Sydney Yajima


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富の移行

2015-11-27 16:34:52 | 経済
おおよそ 金儲けをしたい人は、どうやって金儲けをするかということは、考えるが、しかし、どうすればいいかは理解できずに、様々な方法を自己流で辿るか、あるいは、誰かの助けを得て、なんとかしてもらおうとするのかのどちらかだろう。

だから、毎日金儲けを考えている人にとって、私が今から書くことは、もしかしたら、やる気をなくすことになりかもしれない。

そもそも、お金と言うものは、信用の上に成り立っているペーパーである。
ペーパーだから、紙自体の価値は、無い。
ただ、そこに書いてある数字が重要になる。
10000円と書いてあれば、それで10000円の価値があるものと、取り換えることができるからだ。

当たり前の話で、小学生でも知っている。

と言う人は、本当にそうだろうか?
と自問してみてほしい。

そもそも、あなたは頭がいい人のはずである。
そんなあなたが、どうして、このいい加減な数字を 何の疑いもなく信じているのだろうか?

では、少し掘り下げてみる。

今、オーストラリアは、豪州ドルを安くさせる誘導を始めている。
その理由は、鉄鉱石、石炭などの価格が暴落し、中国へ売れなくなったために、新しい産業を必要としているからだ。
新しい産業が何になるのかは、まだ手探り状態だが、為替を安くすることによって、国際的な輸出競争力を増やし、国内の雇用を安定させようとしている。


日銀が、おこなった量的緩和は、それに似た方法だった。
日本は、いびつな経済を持った国だ。
国の借金は多いが、そのほとんどの貸主は国民だという点。
また、国は他国に対しても債権多く所有してもいる。
非雇用率はどれほど景気が悪いときでも まず5%を超えることは無かった。

そのくせに、日本人は、いつも金切り声を上げて、苦しそうである。
少なくとも、私にはそのように聞こえる。
それは、駅のアナウンスでも、同じで、あそこまでうるさい音を出さなければ、電車が発車しない国は、日本だけだろう。

そのくせ、車内で携帯電話で話すなと マナーを押し付ける。
そんな国も、日本だけだ。

法治国家だと言いながら、やくざがいたり、人権を守ると言いながら、被爆させたり、戦争はしないといいながら、戦争をする準備を始めてみたり、民主主義だと言いながら、デモを弾圧したり、アジアの国々と仲良くしなければならない と言いながら、差別をしてみたり、ともかく、二重の構造は、ありとあらゆるところにはびこる。
だから、日本は、しんどい。

話を元に戻そう。
為替をこのように動かせることで、国内の景気を上げたり下げたりすることのできるメカニズムがある。
そのメカニズムを、うまく使うことで、多くの産業や人々を 喜ばせてみたり、あるいは、泣かせてみたりすることが、ビジネスの根本だ。
もし、あなたが、貿易を生業としていたなら、この意味は、身を切る思いで何度も経験させられてきたはずだ。

言い換えれば、為替だって動かせるのだから、国の中の景気をどうするのか、などということは、割合に簡単なメカニズムで左右できるのである。

例えば、日銀が、量的緩和を行った後、日本は 日本で最大の企業=日本国が、そのお札を使って、国内に、設備投資を大々的に行えば、確実に景気は良くなる。
だが、それはしないだろう?
理由は簡単だ。
そんなことをしなくても、日本は景気が良いからなのだ。
景気が悪ければ、みんなが仕事がなくなって、困っているはずだ。
だが、人手不足で困っているとことは沢山あるのに、仕事が見つからなくて、困っている人は、あまりいない。
スペインやギリシャに行けば、3割近い失業率を抱えていることを、合わせて考えてみてほしい。

それでも日本人は幸せだとは言わない。
私は幸せだ。
と言う人は実に、少ない。
いつも暗い顔をして、うつ病を患ったり、自殺を考えたりまでしている。
自殺率は先進国のなかでも、常に上位だ。

なぜだろう?

こんな中、中国が自国の発行する通貨を世界基準にしようとして運動を始めている。
IMFからSDRの権利を手に入れるために運動をしているのもAIIBをしていることも、ちょっと脳みその薄いキャメロン首相を操ってイギリスを誘導してみることもすべてその一環だ。

中国は中々しぶとい。

彼らは相当深刻な経済の病気を患っているはずなのだが、健康な若者の振りをして、走ってみたりする。
本来ならば大手術が必要な癌患者が、何事もないかのように、ふるまっているのである。
ただし あまり長くはない。

この理由となる根拠は、数字だ。
彼らの中には、そもそも経済を理解したリーダーの存在がいない。
いたとしても、多くの場合、党略などで発言をつぶされてしまう。
GDPが6.9%しか増えなかったというけれども、その数字そのものが、嘘であると多くの経済学者が認めている。
認められた嘘の数字を、それでもまた、中国は発表する。

誰からも信用されない統計を発表する時点で、どうしてそんな国が発行する通貨を世界基準にしたいなどと、思うだろうか?
中国人自身でさえ、中国の紙幣を信用していない。
彼らは、米ドルを信じているし、あるいは米国の資産価値を信じているし、さらには、機会さえあれば中国から出ていきたいとさえ願っている人たちの集まりなのである。


日本が、本当に良い国になろうとしたら、自分たちの二重構造について、考えてみてはどうだろうか?



第三次世界大戦は起こるのか?

2015-11-17 22:04:45 | 世界情勢
ナショナリズムというものは、時に重要な役割を果たす。
例えば、韓国が発展したのも、日本に追いつけというスローガンがあったからだし、日本の産業も、欧米に追いつくことを目標にしていた時期があったから今日があるのだろう。

しかし、時代は変わった。

ナショナリズムというのは、可燃性だ。
そして、火が付くとなかなか消えにくい。

時には、大きな戦争を経なければならなくなる。

それが、いまの中国の台頭であり、テロリストの暴挙であり、そして、経済的な自信のないロシアの反動的な攻撃である。

一日でロシアは1300人の人を爆撃で殺した。
ロシアの国民がテロで死んだのは確かだったが、負の連鎖は続くのみである。

人間は愚かな生き物だ。
まさに今、そのことを私たちは目の当たりにしている。

日本は外野でいられるだろうか?
居続けることができるだろうか?

そういう疑問を持つ人は少なくない。

答えは分かっている。
居続けられるはずなど ないのだ。

日本は早晩巻き込まれる。
巻き込まれでどのみち、泥沼に引きずり込まれるだろう。

中国の動きが、不器用で危なっかしい。
米国は、さっそく世界銀行の人事に着手した。
発展途上国への融資をする世界銀が、中国へ偏向していることを危惧し、中国人の幹部をバッサリと切り捨てたのである。
現在の世界銀行のトップは韓国系米国人だ。
そう遠くない時期に、彼のスキャンダルが出てくるだろう。

なぜなら、彼は中国と親しすぎるからだ。


中国と台湾

2015-11-07 21:07:32 | 地震予知 24時間
70年ぶりの握手だったのである。

なんといっても、70年間 台湾と中国は対立し続けてきたのだ。

経済のために、手を握ったとしても、あまりにも違いすぎる価値観は共有できるのだろうか?

まして、中国共産党は、台湾を自分たちの一部だと言い、台湾の自立を認めていないのだ。

台湾の国民にとっては、到底受けれられないことだろう。
また、香港の現在の状況を見ても 今後台湾がどうなっていくのかが、おおよその想定がつく。

少なくとも、国民たちは嫌っている。

この嫌っている理由は、例えば、理論的に説明できるタイプのものではないかもしれない。
言い換えれば、より生理的に、嫌っていると言い換えてもいい。



中国と台湾

2015-11-07 20:41:24 | 世界情勢
中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統が シンガポールで 出会った。
なぜ、唐突に?
と言う人は台湾の事情を知らない人だろう。

馬総統は中国国民党を母体として総統に上り詰めた男だ。
国民党は、中国との融和政策を進めているのだが、来年は大きく敗退するであろうことは、明らかだ。
そこで最後に、なんとか滑り込みセーフを狙って 中国との融和関係を構築させようとしているのである。

対する民進党は、去年の選挙以降 勢いづいている。
そもそも、馬総統の不人気が、原因なのだ・・・

その馬総統が中国の習と会った。
そして、「ひとつの中国」を確認しあった。

南シナ海での緊張を目の前にして、習国家主席にとっては、涙が出るほど うれしかったに違いない。
だが、日本にとっては、台湾の民意こそが、私たち自由陣営についてくれることだけを願うのみである。

言っておくが、馬総統は、馬鹿ではない。
彼は、中国と言う大国をにらみながら、彼の視点から台湾のために選択を行ったのである。
彼は アメリカのハーバード出身なのだ。
だから、米国のことは知り尽くしているといっていい。
その馬総統が、習国家主席と出会った。

このことは、とても重要なことなのだ。
日本にとっても米国にとっても近隣諸国の未来にとっても。

エジプト

2015-11-05 23:10:35 | 政治
ロシアの旅客機が墜落した。
乗員230人は絶望

爆発は上空で起こったことから、何らかの方法で機内に持ち込まれたとされる。

イギリスはエジプトが調査中である 現段階で、そう発表した。

エジプトは、イギリスに対して心証を悪くしている。

エジプトの空港の警備システムが十分ではなかったとの指摘もあるが、チェコスロバキアが開発したゴム製の爆弾は400グラムもあれば、飛行機一つぐらい爆破できてしまう。
ゴム製なので、金属探知機にも引っかからない。
簡単にすり抜けることができるだけでなく9vのバッテリー一つで引火する。
つまり9vのバッテリーさえあればいいわけなのだが、代用品にコンピューターのバッテリーを使うこともできる。

つまり、簡単には見つからないのだ。

そういうことを 良く知っているイギリス当局が、さっさとエジプトの警備を悪者にしただけでなく、テロリストの可能性を印象付け、そしてイスラム国への憎悪を掻き立てて、さらにロシアを戦争の泥沼に引きずり込もうとしている。

ロシアは、今後、泥沼に入っていかざるを得ない。


米国空母 ロナルドレーガン

2015-11-05 22:16:20 | 世界情勢
中国の原子力潜水艦が、先月下旬 米国の誇る空母 ロナルドレーガンに接近した。
空母は、九州南方を航行中であった。

一歩間違えば、戦争が始まったかもしれない。

もともと、中国の潜水艦は豊後水道の水深500メートルのところで 何度も確認されており、日本は把握していながら、放置してきた過去がある。
これは2013年から続くことであり、中国の潜水艦は、本土近くの奥深いところに、いる。

戦争反対などというプラカードは、こういう中国の潜水艦が、来なくなってから上げればいい。
降りかかる火の粉があるのに、払わずにガソリンをまいてどうする?

弱くなる中国外交

2015-11-03 01:48:33 | 政治
中国の外交が経済の鈍化とともに、どんどんと弱くなってきている。
最後に花火を上げるという気概が、今回のイギリス訪問であったのかもしれないが、湿った花火はあまりうまく点火しなかったようだ。
その結果、イギリスの首相は格を下げた形となり、王室外交を続けていた点でも、明らかに、お粗末な結果を招き始めた。

イギリスをインドは許してはいない。

唐突にこう書くと、何なのかよくわからないだろう。
「コイヌールがイギリスの女王陛下を飾る限り・・・」
と、あなたの知り合いのインド人がいたなら、そっと言ってみてほしい。
彼らの本音を聞くことができるはずだ。

中国は、イギリスを許したのか?
と言えば、それも、またない。

イギリスは世界からあまり好かれていない国だ。
そして弱小化しながら、過去の栄冠にすがって生きている枯れた国になりつつもある。

枯れた国
とは一度は隆盛を誇り、そして、時間とともに、基軸が移ってしまったために、忘れ去られてしまった過去の大国のことだ。

ギリシャがそうであり、あるいは ローマ帝国もそうであったろう。

今のイギリスはまさしくその後をたどっている。

理由はない。
ただ、そういうものなのだ。

その過程において、つまり弱っていく過程において、いままで抑えられてきた国が、力を持ち、そして、借りを返す時期が来る。
いじめられてきた過去を、何らかの形で支払ってもらおうとするのである。

カーマというものは、あるのかもしれない。


騒ぐな 祭りじゃねえ・・・

2015-11-01 23:25:02 | 世界情勢
中国と米国のハイレベルトークが行われている。
いずれも譲る様子はない。
だが、共通の認識がひとつだけある。
それは、どちらも、核戦争をしたくないということだ。

逆に言えば

核戦争という言葉が出てくるほどまでに、緊張した話し合いになっているともいえる。

日本の識者

彼らの中には、中国が中古のスクラップを改造した空母を持ち出してくることを懸念している人もいる。
だが、米国はあんなものを脅威だとは思ってはいない。

唯一 脅威を感じているのは、中国の弾道ミサイルだけである。
中国が、衛星を破壊することを嫌がっているのだ。

従って、その前に黙らせなければならない。
しかも、それは、繊細なメカニズムを伴った工学に基づいた方法でなければならない。
金融。
やがて、キャピタルメルトダウンが起こり、動けなくなったところで、次にポリティックスの紛争と内乱が起こるだろう。

今、それはその通りになりつつある。