Gorbyharp

ハーモニカのページ。

ウィリアム・ギャリソン・セミナー体験記

2013-12-31 | 日記
書きかけの記事が何本かあって、これだけは、完成させないと年越せないと思ったのが、ウィリアム・ギャリソンさんのハーモニカ・セミナーについて。どのくらい伝わるかわかりませんが、読んでみて下さい


ウィリアム・ギャリソンさんのセミナーに行って来ました!25人ぐらい集まったでしょうか?ピアノは、何と西山瞳さんでした!そして、通訳は、Kumiさん。

ギャリソンさん、トゥーツ・シールマンスとの出会いを語りながら、「ブルーゼット」と「酒とバラの日々」を演奏してくれました。ハーモニカ始めて1年目の18歳の時にトゥーツに会って、大御所とのレコーディングに連れてってもらったみたいですよ。凄いよね~

さて、セミナーは、質問にギャリソンさんが答えるかたち。はじめの質問は、吹く時にタングブロックなのか、パッカーなのか?というもの。答えは、両方。同じ曲の中でも両方を上手く混ぜて使ってるみたい。(ちなみにトゥーツは、パッカー、スティービー・ワンダーは、ほとんどパッカーで、ギャリソンさんの先生のチャーリー・レイトンさんは、タングブロック)一長一短あるので、自分にあったやり方を見つけて下さいとのことでした。タングブロックだと音が丸くなるそうです。ギャリソンさんは、高音部で大きな音が欲しいときは、タングブロックを使うそうです。

さらに「タング・スイッチング」という技も使うそうで。これには、驚いた。通常のタングブロックは、舌を左側に置いて、右側から息を出しますが、タング・スイッチングでは、息を右だけでなく、左側からも出します。これによって音の跳躍がスムーズになります。以前、このブログで「スイッチング・コーナー」の映像を紹介しましたが、呼び名が違うだけで同じことだと思います。ライブを観た感想で、「ハーモニカを噛んでる」と感じたのは、タング・スイッチングをやってたからなんだね?きっと。タング・スイッチングの練習としてバッハの曲(チェロ・コンチェルト?プレリュード)などをすすめてましたよ。

ハーモニカは、他の楽器に比べて、音の幅に限界があるのでオクターブ奏法などで変化をつけるようにしてるそうです。

パッカーの時、楽なのがスロートヴィブラート。水をガブガブ飲む時に喉が動くように自然に。吹くときの方が難しい。喉のリラックスが大事。喉を開けるように。マウスヴィブラートは、「ややややや~」と発音する感じでやるといい。口の中の大きさを変えるイメージで。いずれのヴィブラートもスローで美しいメロディを練習してくださいとのことでした。

ヴィブラートをかける時に、リードのあげみが低いと音が詰まってしまうので、ハーモニカを新しく買ったら、必ずあげみを開き気味にするそうです(あくまでもギャリソンさんの好みですが…)

17歳のとき、スティービー・ワンダーの「アルフィー」を聴いて衝撃を受けたそうです。アルフィーが収録されてるEivets Rednowはオススメとのこと。アルフィーの中で出て来るテクニックで、ピチカート・タンギングがありますが、これは、みんながみんな出来るものでは、ありません。「タックタック」と大きく口を鳴らす感じ。吸い音のみ有効で曲のエンディングに使うと効果的だそうです。

ジャズをやりたいなら、ジャズの基本を学ぶべき。一人でやるならずっとC調の曲だけでもいいけど、自分のバンドを持たず、ヴォーカルの人などと演奏したりするなら、とりあえず、C, F, G, B♭, E♭などのキーに慣れておくといいそうです。あとはA♭ぐらいか?「黒いオルフェ」を吹くと12穴のハーモニカだと音が足らなくなる。そんな時は、キーを変えないと吹けない。14穴、16穴のハーモニカを持ってれば良いけど…。ただギャリソンさんは、16穴の下の方の音はあまり好きじゃないみたい。Not singing soundと表現してました。音楽的にどうなの?って感じかな。

約2時間のセミナーもあっという間に終了。さらに質問がある人は、飲み会の会場でということになりました

飲み会の会場では、私は「クラスのマドンナを遠くから眺めるシャイな少年」状態でしたが、光栄さんから、「もっとウィリアムとしゃべりなよ~」と言われ思い切ってした質問が、「バルブを外してるって聞いたんですが…」というマニアックなもの。以前、キム・フィールドので読んだことがあったんです。聞いてみるもんですね~。実際は、バルブを外してるわけではなく、先端を少しハサミで切り取ってるそうです。7番穴のAとB♭のバルブだけ。リードスロットが見えるか見えないかの長さのようです。やりすぎると音量が減ってしまって音がスカスカになってしまうらしい。これによってベンドのような独特な音が出せるんです。その場で吹いてくれました。「ブレンダン・パワーは、全部のバルブでやってるよ」との貴重な情報も。

その他、4番のCは使わない話など。貴重すぎる。「別の音に変えたい」みたいな話も。もしかして、Bebopチューニングのことかな?あまり詳しく聞かなかった。聞いておくべきでした。

また、4月に来日するらしいですよ。今度は、プロモーションで。今回逃した方は、是非、次回をお楽しみに!


いくらか、参考になったでしょうか?これで、新年を迎えられますね。
では、みなさん、良いお年を


Silent night - Tollak Ollestad

2013-12-23 | いろいろ
Silent night


今年は、クリスマス音源が充実してます。ヴォーカル、ピアノ、ハーモニカ、すべてTollak Ollestad。Tollakは、ホーナーのCX-12 Jazzなどを愛用。ホーナー派の人です。ボックス・セットも出していて、非常に気になります。付属のハーモニカは、Tollakモデルみたいですよ。ただ単にTollakのサインが印刷されてるだけかも?

コメントは優しめ

2013-12-16 | 日記
Tokyo 10Holes Harmonica Society主催の第9回BLUES HARP MEETING LIVEに参加してきました
バックアップメンバーは、牧野元昭さん(g)、江口弘史さん(b)、石田一郎さん(dr)でした。

場所は、Blue Heat(ブルーヒート)

一応、リハーサルがあるというので、早めに行くと23名もの人が集まって来た。でも1曲まるまるリハをやったのは、タンゴの「エル・チョクロ」を選曲した方だけ。私は、「ガール・トーク」をやったんですが、リハは、テーマを吹いただけ。あとの人は、リハなしです。心配な人は、譜面渡して少し説明してましたが…。基本は、「セッション」なので、その場で打ち合わせが主流のようです。

光栄教室のリハあり発表会ライブに慣れてるとこういった本番一発「セッション」スタイルというものは、緊張します。そういえば、一番最初の光栄教室発表会は、西村ヒロさんの教室と合同発表会で、リハなしだったなぁ~。懐かしい~。どちらかというとリハなしの方が、緊張感があって好きだなぁ~

私は、今回、光栄さんの「すぐ吹けるブルースハープ」の中から、「ガール・トーク」を選びました。CDカラオケで練習してたときは、吹けてたんですけどね~バンドとやるとやはり勝手が違う。一人練習の限界を感じました。場数をふまないと。でも一応、自分のソロを吹けたので満足自分のソロは、「あら探しをしない」方がいいみたいなので、あら探しは、今後やめます。

西村ヒロさんから、コメントをいただけるんだけど、「松田幸一さんに習ってました?」と聞かれました。どこか松田さんの影響を受けてるのかなぁ~?他の人へのコメントだったけど、シャッフルと8ビートの違いが勉強になりました。

第二部は、光栄さんとヒロさんの演奏。「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」や「カンタロープ・アイランド」などジャズ系の曲が目立った。

終了後、ベースの江口さんから、「コード違ってたよ」と言われた。教本の譜面は疑ってかかるべき?
確かにiReal BookなどのiPhoneアプリなどで調べるとだいぶ違う。「せっかくだから、歌うといいのに」などのアドヴァイスも。次回は、歌にも挑戦?

次回は、4月20日に開催ということです。また参加したいですね~




メロディはしっかりと

2013-12-03 | 日記
田中光栄教室の発表会ライブがありました
発表会ライブに出るには、いろいろと思い切りが必要なんですよね~
でも、演奏出来る機会を与えていただけるのは、大変ありがたいことです

今回は、割と早くから練習してて、「メロディは、大丈夫ですよ」みたいなノリだったんですが…
リハーサルで、バンドと合わせた時に覚えたメロディが違うことに気がついた本番二日前です。
光栄さんに採譜していただいたコード譜を見ながら、「こことここは、コードが同じだから、同じメロディかなぁ~」とあたりをつけて。

曲は、リー・オスカーのStephanie's Lullaby。音源を聴き直すもどれが正解なのかわからなくなってきた。こういう時は、焦っちゃいけない

さて、言い訳はこれくらいにして、本番はというと…。一応、曲として成立したので、良かった。リハは、ヒドすぎたからねステファニーが目を覚ましそうなミストーンは、多々ありましたが…。(曲名を日本語にすると「ステファニーの子守歌」)一応、形になったので、一安心ソロも自分のソロが出来たので満足。でも録音聴くと恥ずかしい~。(ソロは、リハの二回目の演奏の方が良かった)こんなソロでも沢村さんが、反応してピアノソロにつなげてくれるのが嬉しい。録音を聴き直すとリハと本番、それぞれのソロにあったようなピアノソロを展開してるのは、流石だなぁ~と感心。申し訳ないので「もっとしっかりとしたソロやらないとなぁ~」と

今回もリード削って、チューニング変えました。B♭のプロ・マスターをナチュラル・マイナー(Fm)にしました。聴いてる分には、気がつかないかもしれないけど、マニア2人には、バレてましたハモキチからは、「リー・オスカーを使えばいいのに」と言われ「それもそうだな~」と。ハモキチにお許しを得たので、次回からは、リー・オスカーで

ライブ自体は、多彩な選曲で楽しめました。その中でも光栄さんがほめていた吉田さん。「演奏に気持ちが入ってる」と。まさにそんな演奏でした。見習わないとなぁ~。見習おうと思ってもなかなか出来ないけど…。

発表会ライブ、聴きに来てくれた皆さん、ありがとうございました。懲りずにまた、次回もよろしくお願いします






南さん一日店長

2013-12-02 | 日記
南里沙さんが、谷口楽器さんで「一日店長」をつとめるというので、行って来ました

やっぱり、店長らしい格好してましたよ。こんな感じ

せっかくなので、何か買おうかと思って、ハーモニカ除菌クリーナーを買って来ました

さらに持って行ったCDにサインをいただきました!サインの下に何か英語で書かれていたので、「私へのメッセージ?」と期待してしまいましたが…。よく見ると「Chromatic Harmonica」と

この日の売り上げはどうだったんだろう?だいぶ、クロマティックが売れたらしいですよ

トレモロハーモニカの扉

2013-12-02 | いろいろ
スズキ楽器さんから、「トレモロハーモニカの扉」というパッケージが発売されます。複音ハーモニカ+CD+楽譜&解説書のセット。なかなかカッコイイ、パッケージですねあえて「複音」と言わずに「トレモロ」ですね~

ハーモニカは、ハミングメイトSU-13MのC調が付いて来る。クロマティックやテンホールズをやってる人で、意外と複音にも興味がある人って多い。複音入門用として最適?

また、まったくハーモニカがはじめてという人にもいいかも。複音は、クロマティックなどに比べると取っ付きやすいからね。

12月3日発売。定価3,500円+税。Amazonでも扱ってますね。もちろん谷口楽器さんにもあるはず。

もしくは、全国の楽器店または書店で。
JAN:4939334148026
ISBN:978-4-88409-610-6