FIHのハーモニカ・コンテストに行って来ました。前日のブルースのコンテストも行きたかったのですが、何年か前に最初から最後まで立ち見だったことがあり、それ以来行ってません。是非とももっと大きな会場でやってほしいものです。仕事で疲れてたしね。
さて日曜日のコンテストですが、久しぶりに観に行きました。しかも、最初から最後までいました。全体的にレベルが上がってる気がしました。このことは、審査員のコメントでもありました。知り合いも何人か出場するということもあったのか、あきませんでしたね。それとも、私の耳が寛容になったのか
<クラシック部門>
ハーモニカ用の曲で挑戦する人がほとんど。これは、いい傾向だと思いますよ。ハーモニカが一番良く聞こえるから。でも普通のクラシック曲をアレンジして挑戦するのもいいかも。ピアソラ、ガーシュインの曲はクラシック?来年は、どんな曲が登場するか今から楽しみ。ハーモニカ奏者の竹内直子さんがピアノ伴奏してる人は、竹内さんのお弟子さんかな?たぶんレッスンの時、先生がピアノを弾きながら教えてるんだろうね。そういう環境って有利だね。多分、10代?ぐらいの女性が1位でした。若さにはかなわないか?
<ジャズ・ポップス部門>
こちらの1位も若者で、中学生の男の子。徳永門下?それだけ徳永先生の指導が優れているということだと思いますが。もっといろいろな畑の人が出てくるとおもしろいのに。出場者一人を除いてみんなカラオケでした。私も昔はカラオケ否定派でした。でも、冷静に考えれば、カラオケに合わせるのって難しいよ。それをしっかりやっているんだから評価してあげないとね。それに遠くから伴奏者連れてくるのも大変だしね。ただ、カラオケにドラム、ベース、ピアノなど、全部入れるのは、やりすぎだと思います。バンドがそっくり入ったカラオケじゃ上手く聞こえるもの。カラオケは楽器一つに限定しましょう。私の提案です。最後に演奏した人は、ピアノ伴奏で演奏。私としては、お気に入りでしたが、残念ながら入賞ならず。やはり、生が理想ですね。
<フリー部門>
一人しか参加がなく、さびしい部門です。いろんなハーモニカを使って演奏。テクニックは素晴らしかったです。でもこの部門、出場者がこんなに少ないんじゃ、必要あるの?非常に疑問です。
<複音部門>
全体的にレベル高かったです。審査が大変そう。私は複音はやらないし、聞かないので違いはよくわかりませんが、そう思いました。提案ですが、来年から、この部門を別の日にやりませんか?そうすれば、全体の時間が少し短くなって聴いてる方もありがたい。だいたい演奏者のほとんどがホーナーの楽器使ってませんから。トンボかスズキでしょ?モリダイラ楽器が後援する義理はありません。(ちょっと、言い過ぎかな?)
<デュエット部門>
複音ってデュオやアンサンブルで非常に合わせやすい楽器なんだと感じました。非常にきれいに響きます。逆にクロマチックの方がきれいに響かせるのが難しい楽器なんだろうなと感じました。その難しいクロマチックのペアが上位を占めました。また、グランプリも出ました。この部門ってクロマチック・デュオのための部門かな?と感じております。
<アンサンブル・小編成部門>
セミ・プロみたいなグループが2組も入ってたから、他のグループはかわいそうでした。でも、逆に聴いてる方としては、楽しめました。エンジニアのおかげかわかりませんが、楽器のバランスが非常に良かったです。
<アンサンブル・大編成部門>
アンサンブルというとだいたい形態が決まってしまうものですが、クロマチック5本で挑んだグループは発想は良かった。残念ながら、入賞ならずだったけど、また、来年がんばってほしい。崎元譲と仲間たちのコンサートに行ったとき、合奏がきれいだったので、この部門に応募したら?と思う。
審査員のコメントは、今回はおとなし目でした。あんまり過激なことを言うと苦情が来るのかな?もっと本音を聞きたかった。確かに演奏者のレベルが上がっているというのもあるけどね。森本先生のコメントが聞けなかったのが残念。
ゲスト演奏は、それなりに良かった。でも、徳永先生の1曲だけというのは寂しい。やはり、審査員とゲストは、別にすべきでは?matsumonicaさんや田中光栄さん、続木力さん、竹内直子さんなどにお願いしてもいいのでは?予算があれば、海外のプレーヤーも呼んでほしい。何はともあれ、ホーナー150周年を記念してグランプリが出て良かった。グランプリの人は、来年ゲストで演奏するんだよね。確か。
入賞者の詳しい内容は
こちら。