経済学など、ひととおりのことを知っておけばそれでいい。
専門的な知識はいずれにしても、後追いだ。
もちろん、会話に不自由しない程度の知識は それでも必要だが、当たり前に大学の経済学で習う程度のことを知っていれば、それで十分だ。
私が断言するのには理由がある。
良い大学を出たエリートと呼ばれる人たちは、情報処理能力が高い。
だが、彼らの情報処理能力は、AIには叶わない。
良い大学を出たエリートと呼ばれる人たちは、記憶力が高い。
だが、彼らの記憶力は、量的にも質的にもAIには遥か及ばない。
良い大学を出た人は、その情報処理能力と記憶力をふんだんに使い、正解を導く事に長けている。
ただし、それはいわゆる「正解のある問題」への解答を出すという能力に限られる。
正解のない問題に対しては、彼らはいつも同じ言い訳をする。
「想定外」という言い訳で、彼らがそれを言いだしたときは、大体、お手上げ状態であることが多い。
それが、個人の場合ならまだいい。
国家の将来を委ねる官僚がそうであった場合、日本の未来は暗くなるだろう。なぜなら、この進歩した時代の混沌とした世の中に対応できるのは、アカデミック IQではなく、 ストリートIQであるだろうからだ。
そして、{想定外}を連発するうちに、国は滅んでしまうのである。
ストリートIQの高い人間は、まず、嘘を見抜く。
なぜなら、何度も嘘をつかれた経験を、子供のころから持つから、簡単には人を信じたりはしないからだ。
次に、ストリートIQの高い人間は、事象を見る時、様々な方向から考える。
なぜなら、一方的に自分の方向から見ることで、何度も痛い目にあってきたからだ。
最後に、ストリートIQの高い人間は、様々な情報を得て分析することに長けている。
なぜなら、それこそが、生命線であったわけだし、現在も未来も そのおかげで儲けることができることを知っているからだ。
これらは、教えられてできることでは無い。
もちろん、どこかでそういう人に巡り合えるチャンスは、あなたにもあるかもしれない。
そして、そのひとにうまく取り入ることができれば、大金をつかむチャンスだって得られるかもしれない。
もし、あなたが人生のうち、一度でもそういう人に巡り合えることができたなら、それこそが僥倖である。祝福だ。
きっと、その人を大切にして、友人であり続けるべきだろう。なぜなら、そういう人は万人単位で探しても一人出会えるかどうかだからだ。