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自分で勉強する工夫(1)

中学に入学する前は、塾があったり、問題集があったり、やることはたくさんあります。

ただ、私立に入ると学校の先生はそれこそ、「その苦労をあざ笑う」かのごとく、独自のことをいろいろやらせる。

確かに遺伝子の勉強なのだが、これを中学生(というより中学1年生)が理解できる参考書など、あるのか?

と思わせるものばかり。

つまり、これらの先生方が子どもたちに教えたいことは

問題を解決する方法がすべて提供されているとは限らない

ということです。

だから学問があり、研究がある。しかし、受験勉強というのはそうではない。

突破すべき試験は明確にある。出題傾向も合格ラインもだいたいわかっている。それに向けて、「これでもか」とやらされる。

そんなのは本当の「勉強」ではない。

その通りであります。

で、まあ中学に入ってそのことで苦労するのは、良いのですが、苦労した結果、また塾や個別指導を探すのはばからしい。

ので、少しずつでも自分で勉強する工夫というのを、受験勉強でも身に着けていくことが必要だろうと思います。

では、具体的にどうすればいいのでしょうか?

まず問題意識というところからスタートしましょう。

入試問題もまた突破しなければならない壁です。この壁を突破するためには、当然入試問題が解けなければならない。

例えば算数でいえば、50分で13題の問題が出る学校で、これで9題正解しないと合格しないとするならば、

(1)計算力

(2)基礎となる文章題の知識と解法

(3)正確に問題を解く力

(4)できる問題を選ぶ力

などが必要になります。

今の勉強は、それを培うためのものでなければならないわけで、では(1)のために何をしているのか? (2)のために何をしているのか?

そんなのは塾が考えてくれるんでしょ?

その通りです。

ただ意識しておきたい

少なくとも計算力はついていないといけないんだ、と。だから4年生ぐらいは、難しい応用問題はできなくてもいいが、計算だけは正確に解き上げる力がある、という目標がしっかりあって、それを達成していくという意識があれば、

「計算問題の宿題はいやだなあ」

と思っても、多少がんばるかもしれない。

自分の問題は何か。

それを解決するために何をしているか。

まず日ごろの勉強で、この2点を明確にしてみてください。

やらされている勉強から脱しないと、自分で勉強するようにはならない。

ある意味「やらされる」から「やりたくない」部分はあるのです。

自分の問題を解決するために自分からやろうとすることは、案外、うまくいったりするのです。

まず意識をそこに持っていくことからスタートしましょう。


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