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日本語文法文章論 ハープ研究

2014-10-29 | 日本語文法文章論
現代日本語文法文章論 題材は、タイトルが、ハープ研究 引きも切らず とある。副題に、南米や欧州で収集35年、長野県飯山市に博物館開設  とある。エッセイである。日本経済新聞の文化面、20141027付けである。執筆者は、 坂田一彦氏である。なお、有料会員サイトであり、著作の全文をこのように言語分析に資料としているので、そのことをお断りするとともに、ここにお礼を申したい。

冒頭の文は、次である。

> きらびやかな音色を奏でるハープ。

末尾の文は、次である。

>今後も世界のハープを知ってもらう活動を続けるとともに、さらに研究を深めていきたい。

書き出しの文段は、次のようである。

> きらびやかな音色を奏でるハープ。起源はおよそ5千年前にさかのぼるとされる。世界各地にはさまざまな種類が伝わっていて、欧州で発達した重厚で弦の多いハープだけでなく、小型でシンプルなものもある。私は約35年前に南米で「アルパ」というハープに出合って、音色に魅了された。それ以来、世界中でハープを収集し、変遷の研究を重ねてきた。


末尾の文段は、次のようである。

> これまでの研究成果をまとめて、このほど「ハープの歴史と伝播(でんぱ)」(東京図書出版)を出版した。ひとまず研究の一区切りではあるが、ハープの世界は広い。中東、アフリカなど詳しく調査できていない地域も多く、エレキハープのような新たな楽器も登場して進化は続いている。今後も世界のハープを知ってもらう活動を続けるとともに、さらに研究を深めていきたい。

段落は、見出しのもと、次のようである。

> もともとは弓矢から
 ハープは狩猟に用いられていた弓矢をもとに作られたとされる。弓を射たときに鳴る音は、弦の張りの強さによって異なる。弓の弦は1本だが、それを増やして楽器にしたものがハープであるといえる。生活のなかから生まれた楽器なのだ。

> 空港で差し押さえに
 日本には奈良時代、シルクロードから中国を経て入ってきたとされ、正倉院に箜篌(くご)という、直角三角形のような形をしたものが残っている。ただ、絵や巻物にはあまり登場しておらず、国内で演奏される機会は少なかったようだ。箜篌と似たものは東南アジア各地にあり、小説「ビルマの竪琴」に登場するものもその一種だ。

> 赴任先で調査
 スペインや英国、フランスなどにも赴任し、休日や出張の空き時間に調べて回った。やはり国や地域によって異なったハープがあり、のめり込んでいった。欧州で発達した最もポピュラーなハープは弦の数が多く、ペダルで音律が変えられる。優雅な音色が特徴だ。英国では少し小ぶりなアイリッシュ・ハープがよく演奏されている。



春秋
2014/10/29付
日本経済新聞 

 きょう10月29日はソニーの歴史に残る日のひとつだ。カセット式のカラーVTRの開発を発表したのが1969年のこの日だった。テープを手でかけなければならないオープンリール式を週刊誌の半分ほどのカセットに変え、家庭にVTRが広がるきっかけをつくった。

 開発を指揮した木原信敏氏(後に専務)は、どうすればカセット式ができるか筋道を立てて取り組んだ。テープをカセットに収めるには、その量を減らさなくてはならない。それにはテープに、できるだけたくさんの映像情報を書き込む必要がある。高密度の記録ができる材料とは――。的を絞り、技術陣をひとつにした。

 木原氏のリーダーシップから学べるものは多い。人材の力を最大限に引き出すため、何をなすべきかを明確にし、そこに集中させる。理詰めでたどり着いたターゲットにはみんなが納得できるから、仕事のスピードも上がる。創業期からソニーの技術開発を担った木原氏を支えたのはリーダーとしての資質でもあったろう。

 いまのソニーに必要なのも、どうやって企業を成長させるか、ビジョンをはっきりさせることだ。不振事業の止血に追われるだけでは社員の士気も上がらない。創業者の井深大氏は新製品が生まれてもすぐに、「次はもっといいんじゃないの」と、新たな目標に向かって進めとハッパをかけた。勢いを取り戻す日は来るか。


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