マメは、公園などでたまたま居合わせた子とフレンドリーに遊びます。
(「誰でも」というわけでなく、ある程度の好みはあるようです。)
つかず離れず遊んだあと、相手の子が帰るそぶりを見せると、そばに行って「バイバイ」や「タッチ」などで別れを惜しみます。
そんな様子を何度となく目にして、微笑ましく思っていました。
さて、このまえの土曜日。
マメとふたりで出かけた近所の公園。
親に連れられた子どもたちが、思い思いに遊んでいます。
そのなかに、8歳と4歳の姉妹がいました。
(何歳?と聞いたら答えてくれました。)
お姉ちゃんが、鉄棒で「逆上がり」「前まわり」「片足まわり」などを見せてくれます。
「わーじょうずだね」とわたし。
マメはぽーっとして、お姉ちゃんにひたすら見とれています。
その後、この姉妹に対するマメの「つかず離れず作戦」が始まりました。
ふたりがすべり台に行くとマメも行く。
ブランコに行くとマメも行く。
でも、ふたりは姉妹だけでじゅうぶん楽しいので、マメの「熱視線」には目もくれません。
さらに気づくと、ベンチに座っていた姉妹のママは、知り合いのママ友と出会って「ヤアヤア」状態。
そのママ友の子どもたち(5〜6歳)とも、姉妹は遊び始めます。
にぎやかに楽しく遊ぶ子どもたちを見て、ムズムズしてきたマメ。
「マメちゃんもいっしょに遊びたい」
「う〜ん、そうだね〜」(ダメダメ、この状況ではうまくいかないよ)
「いっしょに遊ぼうって言えばいいかな」
「う〜ん、どうかな〜」(やめときやめとき)
「言ってくる」
「えっ、ちょっと待って」
煮えきらないわたしを置いて、マメは走っていきます。
まっすぐ8歳のお姉ちゃんの前に立って、ハキハキと言います、「いっしょに遊ぼう」と。
すごいなマメ。
何たる「グイグイ力(りょく)」!
もちろん撃沈しました。
お姉ちゃんからは「は?」という表情を向けられ、
ほかの子からはにらまれ、
ママさんたちからは失笑されました。
失意のマメを見て、おかしいやらかわいそうやら。
それにしても、マメの意外な「グイグイ気質」が判明して、、、。
これって、喜ぶべきか心配するべきか。
どっち?
*今日は大晦日です、みなさま良いお年をお迎えください。