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聞く力を使う

子どもの勉強の仕方を見ていると、大人に比べて発達しているところを感じるところがあります。

それは「

子どもたちは、お母さんのおなかの中にいるときから、耳はしっかり動いている。ことばを覚えるのも、耳から。したがって聴覚を大人よりも使っているのではないかと思われるのです。

これが成長するにつれて、聴覚だけではなく、視覚の力もついてくる。バランスがとれてくるのでしょう。

ただ、3年生、4年生に立方体の図を描かせるとよくわかりますが、まずゆがむ。

平行であるべき線が平行にはならないのです。だから視覚のとらえ方がまだまだ不十分であるところが多いのですが、聴覚はすぐれていると思うのです。

だから小さい時からの「本の読み聞かせ」は子どもの能力を高めるのには役立つと思います。

で、私は他の教科も「聴覚」を活かす方法があるのではないかと思います。

3・4年生の算数の映像教材を作るとき、あえてプリントの解答を作らなかった

3・4年生の問題ですから、6年生の問題に比べれば複雑さはありません。だから解答があると「聞く」ことに集中しなくなる。子どもたちの大きな武器の1つは「聞く」ことなのだから、解説を聞くことで理解を深める、ということは効率化につながるし、この後、塾に通って先生の話を聞く、ということにもプラスになるだろうと思うのです。

そういえば、6年生の知識を覚えるのに以前、テープに録音したお母さんがいらっしゃいました。

歴史の問題など1問1答形式でテープに吹き込む。そして答えを5秒後に言う。という録音でした。その5秒間がメトロノームでなかなか工夫が凝らされていましたが、これは子どもが良く覚えたと思います。聞きなれたお母さんの声だから、さらに良かったのではないか、と思うのです。

子どもはお母さんの声を聞き分けます。何人かのお母さんが話している声を聴いて

「やば、うちのお母さんが来てる」

と見なくてもわかる。

そういう力を子どもは持っているので、上手に利用してみる手はほかにもあると思います。

ただし・・・

やさしい声

の方が効果がありますよ。



じっくり算数教室第1回 植木算 セット版(田中貴)



じっくり算数教室第2回「等しい差で増えていく数」セット版(田中貴)



じっくり算数教室第3回「和差算」セット版(田中貴)



じっくり算数教室第4回「分配算」セット版(田中貴)

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今日の田中貴.com

手を出すのをがまんする
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