参院安保特別委員会で質問に立つ大塚耕平議員から、この語が用いられて、ニュース映像で映ったのだが、ミスリードなやり取りだと思っていたから、むしろ、この語だけが独り歩きするような質問のなかみであったような気がして、何だろうかと考えて、こうして間違った方向へと進んでしまうのかと、メディアの扱いがそらおそろしい。首相は追及を受ける野党の議員に中国の国名を何度も言わざるを得なくなってしまったかのようで、民主党のがわから、これから日中首脳会談をしようとする人の外交上に不利な発言であるとか何とか記者会見して指摘するようなことになっていて、これもまた後ろから鉄砲で打つようなことだと感じてしまった。政府はだんだんと追い込まれていくようである。どちらにせよ、 . . . 本文を読む
和平する、と言うことはできる。和平交渉となる。しかし、平和交渉ともなる、その平和については、平和する、とは言えない。なぜか。和平の道をさぐる、和平を申し入れる、和平が続く、この言い方には、平和でない状態から、和平を進めて、平和にするという意味内容になる。世界平和がなる、世界和平がなる、これは平和の情況とと、平和ではない状況がそうなったことを意味することになる。平和、peace の中国語が、和平であると説明があり、その元号、地名を列挙する。中国語では、和平であって、日本語では平和になる。和平构想、和平教育、和平条约など、平和を愛する 爱好和平、和平交渉をする 举行和谈 - 白水社 中国語辞典など。日本語で平和条約であるのは中国語で泰平条約となり、中国語で平和条約はない。 . . . 本文を読む
文章は、ぶんしょう もんじょう、もんざう と読む。ぶんしょう は、いまもそう読む。もんじょう は、もんじょういん、文章院が平安時代に設けられた。承和元年、834年ごろ、菅原清公の建議により、文章道を学ぶ施設で、大学別曹のうち、東西両曹があり、東曹は大江家、西曹は菅原家が管轄した、と説明がある。もんじょうしょう、文章生と呼び、文章道を専攻した学生が、大学寮で学んでいた。もんぞうしょう、もんじょうのしょう、である。もんじょうどう、文章道は、律令制における大学寮の一科、中国の詩文および歴史を学ぶ学科、紀伝道に対する。 . . . 本文を読む