る度にプチ贅沢感をいつも味あわせて頂いております。

絵で食べていくのは難しいと多くの方が述べています。果たしてそうでしょうか、このフレーズはどうも逃げ口上のように、綺麗ごとのように聞こえてならないのです。このお店にしても最初からうまく言ったとは思えません。一度経営者が変わったとも聞いています。美味しい食材を使い美味しい料理を提供するのは当たり前。その上お客様を上機嫌にするおもてなしの心使い。これが商売といったことで、高級ステーキではなく、身近なラーメン屋さんでも同じことが言えます。繁盛店を目指し麺の吟味から始まり、ちじれ麺にするか、太麺にするか。更に麵にからむ肝心のスープを研究。ダブルスープというのも今や常識。美味しいラーメン作りに一生懸命になります。何度も何度も試行錯誤。ここの段階がデッサンに一生懸命取り組む段階でしょうか。さらに絵を一生懸命描きます。ただし絵が旨くなりましたというのは自己評価です。美味しい納得のいくラーメンができましたの段階です。メデタシメデタシとなるのですが、さあてお店のことはどうなんでしょうか、お客様が気持ちよくラーメンをすする環境を用意しなくてはいけません。美味しいラーメン作りの段階で多くの絵描きさんはストップしているのではないでしょうか。食べてもらって何ぼの世界に飛び込めていないのではないのでしょうか。それで絵で食べていくのは難しいとは情けないとついつい思ってしまいます。肖像画家といえどももともと食べていける職業ではありません。食べて行けるように努力しているだけで、明日の不安を解消することに躍起になっているだけなのです。一般企業も、大手企業さえ今では会社の寿命は30年といわれている昨今です。絵を描くことは特別なことでもありません。み~んな小さいころからクレヨンや鉛筆で創造的な作業をしていたはずです。美味しいラーメンを完成させても食べて頂くお客様がいなくては、まったく子供のころの勝手気ままな落書きで終わってしまいます。(まことしやかに絵では食べていくのが難しいと、周囲に甘えている方のブログ記事を多く目にします。)私と同じ、なかな芽が出ない絵描きとおっしゃる皆さん頑張りましょう!失敗して学ぶことが多いのですから、一度や二度のチャレンジでうまくいかなかったからと諦めないことです。チャレンジすることで何かが見えてくるはずです。こんなことを言ってくれる先輩がもっと若い頃にいてほしかったと私自身思います。人生は光陰矢のごとし、あっという間の人生ではとつくづく思える今日この頃です。

 

鉄板池田の外観です。

像画のお問い合わせは フリーコール  0120-94555

日本最大の肖像画家の祭典”全日肖展”にて「内閣総理大臣賞」受賞!

詳細はクリック吉田肖像美術

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする