かこんばんは。

7月2日は5:55に家を出て登山に行きました。

梅雨の合間の快晴。
武甲山が綺麗に見える。

西武秩父駅から

バスに乗って

般若の丘前バス停に。

16:19分のバスで帰れるように

8:53に登山スタートです。

今回の般若山から釜ノ沢五峰は以前から絶対に来たかった山行。
今回は満を持してのチャレンジです。

車があれば般若山の麓にある法性寺からスタート出来るのだが車がないので法性寺まで約1時間のところにある般若の丘前からスタート。

これにも拘りがあってどうしてもここをスタートにしたかった。

約1500万年前、ここ小鹿野町にはこんな巨大なサワラが生息していたそうだ。

チチブサワラ。サイズ的にマグロだよね。

そしてこのファミリーに会いたくてこの地をスタート地点にした。

デカ過ぎる。

パレオパラドキシア。こちらも約1500万年前にこの地に生息していて全身骨格化石が発掘されたそうだ。

今日の山行はかなり余裕があると思ってかなりゆっくりしてしまった。
これが後になってしくじりとなるのだが。

登山口を目指します。

そうそう。この日は日曜日で西武秩父駅からのバスは登山者で立ち乗りの人もたくさん出るほどいっぱい。
その殆どはこの先の両神山への登山者で般若の丘前バス停で降りたのはボク1人でした。

天気が良くて気持ち良いけどもう7月なのでやっぱり暑い。

途中にあったベンチと低すぎるテーブルw

天気が良くて気持ち良いんだけど草の背丈が高いのでやや歩き辛い。

所々で車道に出ます。

怪しいもの発見。

竈門炭治郎w

炭治郎釜w
竈門炭治郎&禰󠄀豆子の出生地は雲取山なので小鹿野町は竈門兄妹とは関係ないと思います。

やっぱりいるのね。熊。

念願の法性寺に着いた!

けどなんだか思ってたのと違う…。

※拾い画像
えー!観たかった仁王門がないじゃないか!

※拾い画像

※拾い画像
仁王像が修復中というのは事前に分かっていたけど

※拾い画像
まさか門ごとなくなっているなんて思ってもいなかった。
なのでこの般若の面も観られず涙。

仁王門跡の横に

掲示板があった。

仁王像観たかったな。

歴史があるお寺なんだな。

修繕費の寄付を募っていたので

一口寄付して来ました。

もっと大きな門かと思っていたけど意外と小さかった。

YouTubeなどで予習して行ってみたら意外と小さかった狭かったってあるあるだよね。

法性寺への階段を登ります。

法性寺でも協力金300円を払う。

お寺の前には売店があったけど特に欲しいものはなかったな。

夢にまで見た法性寺。

ここでは怖くも神々しい般若の面を拝むことが出来ました。

法性寺で使われている書体はとても魅力的。

全く読めなかったけど。

法性寺は車でも来られるので参拝者がたくさんいました。

庭園を通って登山道へと進みます。

階段を登って

観音堂へ。

これが観音堂か。

観音堂の裏に回ると神秘的な景色が広がります。

この岩壁の穴はきっと自然に出来たものなんだろう。

もう明らかに空気が違う。

正にパワースポットです。

分岐に戻り岩の合間をくぐり進みます。

岩の道が続きます。

ここでは登山道ではなくて巡礼道と呼ぶんだね。

岩を削った階段が結構ある。

鎖場も出て来た。

苔がむして涼しげな景色。

岩を切り崩したところに

祠や地蔵が祀られている。

もうこの辺りは登山道なので周りには誰もいなくなりました。

月光坂(がっこうさか)。

前日は雨だったので岩の山道が滑る。

なのでゆっくり登ります。

岩を削った階段。珍しい。

奥の院まであと一歩!

とても狭いスペースに11体の仏像。

ここも岩壁にたくさんの穴が空いていた。
神秘的だ。

『大日如来』『お船観音』どちらが奥の院なのだろうか。

まずは『お船観音』へ。

足場細い岩の道の先に『お船観音』が見えて来た。

左側は絶壁なので落ちたらあの世行きです。
でも右側は落ちても10数mで木々があるので軽い怪我で済みそうです。
なので左側には近寄らず右側に重心を置いて歩けば大丈夫です。

これまた夢にまで見た『お船観音』に辿り着けた。しかしまたこれ実際に行ってみると思っていたよりも狭く小さく感じた。

でもこんなところで観音様に手を合わせられるなんて素晴らし過ぎる。

『お船観音』の正面から下に降りられる階段があるのだけれど先ほどのヤバい道を戻ります。
今度は逆なので右側に落ちたらあの世行きです。

続いて『大日如来』を目指します。

おーこの岩壁か!
この岩壁を登ったところに『大日如来』があります。

ここは鎖を使って登ります。滑って落ちてもあの世行きにはなりませんが大怪我はしそうなのでグローブをします。
グローブは色々と買い揃えましたが岩場歩きに使うならダイソーのグローブが最強です。

ここも岩壁を削った足場があるので登るのは難しくありません。

頂上『大日如来』が見えて来た!

こちらも夢にまで見た『大日如来』!
家族の幸せと山行の無事を祈りました。

頂上は畳半畳分くらいのスペースしかないので高所恐怖症のボクには怖い。でも気持ちいい。

降りる時の方が倍怖い。

無事に降りて分岐でアミノバイタルゼリーを飲んでひと休憩。

そして次の目的地『般若山』を目指します。

ここまでかなりゆっくりペースで来ている。

今となってはもう少しペースを上げておけば良かった。

鉄塔の万華鏡。

般若山はもう少しのはず。

先を進みます。

般若山登頂!

『山と高原地図』にも載っていない超マイナーな山だけど山行に憧れていたから本当に嬉しい。

日本百名山『両神山』

クライマーの聖地であり昨年まさかの山頂付近でツキノワグマに襲われる動画が世界を震撼させた『二子山』

そしてさっきはもっと大きく見えた『武甲山』
天気が良いから色々な名山を拝めて楽しかった。

先を進むんだが…あまり整備されていない上、あまり人が歩いていないので草木が生い茂り歩き辛い。
藪漕ぎというほどではないけれど。

ちょっとした危険箇所もちらほら。

釜ノ沢を目指します。

相変わらず岩場が続くんだけどこの辺りでちょっと違和感を感じた。
今まではガチガチに硬い岩場だったのに地質が明らかに違い粘土質のような柔らかさを感じた。

実はこの山行。もの凄く登山者が少ない山行でYAMAPでもあまり情報を集められなかった。(地図もかなり曖昧だった。)
めっちゃ魅力的な山行なのになんで登山者が少ないんだろう?
登ってみて色々分かった。

釜ノ沢に向かう登りの急登。
土砂崩れで道は潰れていた。

丁度1週間前にここを歩いた方がYAMAPに注意喚起をしていた。2週間前にここを通った方は普通に通れたようなのでその間に土砂崩れしたんだろう。
引き返すのか登るのか…。
頑張って登ることにした。
体感としては垂直に近いくらいの急登で土砂で滑るし岩を掴んでも粘土質っぽくボロボロと崩れる。両手両足、両膝を着きながらもうちょっとで登り切る。
そこで頂上から伸びる1.5mほどのボロボロに錆びた鉄を編み込んだロープを見つけた。
滑り落ちたら登り返しがキツいのでなんとか鉄のロープを握り頂上まであと1mのところまで来た。
その時『ブチッ』と錆びたロープは切れた。
しかし30cmくらいロープは残っていたのでそれにしがみついてなんとか登り切った。
次にここを登る人の命綱を縮めてしまって申し訳ない。

この写真は頂上から下を見たところ。
こんな急登、土砂崩れしてなくても難所過ぎるだろ。
でも登山上級者は難なく登り降りするのかな。

ボクは一生、初心者で終わりそうだ。

一応、釜ノ沢に向かってみる。

亀に見える?
これは『亀ヶ岳』という見どころスポット。

さっきより『武甲山』が綺麗に見えた。

しれーっと岩場、鎖場が出てくるから楽しい。

釜ノ沢を目指すが色々と不安になって来た。

本来ならここからが本番だった。
釜ノ沢一峰から五峰までのアスレチックな山行を楽しみにしていた。

けれど。

前半をあまりにゆっくり進んでしまったため時間的にまあまあギリギリになってしまった。

事前に調べた情報ではこの先の『釜ノ沢五峰』はかなり道迷いしやすい山行らしく、足場の悪さも気になったので…

体調は万全だったけれど下山することにしました。

釜ノ沢五峰の登山口まで下山した。
この山行は凄く魅力的なんだけど登山者が殆どいない理由はなんとなく分かった。
整備されていないからかな。

登山者の多い山は地域や自治体、企業などが整備、管理を行っている。
しかし『釜ノ沢』はどうやら個人が管理しているらしいので整備や壊れた登山道の修復は期待出来ないのかなと思った。

『般若山』『釜ノ沢五峰』を満喫するつもりが志し半分以下で終わってしまった。

残念だけど行って良かったと思う。

分岐の法性寺に向かう。

途中にあった鉄工所。

ガンダムの頭。
こんな珍スポットがあるのも登山の楽しみの一つね。

秩父大神社。

ひたすら家族の幸せを祈ります。

そして法性寺に戻って来た。

まだ時間があるので観音堂で約1時間休憩をしました。

法性寺の方に聞いたところ『仁王門』は来年の今頃には修復が終わるとのこと。

修復された『仁王門』を拝みに1年後も来たいとは思うけど…釜ノ沢への山道が修復されることは期待出来ないので躊躇する。

観音堂で

お祈りして

着替えて荷物を整理して

とてもリラックス出来た。

さあ帰ろう。

また来る機会はあるのかな。

帰りの集落歩きは超気持ち良かった。
またまた最高の武甲山を拝めた。

般若の丘前バス亭に向かう途中。
ボクが子供のころはこのブロック塀と有刺鉄線は良く見たな。
懐かしい。

またまたまた素敵な武甲山。

途中でカカシ化したミッキーとミニーを見つけた。でも傘をさしてあげてるところに愛情を感じる。

般若の丘前に着いた。

せっかくだから『チチブサワラ』を抱っこして。

『
パレオパラドキシア』の母親と子供とパチリ。
やっぱり家族って良いね。

また会う機会があるかないか分からないけど元気でな。

そしてバスに載って帰路に着きました。

今回は『般若山』と『釜ノ沢五峰』をセットで登ることが願いだったので。
『釜ノ沢五峰』は断念したので満足度40%でした。

今回は途中で
脱力してしまったので法性寺をゴールにしてYAMAPを終了してしまいました。実質、約10km以上、標高は700m以上は登り降りしました。

でも今回の登山では革命的な発見がありました。

『カンブリア宮殿』に『YAMAP』創立者の春山慶彦さんが出演されました。

そこで紹介されたソールを試してみた。
これが最高に素晴らしかった。
足のトラブル、負傷に悩まされていたけれど。
このソールで登山したら全く痛みやストレスを感じなかった。
登山は金のかからない趣味だと言われるけどやっぱりお金はかかるね。
これからも質素な生活を心がけて登山を頑張れるように生活したい。
でもそれは簡単ではないから精進します。
ケセラセラ⭐︎