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白鳥蘆花に入る

2016-12-26 | まさごと
古い記憶を取り出して、下村湖人の次郎物語にあった言葉である。白鳥が芦をざわめかせる、その芦の花の色に鳥の姿は見えないというものだった。陰徳淑徳の語のように記憶して、青春のスタートになった。この語は作者による造語だとされる。白鳥が白馬だとか、禅語であるとの解説がある。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1074737775
nid_knmaw_kaaa2iさん 2011/11/411:12:28
>『碧巌録』第十三則   擧僧問巴陵。如何是提婆宗。(白馬入蘆花。道什麼。點。)巴陵云。銀碗裏盛雪。(塞斷爾咽喉。七花八裂。)
【白馬入蘆花】『禅語字彙』には「共に白き故に、見分け難しの意にいふ」とあります。



下村湖人 次郎物語 第一部 - 青空文庫
www.aozora.gr.jp/cards/001097/files/42692_21002.html
三四ヵ月もたつと、彼女の愛情は、もうすっかり恭一から次郎の方へ移ってしまっていたのである。 お民は、次郎が次男坊なためか、或いはお浜が言ったように、実際猿みたいな顔をしていたためなのか、恭一を預けていた頃にくらべて何かにつけ冷淡だった。

大辞林 第三版の解説
じろうものがたり【次郎物語】
長編小説。下村湖人作。1941年(昭和16)~54年刊。主人公の幼児期から青年期にかけての成長を、理想主義的筆致で描く自伝的教養小説。


デジタル大辞泉の解説
じろうものがたり〔ジラウものがたり〕【次郎物語】
下村湖人の自伝的長編小説。5部作。幼少期に里子に出された少年、次郎の成長を描く。第1部は大日本青年団の機関紙「青年」に昭和11年(1936)より連載。単行本は昭和16年(1941)刊行。以後、第2部から第5部までが順次刊行された。第6部以降についても構想があったが、著者の死により未完に終わる。映像化作品も多い。


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