最近、思うことがある。
「みんな、CD出し過ぎ!」
いくらお金があっても足りません。
さて、CDといえば、
グレゴア・マレのアルバムに
衝撃を受けたのが1年前。こうやってハーモニカをネタにしたブログを書いてるのがバカらしくなってしまった記憶があります。でも、私が感じたほどハーモニカ界での評価は高くなく、ジャズ界でもそんなに売れなかったんじゃないかな?確かな数字はわからないけど、なんとなくカンで。
<テンホールズの可能性>
リー・オスカーの
セミナーに参加したのが、昨年の11月。長年抱いていた疑問が解消。リー・オスカー・システムって、ジャズなんかをやるよりは、レゲエとかワールド・ミュージックをやるのに適してるのでは?リー・オスカーは、ジャズ・スタンダードを吹き込んだCDとか出しているけど、イマイチ面白みに欠けるのは、そんな理由があるのかも。
Filip Jers(フィリップ・ヤース)の
来日ライブが昨年の12月。フィリップは、ハーモニカらしさの出る曲やジャンルを選択してるように感じました。もしかしたら、フィリップが吹くとどんなジャンルでもハーモニカにマッチしてしまうのかも。アレンジの上手さもあるかもしれない。あらためて、ハーモニカは、代用楽器では、いけないと認識。
そして、
SUB30に飽きてしまった頃。ふと思った。「テンホールズで、ジャズをやろうとしたことが、そもそも間違いだったのでは?」そして、冷静に考えて、世界でテンホールズでジャズやってる人いないよなぁ~と。「あれっ、
ハワード・リーヴィーがいるじゃん?」との反論がありそうですが、冷静に冷静に考えてみると、ハワードもあまりジャズの世界で活躍してるって感じじゃないような。
LiveというCDは、好きですが、むしろTrio Globoでの演奏のようなワールド音楽の中での演奏の方が合ってるような感じがします。それに最近、なんか音数多くない?
そんなタイミングで、ブルースに惹かれて行く。歴史的な流れもあるけど、テンホールズは、やっぱりブルースの中が一番しっくりする。あとは、アイリッシュとか民族音楽的なものかなぁ~。ジャズでもポピュラーな感じのもの。ブルースの延長線上にあるジャズといった捉え方の方が、自然な演奏ができるんじゃないかな?
<クロマチックについて>
ある方から、「4オクターブって、どうですか?」と聞かれて、思わず、「いらないんじゃないですか」と答えてしまった。ハーモニカは、代用楽器であってはいけないとの考えがあったからだ。どうしても一番下のオクターブって、サックスとか意識してませんか?それに下のオクターブって、そんなに綺麗な音じゃないですよね?オクターブ奏法とかで使うのならいいかも。「黒いオルフェ」なんか、1オクターブ上げちゃうと感じ違うからね~。そんな時は、4オクターブは、有り難いけど…。あいだ取って14穴がいいのかな。ハーモニカらしさを活かすなら、上の3つのオクターブがいいね。
そんな時に最近の光栄さんの演奏観たら、あれ?3オクターブ使ってるじゃん?しかもストレート配列だった。私自身は、クロス派だけど。クロスとストレートの中間的な配列って出来ないのかなぁ~?スズキさん、考えてみて!最近、スズキのクロマチックのスライド・レバーの穴が四角から、角が丸くなったのもストレートの吹き心地をクロスで実現?した試みでしょうか?
<今後のハーモニカ>
これから、ハーモニカは、どこへ向かうべきなのか?
「ハーモニカでそんなことできるんですか?すご~い」と言われて喜んでちゃいけません。その時点でもう下に見られてます。
ハーモニカ音楽をひろめようという発想自体が間違い!?
プロアマ問わず、それぞれが、好きな音楽を好きなようにやってれば、いい方向に向かうはず?かな?
少なくとも感動したいよね~。ハーモニカに感動。演奏に感動。プレーヤーに感動。
あまり長く書いてると自己矛盾を起こしそう。いろいろつっこまれたら、黙って書き直すかも。
とりあえず、考えがまとまらないので見切り発車。
まあ、そんなに深く考えなくてもいいかぁ~。