Gorbyharp

ハーモニカのページ。

シリウス誕生

2009-11-23 | ハーモニカ
11/21、スズキから、新製品「シリウス」が発売されました。それを記念して谷口楽器でイベントが行われました。

シリウスは、12穴、14穴、16穴の3種類。12穴と14穴がストレート配列、16穴がクロス配列です。詳しいことは、こちら田中光栄さんによると12穴は、トゥーツ、16穴は、スティービーみたいな音になるということで。聴くとそんな感じもします。まったく同じになるとは、言いませんが。あとは、演奏者の個性によって変わって来ると思います。

トゥーツ好きなら、12穴、スティービー好きなら、16穴っていう選び方もあるかもしれません。12穴で音が足らないと思う人は、14穴を選べばいいでしょう。ただ、私が吹いた感じ、ほんの少しですが、14穴の方が音が大きいというか広がる感じを受けました。これは少しボディが大きくなるためだと思います。でも、ほんのわずかな差なので、ほとんどわからないと思いますよ。

クラシックをやる方に薦めるなら、12穴と14穴ですね。両方ともストレート配列なので音のつながりがいいと思います。タング・ブロックで吹いてハンド・ビブラートなどもかけてみましたが、なかなかいい感じです。生音で吹いても十分な音量が得られると思います。ボディの中にウェート(重り)が入ってるので安っぽい音には、なってないですよ。もっと音量が欲しいって人には、Fabulous-48Sを薦めるけど。値段が高いですからね。シリウスあたりで様子を見るのがいいと思います。マウスピースは、丸穴じゃなく角穴にして欲しいとの意見もありましたが、今後も丸穴だろうなぁ~。ホーナーの270に慣れてる人は、はじめオクターブ奏法などがやりにくいかも。慣れると思いますが。

私は、クロス配列が好きだから、16穴と思ったけど、試奏用のハーモニカは、16穴より12穴の方がよく鳴ってくれたので迷ってしまいました。鳴らしやすさでは、SCX-64の方が良かったりして、頭が混乱。まあ、試奏会終わりまで粘って、やっとシリウス16穴の鳴らし方に慣れました。やはりシリウスの方がリッチな音がしますよ。でも、SCXのチープな感じも好きなんですけどね。選択肢が多すぎて、迷って結局買わないってパターンです。

将来的には、シリウス12穴をクラシック用に買うかも。それにシリウス12穴には、裏技的使用法があるんですよ。その方法を光栄さんがイベントで喋ってましたが。スズキの開発の井上さんもその使い方をしてるそうで。イベントに行った人だけの秘密です。井上さんから口止めされてるので、ブログでは書けませんが…ここまで書くと気になるでしょ?それにしても井上さんの演奏、上手かったですね。自らがプレーヤーだからこそ、いいハーモニカが生まれるんだろうな~。だから、開発がポップス系に偏っちゃうんだろうけど。

シリウスは、クラシック系の人にもアピール出来るハーモニカですが、特にジャンルを限定してるわけではありません。音色的にも個性が強すぎず、万人向けといえるでしょう。そういう意味で、新しいスタンダードと呼ぶにふさわしいハーモニカかな




ビッグキャッスル

2009-11-16 | 日記
ビックキャッスルというグループ名で、さいたま市民音楽祭に出てしまった。今回は、応募団体が多くて抽選だったんですが、何故かまた選ばれてしまいました!

フルートのTさんが、仕事が忙しくなったためグループからぬけました。よって、Oさんと私の二人きり。伴奏は、カラオケです。毎回思うのですが、何故かピアニストを雇わないケチケチなグループなのです。そのかわりOさんが必死になってカラオケを作っております。

私の演奏で、松田聖子のSweet Memories。Oさんと二人で、早春賦。客席から「上手い!」って声が聞こえた気がした。気のせいかもしれない。Oさんの演奏で、だったん人の踊り、美しきロスマリン、バディネリ。Oさん難しい曲に挑戦いたしました。何故か大汗をかいていたOさん。汗で譜面が見えなくなったと言っておりました。

アドヴァイザー、私。演奏は、Oさんの方が上手いんだけど、私は、アドヴァイスするのが上手。私のアドヴァイスでOさんの演奏が格段と良くなりました。

来年は、生の伴奏をいれるか、バスかコード・ハーモニカを入れた編成にしたいな~。思いっきりレトロな感じを狙ってみたいです。

行き着く先は「上町63」

2009-11-14 | 日記
楽器フェアで横浜に行ったついでに上町63に行って来ました。ハーモニカの田中光栄さんとピアノの二村希一さんのライブです。

二村さんのピアノは、「美しい」。スタンダード曲によく似合う感じの演奏です。今回が二人の初共演だそうで。記念すべき瞬間を味わえて光栄です。

演奏曲は、だいぶ忘れちゃったけど、When I Fall in Love、Old Friend、セピア、The Wedding、空の音色、明日、駅、などなど。お客さんのリクエストでアンコールは、枯葉。光栄バンドもいいけど、私がいろいろと光栄さんのライブを聴いて最終的に「此処だ!」と思ったのは、上町63。この小さなライブハウスで作り出される光栄さんの音楽は、ひと味違う。ちょっと遠いけど、23時13分の電車に乗れば大塚まで帰れることがわかったので、上町63に行くことが増えるんじゃないかな?

光栄さん、新製品のシリウスも使ってたけど、光栄さんの吹き方だとFabulousの方がよく似合う。シリウスも慣れればもっとよく聞こえるのかもしれないけど。

お客さんは、スズキの社員の方が多かったな~。ちょっぴり、「アウェイ」な感じを抱きつつ一番前の席でかぶりつきで聴いてました。上町63で念願の小松原さつきさんのCDも手に入れることが出来、満足です。このアルバム「Life」、非常にお薦めです。

楽器フェア

2009-11-11 | 日記
川口で練習してから、横浜の楽器フェアに行きました。自宅から行くより長旅です。

まずは、モリダイラ楽器。私が行った時は、ギターのデモ演奏をしてましたよ。ハーモニカは、ショーケースに入れられ飾られてました。ただ見て帰るのももったいないので、営業の方とお話を。話題の新製品、Crossoverですが、キーによっては6ヶ月待ちだそうです。生産量が少ないのかな~。

トンボのブースでは、TAROくんが出迎えてくれました。私のことを覚えていてくれて嬉しかったです。私が興味を持ったのは、ポケット・アンサンブル・シリーズ。試奏したかったんですが、インフルエンザの関係で、断られました。真面目な会社です。今回の発見は、クロマチックのバルブです。以前使われていたバルブは、もう使われてないそうです。新しい素材でした。そして、さらにいいバルブを開発中とのことなので、今後が楽しみです。もしかして新しいクロマチックでも作るつもり?

スズキのブースでは、試奏が出来ました。なんと言っても私の興味は、11/21発売のシリウス。第一印象は、あまりよくありません。もっと音量があってもいいのでは?開発の方曰く、あの場所は、音がぬけてしまうので、音が小さく聞こえるけど、実際は、もっと響くそうで。カバープレートの背面をもう少しオープンにすることも考えられたそうですが、あまり広げると下品な音になってしまうので、現在のような形になったそうです。私以外のまわりにいた人の評判は良かったです。3オクターブと3オクターブ半は、ストレート配列なので、クラシック向きなのかな?と思ったんですが、そういうわけでもなさそう。万人向けを狙って作られているようです。私が違和感を感じたのは、おそらく、「クロス配列に慣れてしまったこと」「Fabulous、グレゴア・モデルと個性的なハーモニカに慣れて来たこと」などが考えられます。

まあ、あの空間では、正しい評価は出来ないと思うので11/21に行われる谷口楽器でのシリウス発売記念インストアイベントに行ってもう一度確かめて来ようと思います。

ハーモニカのちから

2009-11-09 | 日記
浜松に行っちゃいました!ミクシィのマイミクさんと一緒に楽器博物館に行ってから、コンサート会場へ。ミクシィにコメントを書いていた方ともお会いしました。ネットで繋がるハーモニカの輪。不思議ですね。

コンサートの音響は、全体的に合格です。Fabulousの音がどうしても他のハーモニカよりも大きくなりがちなのをすぐに調節していた。上手かったです。また、バックバンドが良かったです。ピアノ、安斎孝秋さん、ベース、増田一郎さん、ドラムス、中村誠さん。

トップバッターは、宮田薫さん。「風笛」、「トレド」を演奏。マルチプレーヤーですね。まだ若いのでこれからが楽しみです。続いて、山口牧さん。複音で吹く「サマータイム」には驚きました。あれが複音だって気がつかなかった人は多いはず。10ホールズで「スターダスト」。年配の方にも喜ばれる選曲です。宮田さんのクロマチックと山口さんの10ホールズでガーシュインの「I Got Rhythm」。無伴奏でした。そして山口さん作曲の「冷たいリード」。ホント、山口牧さんはいい曲を作ります!

柳川優子さんは、複音で「荒城の月変奏曲」「浜辺の歌」「チゴイネル・ワイゼン」を演奏。出演者の中で一番拍手が大きかったと思います。私は、複音はあまり聴かないけど、柳川さんの演奏は好きです。CDも完売だったとか。

斎藤寿孝さんは、ペンタトニック・ハーモニカっていうのを使ってました。古箏のウリアナさんと共演。ペンタトニック・ハーモニカってほとんど吹き音しか使わないそうで、かなり苦しいらしい。「草津節の主題によるインプロビゼーション」と中国民謡2曲を演奏されてました。

徳永延生さんは、「黒いオルフェ」「愛するデューク」「恋人よ」を演奏されてましたよ。「恋人よ」良かったですね。涙を流されてるご婦人がいたとか。実は、最近、私、徳永先生の演奏に注目してるんですよ。田中光栄さんが加わって、「枯葉」。ハーモニカ・バトルと言っていいのか?ハーモニカも違えば、個性ももちろん違う。そんな二人が出会って、新しい音楽を作り出す。そんな感じでした。この時の録音が徳永先生のブログに公開されているので聴いてみてください。

松田幸一さんは、「ミケランジェロ」「Popity Pop」「Someone To Watch Over Me」「オレンジ・ブロッサム・スペシャル」を演奏。松田さんは、盛り上げるのが上手いですね~。「ミケランジェロ」は大好きな曲です!

最後は、Bom×Boaさん。「剣の舞」「ハンガリー舞曲 第5番」「愛の讃歌」「ルパン3世のテーマ」を演奏。途中、バイオリンの悠情さんが参加。クラシックやシャンソンは、心地よいですね。ルパン3世は、ちょっぴりコード・ハーモニカは、キツいかな?と思いましたが、そんなに悪くはなかったです。

アンコールは、出演者全員で「見上げてごらん夜の星を」。はじめは、このコンサートだけのために浜松に行くのはどうかと思いましたが、行って良かったです。ハーモニカっていいなぁ~って、しみじみ思いました。ハーモニカのちからを感じましたよ!

終演後は、徳永先生に念願のサインをいただきました!思ったより小柄な方なんですね。「二十歳ぐらいだよね?」とのお言葉に気を良くしてましたが、後で考えたらあれって「ボケ」だったのかな?「ツッコミ」が出来ない私でした。

山口牧さんや鈴木楽器の方々との再会。ハーモニカ仲間との楽しい時間。満足満足。
ハーモニカ仲間と鰻を食べて、一人寂しく東京に帰りました。(他の方は、静岡県内と浜松の方なので)
それにしてもいい旅だったなぁ~。

シリウス

2009-11-01 | ハーモニカ
またスズキがハーモニカ出すんですね?今度は、クロマチック。その名も「シリウス」。HP見ると左上にシリウスのラインナップが出て来ます。11/21発売です。型番を見る限り、3オクターブと3オクターブ半が、ストレート配列。4オクターブがクロス配列のようです。私は、クロスが好きだから、買うとしたら4オクターブかな?でも、そのうち3オクターブのクロスも出たりして?値段が高めの設定なので、よっぽど良くないと必要性を感じないなぁ~。買うとしたらオタク的興味かな?値段はS-48S-56S-64

スズキが出展するイベントでは、お目にかかれそうですね。楽しみ。