あなたの想いを描く吉田肖像美術”四方山話”

肖像画家のたわごと・日常便り

肖像画は表情の表現が最も大切・・・の巻

2014年08月04日 | 肖像画

 

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国会参議院肖像画掲額作家よしだあきみつのブログへようこそ! 

何気ない日常をつづっております

昨日のブログ、閲覧URLで下記の記事が多かったようで、もう一度太字で再掲載。

”TV「迷宮美術館」のお話その2 2010・3・16”のブログから、

4年前は身の程知らず、こんな偉そうな事を書いていたようです。

  

写真一番上は一生懸命に描かれた模写作品です。下がルーベンスの作品。同じ肖像画を描くのでもいろいろな追及の仕方があるのかもしれません。技巧的には大変素晴らしいと思います。今回は肌の白さの秘密(制作手法)を追っています。

ルーベンスの模写テーマから離れますがついつい仕事柄日常の肖像画の制作視点で見てしまいます。下の写真がお客様からお預かりした写真とすると、肖像画の仕事ではこの写真を元に肖像画を制作するわけです。そうなると気になるのですが実物の絵より5歳くらい老けて見えることです。ここは実際の肖像画の仕事では大事な外せないポイント、女性であれば分かっていただけるでしょう。(描くことより批評することは百倍容易いとは言えますのでゴメンナサイ。)このような観方は肖像画を依頼する方の一般的な視線かもしれません。細部の個所は人相的な見方(やはり目の部分でしょうか)です。似ているけど微妙にちょっと違うという雰囲気。肖像画ご依頼の背景には凄い想いがあり、依頼される方の観察眼には一目置きます。目の位置が1ミリずれても似なくなるという事はよくあること。もちろん100%完璧はあり得ませんが、(完璧であればルーベンス本人になってしまいます)模写というのは単に技巧的なことではないと言いたかったのかもしれません。肖像画家の視点で好き勝手なことを言ってしまいました。釈迦に説法ですみません。肌の白さは見事で素晴らしいですね。

ルーベンスといえば最近弟子の作品と思われていた「ベツレヘムの幼児の虐殺」が真作と分かりサザビーズで90億円の値がついたとか。

                       

                     

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米寿のお祝いの油彩細密仕様肖像画

肖像画を描く際、お写真をそのまま忠実に写し取るわけではありません。”男性は凛々しく、女性はより若く美しく”

お写真はパーツや骨格的なデータとして最重要なものです。ましてやお会いしたことがない人をお描きするわけですから。

実際の多くは普段着のノーメイクであったり、髪の毛も手入れが行き届いていなかったりと大変なことになっています。

ここで肖像画では思いやりをもって美容院に行った後のように、理髪店に行った後のお顔の状態にして差し上げます。

誰しもご自分の両親や身内に対しては、綺麗なままのイメージで表現して欲しいものですよね。

そして、間違いなくその状態を期待しております。目の一ミリ二ミリの事で、兄弟同士意見がかみ合わずに、

険悪な状態になる場合も実際にあります。それくらい物議をかもす大変な事だったりも、それらをいかにまとめるか・・・。

末永く残るものですし、安い買い物ではなのですから、当然と言えば当然でしょうか。肖像画家ってそういう仕事なのです。

 

現在”現代肖像絵画会”副代表を務めておりましたが、諸事情によりこのたび退会届を出すことになりました。

遅きに失した感はあります、この件に関する経緯詳細は今回控えますが・・・

この件に関して、全日本肖像美術協会会長からお電話を頂いたり、会計部長、編集部長よりFAXを頂きました。

役員の皆様には心配の種だったご様子。思いの他、ご迷惑を掛けていた部分もあったかと反省をしております。

全日本肖像美術協会が母体であると再認識、これより全日肖の発展の為、微力ながら尽力していきたいと思います。

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