こんにちは。
今日からフレディ―・マーキュリーの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』が日本公開されますね。
ボクがQUEENの曲を初めて聴いたのは17歳だった1989年。
TBSで深夜に放送されていた『PURE ROCK』(1987~1989年)や『MTV Headbangers Ball』(1987年~)でアルバム『MIRACLE』からのシングル曲『I Want It All』のMVを観た時だった。
当時は正に『HR/HM』(ハードロック/ヘヴィーメタル)の全盛期。『PURE ROCK』や『MTV Headbangers Ball』等の『HR/HM』専門番組が存在し、『Motley Crue』や『RATT』と言った、長髪でメイクをした艶やかなバンドが世界中で人気を博していた。
また、この『HR/HM』ブームに乗り、70年代に栄華していたが低迷期を過ごしていたエアロスミスが『パーマネント・ヴァケーション』(1987年)、チープ・トリックが『ラップ・オブ・ラグジュアリー』(1988年)をリリースし奇跡の大復活を遂げた時期でもあった。ちなみに復活のきっかけとなったのは共に『エアロスミス/エンジェル』『チープ・トリック/永遠の愛の炎』とロックバラードであった。
そこでQUEENの『I Want It All』。
動きの変な髭を生やした短髪のおっさん。そして今思えば、いかにもHRと言ったQUEENらしくない楽曲。
正直、かっこ悪い印象しかなかった。
そしてこの頃から野口にQUEENの昔の名曲をたくさん教えてもらった。
そして1991年。MTVで『INNUENDO』のMVを観てもの凄い衝撃を受けた。あまりに荘厳で美しい曲。そして芸術的なMV。
更なる衝撃は『I’m Going Slightly Mad』…妖しげで美しい曲。そして痩せこけたフレディ―…。
エイズに感染していたことは知っていたが、こんなに痩せて…でもフレディーがとても妖艶で美しく見えた。
死期が迫った人間がこんなにも力強く歌えるのか?いや死期が迫っていたから歌えたのか?
『Don’t Try So Hard』『The Show Must Go On』を聴く度に涙が止まらなかった。
高校からの友達である小島(KAZ)や専門学校からの友達のアンちゃん。そして親友のUNOとQUEENの大ファンの友達がいたこともあり、QUEENのアルバムは殆ど買った。
QUEENは名曲、名盤がたくさんある。
けれどボクは迷いなくこの『INNUENDO』が大好きだ。
この『INNUENDO』にはフレディ―最期の情熱と歌声。
そしてブライアン・メイ、ジョン・ディーコン、ロジャー・テイラーの素晴らしい才能が全て詰め込まれていると思う。
INNUENDO/QUEEN(1991年)
1.Innuendo
3.Headlong
4.Can’t Live With You
6.Ride The Wild Wind
7.All God’s People
8.These Are The Days Of Our Lives
9.Delilah
10.The Hitman
11.Bijou
ケセラセラ☆