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親はどこまで教える?

子どもの勉強を見ていると、当然、いろいろできないことがあります。

しかし一方で、塾の教え方と違う、ということもあるかもしれません。算数は方程式、使えないし。

実際に親が解くやり方を子どもが「わからない」という場合もあるでしょう。そうなると、こちらも気分が悪い。

「ちゃんと、聞いてないからだよ」

なんて、皮肉のひとつも言いたくなる。

だから、一緒に勉強するという、感覚が良いのではないかと思います。

算数は、「四角い頭を丸くする」ではないが、大人の発想とはまた全然違う解き方があるので、それはお父さん、お母さんの発想にも役立つでしょう。実際、子どもの受験の勉強を見ているうちに、おもしろくなられて、この道に入られた方もいるくらいですから。

「どうやって解くのか」

をお父さん、お母さんと一緒に子どもが勉強すると、明らかに子どもも「イキイキ」するでしょう。

これは理科も同じです。例えば電気は、中学生の解き方と違います。オームが出てこない。しかし、抵抗は考えないといけないので、必然、中学受験独特の解き方が生まれるわけです。

これもお父さん、お母さんが研究していくうちに、子どももだんだん理解できたりします。

一方で、国語は、どんどん教えてほしい教科だと思います。

というのも、入試に出てくる文章は、子ども用に書かれた文章ではないことがほとんどです。したがって語彙が難しい。

「辞書を引きなさい」

と指導される先生もいらっしゃいますが、英語とわけが違います。

例えばAという言葉を辞書で調べて、Bという言葉が出てくる。ところがBがわからない。そこでBを調べてみると、Aと出てくる。国語辞書ではよくあることです。だから子どもは解決できない。

こういう言葉は大人がどんどん教えていくことで子どもの語彙が増えます。

やがて自分で勉強できるようになれば、親は離れてもいいのです。

実際に、中学生になってまで、親といっしょに勉強する子はほとんどいません。したがって中学受験は子どもと一緒に勉強できる最後のチャンス!

だから、あくまで楽しみながら、いっしょに勉強する、という気持ちをお持ちになると、うまくいくのではないでしょうか?

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「映像教材、これでわかる電気」(田中貴)


「中学受験、合格して失敗する子、不合格でも成功する子」

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