日本人の問題として、沖縄のことを本気で考えたことが、ありますか?
と、たとえば、大阪に住んでいる人間。東京、名古屋に住んでいる人間に、聞いてみたら、何と言うだろう。
大阪の人間は、たいてい 「そりゃ 考えとるわ あたりまえやないか」と言う人が多いだろうという自信が私にはある。
私の出身地には沖縄村と呼ばれる地域があり、そこには、ボクシングで有名な渡嘉敷さんも住んでいた。
沖縄は大阪にとって、とても身近な存在だったし、今ではもっと 近くなっている。しかし、東京の人はどうなんだろ。
私個人にとっての沖縄は、尊敬する友人が住んでいるとても楽しい思い出がたくさんある場所だ。
沖縄そばもおいしかったし、また、ピッツア ハウスのステーキもおいしかった。それに、金武では、考えさせられたし、あのヘリコプターの落下後では、なんとも言えない気持ちになった。
どうすれば、解決なのかという答えは、私には、はっきりとしたものが、どうしても見つからなかった。
それは、基地によって、迷惑している人もいるのと同時に、基地によって生活している人もいるという現実もあり、また、若い世代では、中国の脅威のほうをより心配していることも、聞いている。
つまり、アメリカ、中国という大国のなかで、ヒリヒリとした緊張の国際世界を 否応なしに感じているのが、沖縄なのである。
それでも 一度会った人は一生の友人だと 受け入れてくれ、そして、今でも彼らはきっと、その元気な笑顔で、乗り切っているんだろうなあ と私は、遠くから思いを寄せるのである。
そんななか・・・
不適切発言で沖縄防衛局長を更迭 防衛相、「普天間」影響必至
2011年11月29日 22時25分
一川保夫防衛相は29日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり、女性や沖縄を侮辱する不適切な発言をした田中聡沖縄防衛局長を更迭した。沖縄県側は仲井真弘多知事が「コメントしたくない。口が汚れるから」と強い不快感を表明するなど反発しており、政府の普天間対応に影響を与えるのは必至。野田政権に大きな打撃となった。
一川氏は同日夜の記者会見で「沖縄との信頼関係を失いかねない重大なことと認識している。弁解の余地ない」と陳謝。「報道の内容に近いやりとりがあったと本人が認めている」と述べた。
東京新聞より抜粋
本当に、分かっていないと 私はとても苛立たしい気持ちを感じた。
苛立たしい気持ちは、この防衛相に対してでもあり、またもちろん、防衛局長にでもあり、マスコミに対してでもあり、そういう何もかもにたいして、腹が立つのである。
なぜか。
沖縄の人は、いつだって、覚悟をしている。
覚悟は、目の前で戦闘機が飛んでいるのを 毎日見ていなければ、理解できないはずだ。
その覚悟の上で、自分たちの運命を受け入れ、しかし、したたかに自分たちの行き場所を見つけなければならないのだ。
その覚悟は、頑固な表情を作ってしまうだろう。
頑固な表情は、自分たちと、自分たち以外の人たちを、分けてしまうことになるかもしれない。
しかし、それもまた、仕方の無いことなのだ。
私にはその気持ちが分かる。
なぜなら、多かれ少なかれ、外国で住んでいる日本人は、同じ環境にいるからだ。
だが、私は単に沖縄を、その人々を 擁護したきれいごとを言うつもりは無い。
私は、沖縄自身にだって、問題があると思う。
沖縄は、過去、一度も、ひとつにまとまって、何かを言うということをしてこなかった。
できるわけがない。
なぜなら、沖縄のほとんどの人のそれぞれが それぞれの立場で、自分の利益だけを考えて、沖縄全体のことなどは、考えられないからだ。
それは、そんなもんだろうと思う。
私はそれを 責める気にはなれないし その気もない。
人間は、沖縄であれ、東京であれ、 多かれ少なかれ、そんなものだからだ。
それに、だ。
沖縄には 観光以外に、大きな産業がないのである。
これが、多くの若者を島から離れさせる原因になるだけでなく、経済が回らないために、どうしても、国や基地に頼らなければならなくなってしまう。
しかし、それにしても、せめて一歩、あともう少しぐらいは、沖縄が今より 良くなることは、できないだろうか。
政府の人間は、普天間の前に、日米地位協定の 不平等をなんとかしなければならないはずなのに、まったくそんな議論もでてこない。
これこそ、逃げちゃ いけない問題はずだ。
もっと、ビジネスのチャンスも作ることはできないだろうか?と考えてみた・・・
すでに、ありとあらゆる観光資源に関しては、開発されているのだから、もうひとつ、カジノ構想も考えればどうだろう。
雇用には十分に応えられるビジネスになるはずだ。島にもたくさんのお金が落ちる。
米軍基地があるのだから、それをもっと利用する方策を考えてみてはどうだろう。
米軍基地の中は、リトル アメリカになっている。
もちろん、アメリカとの交渉をしなければならないが、日米共同で、より、アメリカらしいエンターテイメントを、観光資源として作ることもできる。アメリカ兵も喜ぶし、日本人観光客も、また、楽しめる。例えば、ラスベガスからショーを持ってきてもいいだろう。あるいは、慰問をする機会をもっと、コンサートとして収益のあるものにしてやれば、エンターテイナーも魅力を感じるだろうし、アメリカにはそんなチャンスがあれば、いくらでも楽しい仕掛けをする人間がいる。これは、多くの観光客を沖縄に引き込むだけでなく、多くの沖縄の「平和的な」雇用を生み出すことになる。
あるいは、海底に眠っている、資源を開拓してみることも 新しい機会をつくるのではないだろうか。
沖縄の近くには、まだまだ眠っている資源があることは、はっきりしていて、それを、日本政府は、調査しているにもかかわらず開発しようとはしない。理由は、たくさんあるのだが、一番の理由は、今までオイル天然ガスなどは、オーストラリアや中東から買い付けたほうが効率的で、安かった上に、自然環境を破壊しないと言うメリットがあったからだ。
沖縄の、巨石文明の謎も、大きなロマンをかきたてるし、そこには、人類史を覆すストーリーも隠されているはずなんだが、そのことについても、日本の考古学者たちは、何もしない。
すくなくとも紀元前8000年の人類史がそこにはあるはずで、それはエジプト文明よりはるか昔なのである。
今の歴史の教科書が 石器時代と書いているが、そのときに、沖縄には立派な文明があったのだ。これをもっと研究して、きちんとした成果がでれば、世界中の注目を集めるのに、何もしないなんて、本当に馬鹿げている。
沖縄には、あんなにたくさんの世界チャンプが出ているのに、タイトル戦が沖縄では行われないというのも、不可思議だ。
世界タイトルは沖縄でやればいい。
宮崎や、高知でキャンプをするベースボールも、沖縄でキャンプをするといいだろう。
筋肉が固くならない温暖な気候は、きっと 選手にとっても いいはずだ。
沖縄は、もっともっと、ポテンシャルを生かして、そういうところへ働きかけることをすれば、いろんなビジネスチャンスが広がるはずなんだ。
それに、だ。
沖縄にとっても、東京にとっても、敵は、外にいるんだ。
日本人同士で、誰が何を言ったとか、それが遺憾だとか、冒涜だとか 言っているうちは、なーんにも解決しない。
普天間基地の問題は、アメリカと交渉するべきで、そのために、日本はアメリカを、首根っこを両手で揺すぶるぐらいの根性が なければだめなんだ。
沖縄自身だって、そうだ。
沖縄の中で、それぞれの利権や、小さな利益だけを考えて、お互いもめていたら、一体、体の真ん中に 何があるのかさえ、分からなくなってしまう。
と、たとえば、大阪に住んでいる人間。東京、名古屋に住んでいる人間に、聞いてみたら、何と言うだろう。
大阪の人間は、たいてい 「そりゃ 考えとるわ あたりまえやないか」と言う人が多いだろうという自信が私にはある。
私の出身地には沖縄村と呼ばれる地域があり、そこには、ボクシングで有名な渡嘉敷さんも住んでいた。
沖縄は大阪にとって、とても身近な存在だったし、今ではもっと 近くなっている。しかし、東京の人はどうなんだろ。
私個人にとっての沖縄は、尊敬する友人が住んでいるとても楽しい思い出がたくさんある場所だ。
沖縄そばもおいしかったし、また、ピッツア ハウスのステーキもおいしかった。それに、金武では、考えさせられたし、あのヘリコプターの落下後では、なんとも言えない気持ちになった。
どうすれば、解決なのかという答えは、私には、はっきりとしたものが、どうしても見つからなかった。
それは、基地によって、迷惑している人もいるのと同時に、基地によって生活している人もいるという現実もあり、また、若い世代では、中国の脅威のほうをより心配していることも、聞いている。
つまり、アメリカ、中国という大国のなかで、ヒリヒリとした緊張の国際世界を 否応なしに感じているのが、沖縄なのである。
それでも 一度会った人は一生の友人だと 受け入れてくれ、そして、今でも彼らはきっと、その元気な笑顔で、乗り切っているんだろうなあ と私は、遠くから思いを寄せるのである。
そんななか・・・
不適切発言で沖縄防衛局長を更迭 防衛相、「普天間」影響必至
2011年11月29日 22時25分
一川保夫防衛相は29日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり、女性や沖縄を侮辱する不適切な発言をした田中聡沖縄防衛局長を更迭した。沖縄県側は仲井真弘多知事が「コメントしたくない。口が汚れるから」と強い不快感を表明するなど反発しており、政府の普天間対応に影響を与えるのは必至。野田政権に大きな打撃となった。
一川氏は同日夜の記者会見で「沖縄との信頼関係を失いかねない重大なことと認識している。弁解の余地ない」と陳謝。「報道の内容に近いやりとりがあったと本人が認めている」と述べた。
東京新聞より抜粋
本当に、分かっていないと 私はとても苛立たしい気持ちを感じた。
苛立たしい気持ちは、この防衛相に対してでもあり、またもちろん、防衛局長にでもあり、マスコミに対してでもあり、そういう何もかもにたいして、腹が立つのである。
なぜか。
沖縄の人は、いつだって、覚悟をしている。
覚悟は、目の前で戦闘機が飛んでいるのを 毎日見ていなければ、理解できないはずだ。
その覚悟の上で、自分たちの運命を受け入れ、しかし、したたかに自分たちの行き場所を見つけなければならないのだ。
その覚悟は、頑固な表情を作ってしまうだろう。
頑固な表情は、自分たちと、自分たち以外の人たちを、分けてしまうことになるかもしれない。
しかし、それもまた、仕方の無いことなのだ。
私にはその気持ちが分かる。
なぜなら、多かれ少なかれ、外国で住んでいる日本人は、同じ環境にいるからだ。
だが、私は単に沖縄を、その人々を 擁護したきれいごとを言うつもりは無い。
私は、沖縄自身にだって、問題があると思う。
沖縄は、過去、一度も、ひとつにまとまって、何かを言うということをしてこなかった。
できるわけがない。
なぜなら、沖縄のほとんどの人のそれぞれが それぞれの立場で、自分の利益だけを考えて、沖縄全体のことなどは、考えられないからだ。
それは、そんなもんだろうと思う。
私はそれを 責める気にはなれないし その気もない。
人間は、沖縄であれ、東京であれ、 多かれ少なかれ、そんなものだからだ。
それに、だ。
沖縄には 観光以外に、大きな産業がないのである。
これが、多くの若者を島から離れさせる原因になるだけでなく、経済が回らないために、どうしても、国や基地に頼らなければならなくなってしまう。
しかし、それにしても、せめて一歩、あともう少しぐらいは、沖縄が今より 良くなることは、できないだろうか。
政府の人間は、普天間の前に、日米地位協定の 不平等をなんとかしなければならないはずなのに、まったくそんな議論もでてこない。
これこそ、逃げちゃ いけない問題はずだ。
もっと、ビジネスのチャンスも作ることはできないだろうか?と考えてみた・・・
すでに、ありとあらゆる観光資源に関しては、開発されているのだから、もうひとつ、カジノ構想も考えればどうだろう。
雇用には十分に応えられるビジネスになるはずだ。島にもたくさんのお金が落ちる。
米軍基地があるのだから、それをもっと利用する方策を考えてみてはどうだろう。
米軍基地の中は、リトル アメリカになっている。
もちろん、アメリカとの交渉をしなければならないが、日米共同で、より、アメリカらしいエンターテイメントを、観光資源として作ることもできる。アメリカ兵も喜ぶし、日本人観光客も、また、楽しめる。例えば、ラスベガスからショーを持ってきてもいいだろう。あるいは、慰問をする機会をもっと、コンサートとして収益のあるものにしてやれば、エンターテイナーも魅力を感じるだろうし、アメリカにはそんなチャンスがあれば、いくらでも楽しい仕掛けをする人間がいる。これは、多くの観光客を沖縄に引き込むだけでなく、多くの沖縄の「平和的な」雇用を生み出すことになる。
あるいは、海底に眠っている、資源を開拓してみることも 新しい機会をつくるのではないだろうか。
沖縄の近くには、まだまだ眠っている資源があることは、はっきりしていて、それを、日本政府は、調査しているにもかかわらず開発しようとはしない。理由は、たくさんあるのだが、一番の理由は、今までオイル天然ガスなどは、オーストラリアや中東から買い付けたほうが効率的で、安かった上に、自然環境を破壊しないと言うメリットがあったからだ。
沖縄の、巨石文明の謎も、大きなロマンをかきたてるし、そこには、人類史を覆すストーリーも隠されているはずなんだが、そのことについても、日本の考古学者たちは、何もしない。
すくなくとも紀元前8000年の人類史がそこにはあるはずで、それはエジプト文明よりはるか昔なのである。
今の歴史の教科書が 石器時代と書いているが、そのときに、沖縄には立派な文明があったのだ。これをもっと研究して、きちんとした成果がでれば、世界中の注目を集めるのに、何もしないなんて、本当に馬鹿げている。
沖縄には、あんなにたくさんの世界チャンプが出ているのに、タイトル戦が沖縄では行われないというのも、不可思議だ。
世界タイトルは沖縄でやればいい。
宮崎や、高知でキャンプをするベースボールも、沖縄でキャンプをするといいだろう。
筋肉が固くならない温暖な気候は、きっと 選手にとっても いいはずだ。
沖縄は、もっともっと、ポテンシャルを生かして、そういうところへ働きかけることをすれば、いろんなビジネスチャンスが広がるはずなんだ。
それに、だ。
沖縄にとっても、東京にとっても、敵は、外にいるんだ。
日本人同士で、誰が何を言ったとか、それが遺憾だとか、冒涜だとか 言っているうちは、なーんにも解決しない。
普天間基地の問題は、アメリカと交渉するべきで、そのために、日本はアメリカを、首根っこを両手で揺すぶるぐらいの根性が なければだめなんだ。
沖縄自身だって、そうだ。
沖縄の中で、それぞれの利権や、小さな利益だけを考えて、お互いもめていたら、一体、体の真ん中に 何があるのかさえ、分からなくなってしまう。