イランでのトランプカードは、外交にきわめて、きわどい。戦争になる模様を見せて、双方で、攻撃をする、そのどちらも報復という語を使って、あわや、準備が整えば出撃という寸前だろう。イランの核開発に圧力をかけて少しばかりの均衡を非核化という名目で保っていたものの、一方、北朝鮮の核実験、ミサイルに影響する外交カードであった、が、それをテロリストの糾弾という形の実行になると、北へはそれを思いとどまるようでもあったが、年明けても進展がない危うさだから、一方でイランへの強硬策は憎悪に拍車をかけている。日本人の心情には戦争、戦闘という実態がほとんどわからない、その記憶になくなった世代による不安だけで、外交の利害にも頓着がない、そういう、メディアなどの高みの見物で、この状況をどうとらえればいいのか、おそがい、年明けである。 . . . 本文を読む