SUB30発売記念イベントに行って来ました。
マニアックなハーモニカだから、参加者も少数かと思いきやたくさんのお客さんが
谷口楽器さんを埋め尽くしました。
鈴木楽器さんも浜松から、4人の社員の方がいらしてて、かなり力が入ってました
…
田中光栄さんによるデモ演奏。あれ聴いたら、
SUB30欲しくなっちゃうでしょ?けっこう売れたみたいですよ
普通のテンホールズでもオーバーブロウを使えば、かなりのことは出来ます。でも、オーバーブロウでのロングトーンよりも同じ音をSUB30で出した方が、歌い上げるような演奏には適してるようですよ。個人的な意見ですが、オーバーブロウを一生懸命、練習しても出すことができない人は、SUB30を試してみる価値はありますよ。オーバーブロウより簡単に同じ音を出すことが出来ますから。
特に他のハーモニカとの吹き比べみたいなのは、ありませんでした。後ほど編集して動画が
谷口チャンネルにアップされるそうです。お楽しみに
最後に質問コーナーがありましたが、マニアによる質問だけで、そんなに盛り上がりませんでした。何を質問していいのかわからないというのが本音ではないでしょうか?
理論上は、1つのキーのハーモニカで、12キーの曲を演奏出来ますが、1本でやろうとすると大変らしい。得意な?というかSUB30が活きるポジションというのがあるのかもしれない。というわけで、C、A 、Dのキーがすでに発売されてます。今後増えるかもしれませんね。ハーフバルブのテンホールズがSUB30とちょっと似た感じのハープですが、ハーフバルブの名手の
PT Gazelは、セカンド・ポジションで使ってる場合が多いので、もしかしたら、SUB30もセカンド・ポジションで使うと活きて来る可能性はあります。
光栄さんは、CのSUB30でDのキーを吹くとなかなかいい!みたいなことをおっしゃってました。サード・ポジション?そういえば、デモ演奏でWaveを演奏されてました。開発の方のオススメは、チック・コリアのスペイン。Bmですね。Dの平行調ですね?そこらへんに何かしらのヒントがあるかもしれません
<追記>
深沢剛さんのツイキャス観たら、AのSUB30でサード・ポジションで吹けばいいのでは?とのアドバイスがありました。Aのサードポジションは、ちょうどBmですよね?過去の映像も残っているので観てみてください。
さて、試奏した感想ですが…
「思ったより良かった」
ハーフバルブの
MR-350vと吹き比べると同じベンド音でもSUB 30の方が抵抗なく音が出せます。あまり自然なので、自分がどの音を出してるのかわからなくなるほど。
あと吹き込んだ感じが他のハープと違うんですよね。どこが違うとは、ハッキリと表現出来ないんですが…。嬉しい副作用としては、SUB 30を一生懸命、練習したあとに他のハープを吹くとすごくいい音がするんですよ。なんなんだろう?
アメリカのメーリングリストで、out-of-the-box(箱から出してすぐの状態)=調整してない状態のSUB 30が良くないみたいなことを書いてる人がいましたが、たぶん、私も感じた「他のハープとは違う何か」を感じたんだと思います。リードが余計ついてるので、その空間を確保するために、吹き口より中側の方が少し空間が広くなってます
その分、息の量が必要だったり、息の質量としての太さが求められてるのではないか?光栄さんは、
Manjiを吹く時と
Oliveを吹くときは、吹き方が違うそうで。もちろん、SUB 30も。
ドラマ「
ビューティフルレイン」の劇中で使われたハーモニカの音は、光栄さんの演奏で、SUB 30のC調で演奏されたそうですよ。私も毎週観てました。
今後、いろいろなドラマや音楽でSUB 30の音が使われて行くかもしれませんね。楽しみです。