去る1月末日より、今日で禁煙67日目である。自力では煙草が止められず、情けないかな禁煙外来の門を叩く。
その間、毎日朝と晩の食後に苦い薬を飲み続けた。投薬後は体調により、戻すような症状で気分が悪くなる日々であった。
それでも煙草の方はきっぱり縁が切れず、未だもって喫煙時の夢を見る。
殊に宴席や各食後は、一服欲しくてならない。しかし、ここで一服吸うと、またあの緑煙に取りつかれてしまう。
そうなると今までの苦労が水泡に喫してしまう。
そんな時「この紋どころが目に入らぬか」と手帳を見て自分を諌めるのである。
(禁煙手帳) 馬鹿な男の浪花節である。