つれづれなるままに

初めて書くブログ、つれづれなるままに日記を書いてみます

夜のドライブ

2008-11-18 00:41:49 | Weblog
西園寺 明(アキラ)は、明日のプレゼンの資料をまとめ、青山のオフィスから彼女を迎えにいった。
今日のデートは、浦安のホテルまでのドライブだ。

バブル期に開発された国産車のスポーツセダンではあるが、2500cc6気筒ツインカム24バルブにターボチャージャーが搭載されているので、NA(ノーマルアスピレーション)の3500ccの動力性能とほぼ同じなので、深夜の首都高速を快走するには問題がない。
さらに、四輪操舵(ハイキャス)により、コーナリングも安定し、とっさのブレーキもフロントはアルミ対向4ポットキャリパーベンチレーテッドディスク・リアもアルミ対向2ポットキャリパーベンチレーテッドディスクなので安心して、制限速度超えられる。

高樹町から首都高にはいり、六本木ヒルズ・東京タワーをみながら快調に飛ばす。
羽田線のベイブリッジとの分岐を避けて、湾岸線のレインボーブリッジへ進めていく。
明(アキラ)は、めったにカーオーディオの電源を入れることなく、左後部座席から奏でる100パイのエキゾーストノートを楽しむのだが、今日は永遠の指定席に乗せた彼女の好きなナンバー聴くことにする。

お台場のフジテレビを過ぎると、湾岸線が一直線に続いていく。
有明コロシアム・東京ビッグサイト・夢の島体育館・陸上競技場・葛西臨海公園の観覧車が過ぎるともう目的地に近い。

明(アキラ)は、もうすぐホテルに到着するよと告げて、彼女のセミロングの髪をかきあげるしぐさと、甘くせつない曲にしびれて酔いしれた。

シンデレラ城のシルエットを見えるころ、ホテルの駐車場に停めた。
後部座席に隠しておいてあるワインをあけ、グラスに注ぎ、彼女に手渡した。
「今日、君と一緒にいられることに乾杯」
とワイングラスを口につけ、予約した部屋に向かったのだった。



ああ、西園寺明の妄想は膨らんでいく・・・・
コメント
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