孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

疲れ果てた3連休(3)

2023-11-06 21:16:22 | 2歳半から

娘一家が帰ってから、7歳(小二)双子女児とボードゲームをして遊びました。

 

ちなみにこの子たちは、ママに似てスラリと背が高く、とても可愛らしいです。

(次男の嫁さんは長男の嫁さんに勝るとも劣らない美貌の持ち主です。)

 

「ナインタイルズ」と「ウボンゴ」というゲームをしました。

双子の強いこと強いこと。

とてもじゃないが歯が立ちません。

途中でじいじも参加しますが、わたし以上に情けない体たらく。

断トツビリというか、要するにいちども勝てないのです。

 

すると、双子のひとりが思案げな顔つきになり、わたしに耳打ちしてきます。

「かわいそうだから、じいじを一回勝たせてあげよう」

「ぜったい勝たないで、じいじができるのを待つんだよ」

「わかった?」

もうひとりの双子にもそっと耳打ちしています。

 

「でもさあ、かえって傷つくかなあ」などとも言っています。

おどろきました。

わずか7歳で、ここまでの心理発達があるのか。

 

ゲームのあとは延々のおしゃべりが始まります。

双子が交代で、学校生活のアレコレを話してくれます。

担任の先生のこと、仲良しの友達のこと、乱暴な男子のこと。

「あたし(たち)ってしゃべりすぎかなあ」と言いながらも、夢中でしゃべります。

またしてもおどろきました。

わずか7歳で、ここまでの言語能力があるのか。

 

思いが、つい口から飛び出してしまいました。

「5年後のマメがこんなふうに成長しているかなあ」と。

そのとき次男夫婦の顔をよぎった憐れみの表情。

 

無理だと思ってるのね。

しょせん聴覚障害児だと思ってるのね。

健聴児のような成長は望めないと思ってるのね。

 

まあ見てなさいよ。

心ひそかに闘志を燃やすわたしでした。

 

こうして終わった3連休。

何だか疲れて疲れて...。

連休明けの今日は、朝食後もういちどベッドに入って、昼近くまでウトウトごろごろ。

今はやっと元気になりました。

明日はまた娘を訪問します。

マメちゃん待っててね。


疲れ果てた3連休(2)

2023-11-06 17:37:03 | 2歳半から

連休初日の3日(金)。

娘一家は2時ごろやって来ました。

いそいそと玄関を出てマメを迎えます。

「マメちゃ〜ん、よく来たね〜」

 

車の中からニコニコと手を差し出してくるマメを見て、ギョギョギョとびっくり!

「ど、どうしたの?」

顔の左半分が赤く腫れ上がっているのです。

 

抱き上げてよく見ると、虫刺されです。

虫(たぶん蚊)に刺されて、掻き壊してしまったようです。

ほっぺたと目の上と2箇所刺されていて、その腫れ具合はまるで「お岩さん」。

色白の可愛らしい顔が台無しです。

パパママによると、

「ゆうべは何ともなかったのに、朝起きたらこんなふうになっていた」とのこと。

 

アチャーと脱力したわたしです。

何て間が悪いんでしょ。

もうこれで勝算はなくなったわね。(何の勝負だ?)

今回次男一家に、マメのかしこさにくわえて可愛らしさも最大限アピールしたかったのに...。

 

翌日土曜日に両親が皮膚科に連れて行き、抗菌軟膏と抗生物質飲みグスリをもらってきました。

これでいちおうひと安心。

 

そんなこんなで「運命の(大げさすぎる!)」日曜日がやってきました。

ドキドキしているのはわたしだけです。

娘は「**兄ちゃんに会える」とうれしそう。

婿さんもわりとウキウキっぽい表情です。

マメは長男の子どもたちの名前を連呼して、ちがうちがうとママに訂正されています。

夫(じいじ)はいつものように、何も考えていません。

 

1時。次男一家がやってきました。

次男と嫁さんは、マメの腫れ上がった顔を見てビックリ。

わけを話して「おやおや」「アラアラ」と納得でしたが、子どもたちはどうだったろう?

見た目の印象にとらわれて、

「この子は片耳が小さい上に両耳難聴で、おまけに顔もひどいことになっている」

などと思ったかも。

 

次男の子どもたち(13歳男児、7歳女児双子)は長男の子どもたち(6歳女児、4歳女児)に比べて大きいからか、2歳児のマメをあまりかまいつけてくれません。

それでもマメはうれしそうに、外で遊ぶ双子にくっついています。

双子が折り紙の裏にとてもきれいな絵を描いて、

「これあげようかな、どうしようかな」などとじらしてから、マメにひょいと差し出しました。

顔をパっと輝かせて、ありがたく絵を受け取るマメでした。

 

まわらぬ舌ながらアレコレとおしゃべりするマメ。

イキイキはつらつと動きまわるマメ。

3時すぎに娘一家が引き上げるまで、次男夫婦にはじゅうぶんマメの成長ぶりを見てもらえたと思います。

次男はたくさんマメを抱っこしてくれました。(マメもごきげんで抱っこされていました。)

 

ああ良かった。

数日来の心の重荷が解き放たれた感じでした。

でも...。

(次記事につづきます)

 

 

 

 

 


疲れ果てた3連休(1)

2023-11-06 16:30:55 | 2歳半から

3日(金)〜5日(日)の3連休、娘一家が泊まりに来ることになりました。

「ちょっとだけうれしいけど、あとの大部分は気が重い」というのが正直な気持ちでした。

この3連休は、日ごろの疲れをとるため、ひたすらグダグダと過ごしたかったからです。

でもまあ仕方がない。

 

連休初日の朝。

3日間の料理計画をざっくりと立てて、買い出しメモを作っていると、次男嫁さんからライン。

「連休最後の日曜日、みんなで伺っていいですか」と。

「おっと...!」

かなり狼狽したわたしです。

 

狼狽の理由はふたつ。

 

<その1: 次男一家と娘一家が出会うのが気がかり>

昨年夏の「じつはマメは両耳難聴なの」のカミングアウトのとき、超過剰反応した次男です。

「あんなトロい妹に難聴児を育てられるわけがない」から始まって、

「何で結婚させたんだ」「何で子どもを生ませたんだ」と、優生思想丸出しでがなり立てて...。

 

その後次男は、今年の正月、5月の連休、8月の夏休みと、計3回マメに会っています。

順調な成長ぶりを見てくれたと思うけれど、それはわたしの希望的観測。

どの時も、長男一家を含む大人数でわやわやしていたから、あまりよくわかっていなかったかも。

 

次男一家と娘一家だけで会うのは2年ぶりくらいになります。

大丈夫かな。

つーか、次男一家のほうも「えっ、**たちも来るのか」と狼狽していそうな気がします。

 

<その2: 総勢10人の日曜日昼食、どんなメニューにしたものか>

アレコレ考えたけれど、結局宅配ピザ(ピザーラ)にすることに。

Mサイズ5枚あれば足りるわよね。

「マヨネーズが無理」というひとがいるから、そのへんを配慮して、注文内容は娘夫婦にまかせよう。

 

そんなわけでこの3連休、

老夫婦だけでのんびりしたい・・・いちばん望ましい

娘一家が泊まりに来る・・・まあやむを得ない

娘一家と次男一家を同時にもてなす・・・すごく緊張する

とだんだんエスカレートしてきたのがつらいです。

 

ふた家族来訪のようすは次記事でお伝えします。

 

 

 

 

 

 


マメ2歳6ヶ月

2023-10-31 14:34:08 | 2歳半から

マメが2歳6ヶ月になりました。

先日、初めてマメの疑問文を聞きました。

食事どき、じいじがテーブルから薬のカプセルを落として、拾うためにかがみ込んでいます。

先に食事を終えて遊び始めていたマメが、それに気づきました。

 

「じいじ、なにしてるの?」とマメ。

「おくすり落としちゃったの。マメちゃん、あれ拾ってくれる?」とじいじ。

「うん!」

かがんでカプセルを拾い、うれしそうにじいじに差し出すマメ。

 

初めての疑問文に感激していると、「そんなの前から言ってるよ」と娘。

えっそうなの?ほんとなの?

たしかに、週3日各5〜6時間しか接していないわたしに比べて、娘のほうがマメの言語状況をよく把握してるとは思うけど。

 

さて2歳半のマメ。

日常で遭遇しないこんな言葉をよく知ってるな、と思うくらい語彙力は伸びているし、

二語文・三語文も順調。

でも、「あれこれお話しする」という感じからはまだほど遠いです。

このあいだテレビで、満3歳児が「ああしてこうして...だから...しちゃった」などと話しているのを見てビックリ!

 

あと半年で、マメはあんなふうに流暢にお話しできるようになる?

いやいやムリでしょ。

 

急に焦り感が湧いてきて、久しぶりにアスクドクターズにアクセスしてしまいました。

「2歳児 言葉」で検索し、出てきた質疑応答記事をかたっぱしから読みます。

いいかげん目が疲れてきたころに出会った相談記事で、ようやく気持ちが落ち着きました。

 

今のマメとほぼ同じ言語状況をもつ2歳10ヶ月児(健聴児)のお母さん。

「上手にお話しできない」と不安をうったえています。

5人の小児科ドクターの回答はほぼ同じ。

「何の心配もない、年齢相応の発達である、個人差に振り回されないで」というものでした。

ホッとしました。