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「わかった!」は危険のシグナル


「今日の試験はどうだったの?」

と聞くと、

「まあまあ」とか「普通」とか言っている場合は、あまりできなかった、ということのようです。子どもたちはやはり手ごたえがあると、それなりにうれしい。だから、

「できた!」
というときは、解けたと思っています。しかし、その答案が帰ってくると、案外、ぱっとしない。

「普通」と言っていた時と、それほど変わらなかったり、かえって悪くなったりするものです。

実は、「わかった!」と思う時は危険なのです。

つまり、その段階で手ごたえがあるから、注意深くなくなる。

結果として、原価を出さなければいけないのが、定価を出していたり、上りの速さを出さなければいけないのに、流れの速さを出していたりするのです。

そういう失敗を繰り返してくると
「危ない、危ない」
と思うようになってくる。

模擬試験も11月に入って後半になりますから、「できるものは確実に得点する」ように最善の注意を払いましょう。

一番効果的なのは、

答えを書く前に、もう一度問題を確認する

というルーティン。

これをやるだけでもだいぶ違いが出てきます。

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