GREAT LOVE KINGDOM

山を楽しむために生きる。

ワイルド大根

2007年04月11日 23時05分35秒 | 介護のお仕事
我が家の近所にはレンタルの家庭菜園があります。
確か○坪=年間○円で貸してくれるようです。(格安で)
畑を見ると結構、本格的にやっているものもあります。

入学式の後、ふと畑を見ると巨大な大根が!
知らなかった・・・大根てこんなに派手に花が咲くのですね。

ホームの入居者さんと散歩に出ると色々なことを教えてもらえます。
公園にある樹木。
ボクには全部同じに見えるのですが、入居者さん(お爺さん)は『あれはクスノキじゃ。餅をつく杵はクスノキで作るんじゃ。』『昔は町中で餅をついて祭りのような賑わいじゃった。』など昔話に花が咲きます。

とあるお爺さんの居室を訪ねた際、お爺さんがクローゼットにしまっていたアルバムを発見。図々しくも『○○さん。このアルバム見てもいいですか?』と聞くとお爺さんは一つ返事で『いいよ。でも大したもんじゃないよ。』と言いました。
普段は余り喋らないお爺さんと一緒にアルバムを見ていると、お爺さんは急に思い出したように喋りだしました。『これはウラジオストックに眠る父親の墓参りに行ったときの写真だ。』『このレストランで飲んだスープは美味かったなぁ!』
普段のお爺さんとは別人のように生き生きとした表情が印象的でした。

介護の仕事をするにあたり、大切なことが幾つかありますがお年寄りの経験や知識に尊敬の念を抱くことはとても大切です。

女性は幾つになっても社交的でお喋りな方が多い。
しかし、男性は歳を取るとどうも内向的になり、一人きりになることが多いように思います。
でも誰だって話しかけれれば嬉しいし喋りたい。
もしかしたら一番大切なケアというのは会話なのかもしれません。

息子の入学式で浮かれていた日の翌日。(昨日)
とても重い日でした。

ボクのフロアの例のお婆さん。
昨年11月に入居して以来、日増しに認知症が進んでしまい、今では食べ物じゃないもの(ゴミや植木鉢の土)を食べてしまったり、職員や他入居者に暴言、暴力を振るったり・・・。
職員への暴言、暴力は仕方ない場合もあります。
しかし、他入居者への暴力はホームで生活するうえで致命的な問題になります。
(入居の際の契約に“他の入居者に著しい迷惑や暴力行為が見られる場合は退去の対象になる”とあります。)

いよいよ限界に近づいてしまったので家族に相談し精神科を受診することに。
昨日、お婆さんと2人の娘、そしてボクの4人で病院に向かいました。
お婆さんは娘さん2人に囲まれ安心したのか凄く落ち着いていました。
ボクが家族に伝えたホームでの様子は本当に伝わっていたとは思えない。
どこかで『大袈裟に言っているんじゃないか。』と思われていたと思う。
過去に関わった家族の多くを見ても、そう思うのが普通だと思う。

診察室に入って少しした時。
落ち着いていたお婆さんのスイッチが入りました。
急に険しい顔になり『あんた!なに言ってんの!』と大声を出したと思ったら医師に手を上げた。
日常、普通に見られるお婆さんの不穏行為。
しかし、驚きを隠せない医師と、顔面蒼白になってしまった娘たち。
その後はいつも通り興奮状態が続き、必死に制止する娘に『こん畜生!デレスケ!!(馬鹿と言う意味らしい。)』と怒鳴りながら拳を振るう・・・。

医師は『御家族様には申し上げ辛いのですが、ここまで来てしまったら施設で生活出来るレベルではありません。専門の医療機関での入院治療を薦めます。』と神妙な顔で話す。
娘は必死に『お母さん!落ち着いて!私、誰だか分かる?』とお婆さんに語りかけるものの『知らないよ!畜生!』と言い放つお婆さん・・・。

この場にいるのが本当に辛かった。
しかし、一番辛かったのは娘さんたちだろう・・・。

その後、医師と家族だけで話し合いを持ってもらうことになり、ボクはお婆さんと一緒にホームへ戻りました。

夕飯が終わるとお婆さんは布団を引き裂き(怪力なんです。)中の綿を出して口にいれていました。
これから夜勤だっていうのに・・・ゲンナリしましたが『きっと入院したら強い薬で沈静させられるんだよな・・・こんな元気もなくなるんだろうな・・・。』と思うと少し切なくなりました。

受診の際、医師に『・・・それとも頑張って今のまま職員で面倒をみますか?』と言われたが『はい。』とは言えなかった。腕や手にあざや引っかき傷をたくさんつけながらお婆さんの介助をして来た他の職員の事を考えると。

今日の朝、娘さんから電話があり、医師と相談した結果、入院治療を受けることにしたそうです。

何だかスッキリしたような全くスッキリしていないような不思議な感覚。
介護という仕事の難しさをまた一つ経験したような気がします。
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入学おめでとう♪

2007年04月09日 23時16分36秒 | 我が家の話
2000年春に結婚し、子供ができた時から・・・何時かこの日が来るとは思っておりましたが遂に来てしまいました。
(どうでも良いことですができちゃった婚ではありません。)


息子が小学校に入学しました♪
早朝から母が来て、息子の上履きに名前を書いて・・・一緒に入学式に行くのかと思いきや『行ってらっしゃい!』と息子を見送り帰ってしまいました。
(用事があったのね。)
それにしても公園は桜の花びらの絨毯。
桜は散っても美しい♪


息子はかなり緊張していました。
手を繋ごうとしても『いいよ・・・恥かしいから。』だって・・・。
親としては嬉しいような淋しいような・・・。
それにしてもローカルよね。すぐ隣は東京なのにね。


やっぱり小学校は幼稚園とは雰囲気が違います。
『小学校は皆で助け合い、共に学びあうところです。』
そうよね。うちの息子も社会に出たんだなと感じました。
今まで息子は家で得る経験が多かったと思いますが、これからはもっと広い世界で色々なことを経験し、感じて行くんだよね。
息子は1年2組。
出席番号はあいうえお順で、息子の席は先生の目の前の中央最前列!
落ち着きがない息子には最高の席だと妻と笑いました。


っていうか小学校の教室に入るなんて20数年振りだったのでもの凄いノスタルジーを感じました。やっぱり机や椅子は凄く小さかったし、天井も低かった。
でも使い古された教室が凄くキラキラに見えたのは親バカだからかな。
でもねぇ。凄く輝いていましたよ。81名の1年生の笑顔は。
(ちなみに息子の服は昨年、小学校に入学したいとこに借りました。)


昔、ノグチが『己の人生、自分が主役とは限らない。』と言っておりました。
ボクの人生はボクが主役でありたいし、自分自身が努力をして自分を輝かせなくては生きている意味がないとも思います。
しかし、ボクの人生。ボクだけのものではないと思う今日この頃・・・。

最後まで読んでくれてありがとう☆
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父と子

2007年04月08日 01時01分51秒 | 我が家の話
模様替えも無事に終わりました。
2段ベッドが来るのはまだ10日ほど先ですが、かなり新鮮な雰囲気になりました。
独身時代に買ったシンセサイザー。
殆ど使わず(使えず・苦)放置しておりました。
娘は興味があるようなので、使って貰えると嬉しいな。

午後からボクの両親が我が家へ。
先日同様、和室から公園の桜を眺めながら楽しい時間を過ごしました。

最近、父親から頻繁にメールが来ます。
『腕時計は持っているか?』
『介護福祉士の問題集を買って行ってやろうか?』
『公園の桜は咲いたか?』
と、シンプルなメールが多いのですが、何だか嬉しかったりします。
10代の頃は余り会話をしない時期もありましたが、今はとても良い親子関係でいられていると思います。2つ買ったからと、新しい腕時計をプレゼントして貰いました。ありがとう♪


夕飯を食べる前に両親の希望で息子が入学する小学校を見に行きました。
ボクも中に入るのは初めてでしたが、とてもレトロな雰囲気の小学校でした。
子供たちがここで6年間を過ごすのかと思うと感慨深い思いを感じました。

慌しかったけど凄く幸せ気分な一日でした☆
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鬼年

2007年04月07日 01時05分15秒 | 我が家の話
今年は新しいアニメ・シリーズも始まったことだし、ウエンツ鬼太郎の実写版も上映されることだし、まさに“鬼太郎イヤー”なのかもね。

息子は最近、鬼太郎に釘付けになっており、ヒマさえあれば鬼太郎の漫画(文庫版)を見ています。
難しい漢字は読めないだろうから、ストーリーは殆ど理解していないと思っていましたが、絵を見てストーリーを理解(しようと)しているらしく、何となく理解しているようです。
やっぱり父親としては、自分が好きだったものに興味を持ってくれることはとても嬉しいので、ウエンツ鬼太郎の映画は連れて行かなくちゃな!と思っております。


先日、娘はアレルギーの検査を受けたところ、6段階中5の重症でした。
見た目には殆ど症状がないので、さほど心配はしていないのですが、床に敷いた布団で寝ることが駄目らしく(ハウスダストが駄目みたい)ベッドで寝ることを強く薦められました。
今までは和室に布団をドーンと敷いて4人で寝ていたのですが、妻と相談した結果、子供たちは2段ベッドに寝かせようということになったのです。(淋しいなぁ・涙)

そんな訳で部屋の模様替えをしました。
夜勤明けで帰宅すると家の中は凄いことになっておりました。
ボクも協力するべきでしたが、24時間勤務の後だったので気が付いたら落ちていました。
夕方、目が覚めると・・・子供の勉強机や大きいタンスが違う部屋へ移動している!
どうやら妻が一人で動かしたらしい。やっぱりたくましいぜ。ボクの妻☆
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☆願い叶う☆

2007年04月04日 23時41分57秒 | 我が家の話
ボクは何気に貧乏をアピールしていますが、ご飯が食べられないほど貧しい訳ではありません。財布の中には夏目君1~2枚しか入っていませんが、とても楽しい毎日を送っております。
(・・・でも、今日は夏目君いないし・アハハハハ☆)

1996年4月。特別な友人たちと『ALEGRIA』を観に行きました。
言葉にならない感動と興奮。

人間というのは努力すれば(鍛えれば)ここまで進化出来るものなのか・涙。
人間の肉体から湧き出るエネルギーとイマジネーションに圧倒されました。
忘れられない感動を得ましたがそれ以来、シルク・ドゥ・ソレイユの公演を観る機会はありませんでした。

今年に入り、テレビで『DRALION』を知りました。
見た瞬間・・・『これはどうしても行きたい・・・!』と思いました。

しかし、なかなかお金に余裕を作るのは難しいもので今日に至りました。

11年前に一緒にシルク・ドゥ・ソレイユを初体験した特別な友人から思いもよらぬプレゼントが・・・。

彼女は遺跡発掘時代の友人なのですが、何度もライブに足を運んでくれたし、いつもボクを応援してくれていたし・・・うつ病に苦しむボクを妻、3Bのカズ同様、親身に支えてくれた本当にありがたい友人なのです。

なかなか会う機会のない友人たちですが、ボクにとってかけがえのない存在です。

贈られてきた物は『DRALION』のペア・チケット!!!!!

なんと感謝して良いのだろう・・・。
ABEさん本当にありがとう♪
妻への最高のプレゼントが出来ました♪
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幼虫の館

2007年04月02日 11時56分23秒 | 我が家の話
昨夜は妻の姉夫婦と一緒にお花見パーティ。
和室から桜が見えるので屋内でやりました。
うーん。それにしても夜勤明けで寝てない上の飲みは効く・・・。

そして外が暗くなった頃、ゆうパックが届きました。

幼虫到着!

昨年は10匹飼育したのですが、10匹が成虫になった時は凄まじくうるさかった。
夜中に“ブンブン!ブンブン!!バタバタ!バタバタ!!”と飛びまくるのですから。


今年は60匹買いました。(63匹入っておりました。)
60匹で2,500円(送料別)はお得でした。
いくらなんでも60匹を飼育するのは無謀だと思いつつも、どうにもならない状況を思い浮かべるとそれも有りかと思えたので60匹を買ったのです。

妻の姉夫婦の3人兄弟に『好きなだけあげるから持ってって♪』と言うと予想以上の喜びよう。
25匹貰ってくれたので残りは38匹。それでもまだ多いよなぁ。

今日から介護技術講習会の申し込みが開始となりました。
(全国的に今日から申し込みってところが多いのではないでしょうか。)
この講習会を受けると、実技試験が免除になるのです。

今年受験を済ませた職員曰く『兎に角、電話が繋がらないから2~3時間は覚悟した方が良いよ。』とのことだったので、ちゃんと時間前から準備をして待ちました。
さいたま市のある学校は9時から申し込み開始。
やっぱり繋がらない・・・。焦るというより面倒くさい・・・。

もう一つチョイスしていた東京の学校は10時から申し込み開始。
試しに9時40分頃に電話してみました。
すると・・・『申し込みですか?まだ早いけど良いですよ。』だって。
そんなんで良いのか!?超フライングじゃないのか!?
でも、良いっていってるんじゃお言葉に甘えるしかないので申し込みしました。
同じく電話をかけまくっている同僚にこのことを報告。
その時10時2分前・・・。
同僚がかけたときにはもう既に時遅し・・・。
でもその後無事に申し込み出来たようなので良かった良かった。

今年、ボクの同僚は5人受けて全員合格。優秀だなぁ。
(一応、国家試験なので合格率は5割は超えないと聞きました。)

あっ。昨日、ウソをつき忘れました!
コメント (5)
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