スズキのSCX-48。スズキ楽器から出てるクロマチック・ハーモニカです。
結論:素晴らしい!!息漏れが少ない。スライドがスムーズ。大きな音が出る。ベンドがしやすい。安い。etc.ボディはプラスチック。リードプレートは厚め。ジグザク配列(1番の穴の上段が開いてるときは、2番の穴の下段が開いている、わかりにくいかな?ホーナーの4オクターブと同じ)リードは焼き付け(リベットじゃない。自分で交換出来ないが、安定している)
この製品は前からあったが、マウスピースを改良したものが現在流通しているはずだ。(一部の店で昔のタイプのマウスピースを付けたものが売っているのを見かけたので買うとき注意が必要)昔のマウスピースは、プラスチックも使われており、壊れやすかったとか(あくまでも噂、私は確認してません)。だから、買うときは、新しいマウスピースを付けたものを買いましょう。お店によっては、よくわかってないところがあるので、注意。私は、
コアさんから購入。しかも格安で。セールだったのかな?コアさん、ありがとう!
ある時、銀座の山野楽器で、ハーモニカのイベントをやっていた。その中にスズキのブースがあり、自由に試し吹きが出来た。新しいマウスピースのことを聞いたら、「どこで聞いたんですか? 」と逆に聞き返された。ネットで話題になっており、グレゴワール・マレが試奏中だという話まで持ち出したら、いろいろと丁寧に教えていただいた。その当時は、まだ新しいマウスピースのものではなかったが、ブースには、プロトタイプがあったので、吹かせてもらった。思ったよりいい音がするので、市場に出回るようになったら、買おうと思い、だいぶ待ってから、購入した。
スズキの担当者いわく、昔のタイプを持っている場合は、有料になるけど、新しいマウスピースに交換してくれるそうです。

また、徹底して息漏れを少なくしたとおっしゃってた。
あまりにも気に入ってしまったので、Oさんにすすめたら、とても気に入ってくれて、次に会ったときは、5本も購入されていた。現在Oさんは、今まで愛用してきた数十本のハードバッパーの処分に困っているそうだ。Oさんは、主にクラシックを演奏されるが、クラシックでもいい感じに鳴ってくれる楽器である。
ここまで、良い点しか書いてないが、もしかしたら、人によってはスズキの音色は嫌いかもしれない。私は、好きですが。ハーモニカ仲間の前で吹いてみたら、「意外と太い音するね」と言われた。
いずれにしても、ホーナーにライバル出現といったところだろうか。今のところ、プロで愛用している人は、
グレゴワール・マレぐらいだろうが、今後、プロ、アマ問わず愛用者が増えると思います。SCX-48以外にもSCX-56、SCX-64があり、3.5オクターブや4オクターブのクロマチックも期待できるかもしない。
<追記>
「
SCX-48の変遷」について書きました。SCXの新しい情報についても書いています。あわせてお読みください。(2013年7月31日)