goo

勉強しないくせに、受験すると言い張る子

どう見ても、勉強していない。

学校から帰ってくると、いつの間にか抜け出している。あるいはテレビの前でゲーム。

「勉強しないでいいの?」

「大丈夫、これが終わったらやるから。」

といってやらない。

さすがに夕食後は何かするのかと思っていると、部屋で漫画を読んでいたり。

ねえ。堪忍袋の緒がそろそろ切れますね。

「いったい、いくらかかってると思ってんの。それならあのブーツ買えばよかった。」

で、叱る。

「勉強しないなら、やめてもいいのよ。塾も明日から行かなくていいから。」

「やめない。絶対やめない。」

と言い張る。

お子さんにあてはまりました?

やはり幼い男の子に多いんです。幼いから頭でわかっていることが実行できない。でも、親が受験させたいと思っていることは知っているから、子どもはやめたいといいません。よほど塾でひどい目にあっていない限りは。

さて、どうしましょうか。

まず一番は、「子どもをうけいれること

私ががんばってるのに、許せない、なんて思わないことです。「子どものすること」だから、親の思う通りにはなかなかならない、ということをしっかり受け入れてしまいましょう。

だからといって、ほっておいてもいけない。

いっしょに勉強を始めるのです。

こういう子は「おもしろければやる」のです。

つまり、今はおもしろさがわからない。勉強のおもしろさ、醍醐味というのは「わかる」ということです。だから少しずつでもわかるようにしていけばいい。

先日、「楽しく勉強する」というお話をしました。

受験勉強は楽しくするものではない、という何かそんなイメージがあるのですが、つらくて、苦しい勉強を子どもがするわけがない。

だからお父さん、お母さんといっしょに楽しく勉強することです。

そしていっしょに考えてあげる。こういう時間をなるべく持つ工夫をしてください。

国語の文章をいっしょに読んでもいいし、算数の問題を競争して解いてもいい。

どこか、いっしょに遊んであげる感覚と同じものがあれば、こういう子どもたちも自然に勉強するようになってきます。

そしていつか「この学校に入りたい」という動機が生まれるようにしてあげてください。

学校を選んで、文化祭にもいって、もしかして機会があれば対外試合なんかものぞいてみるといいと思います。

そうやって受験する学校が身近になってきて「入りたい」という動機ができてくれば、今度は本当にがんばるようになってきます。

とはいっても、それまでには当然時間がかかる。この時間もぜひ受け入れてほしいと思います。

子どもの成長には時間がかかるのですから。

==============================================================
田中貴.com通信を発刊しています。登録は以下のページからお願いします。
無料です。
田中貴.com通信ページ

==============================================================
今日の田中貴.com
子どもがすでに持っているものを大事にする
==============================================================


田中貴の中学受験教材一覧

にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へにほんブログ村
コメント ( 0 )