インフルエンザ
多くの専門家が 分からないと言っているので、専門家でもない私ごときが、何をかいわんや。とは思うが、インフルエンザが猛威を奮う兆候が出ているとWHOがレベルを上げて発表する事態になった以上、ただ傍観していていいのだろうか?も思うようになった。
専門家ではないが、以下のことを、順に紐解いていこう。
とても分かりやすく簡潔なものを発見したので、ご参考までに。
これは
在フランス日本大使館
医務官、山口 寛
の作られたものからの抜粋である。
新型インフルエンザ
その対策(パニックの回避)
A型インフルエンザとは?
①従来は「カモなどの水鳥」の体内に生息
→ ヒト、ウマ、ブタ、クジラ、ニワトリ など感染
(人畜共通感染症)
②カモの腸管には、H1~16 N1~9 の様々な
A型インフルエンザウイルスが生息(無症状)
③ヒトは、ここ100年間は、H1N1, H2N2, H3N2 の流行のみ
インフルエンザ-①
(ヒトの症状)
①潜伏期(1~3日)の後、38℃以上の高熱、
頭痛、関節痛、全身倦怠感
②インフルエンザ肺炎、インフルエンザ脳症など
の合併症にて死亡のことあり
------------------------------------------------------
③通常の風邪(感冒)とは全く異なる疾患
インフルエンザ-②
(感染経路)
①飛沫感染:咳やクシャミによる飛沫 → 1mで落下
②飛沫核感染:5um以下の小さな粒子(飛沫核)
→ 数時間は空中に浮遊
③接触感染:手や物体の表面に着いたウイルスが口や
目に入ることによる
※ウイルス粒子の安定化には、低温、低湿度が最適
※発症後、3~4日がウイルス排泄のピーク
※1個のウイルスが呼吸器粘膜に感染
→ 24時間後には100万~数千万個に増殖
インフルエンザ-②
(感染経路)
①飛沫感染:咳やクシャミによる飛沫 → 1mで落下
②飛沫核感染:5um以下の小さな粒子(飛沫核)
→ 数時間は空中に浮遊
③接触感染:手や物体の表面に着いたウイルスが口や
目に入ることによる
※ウイルス粒子の安定化には、低温、低湿度が最適
※発症後、3~4日がウイルス排泄のピーク
※1個のウイルスが呼吸器粘膜に感染
→ 24時間後には100万~数千万個に増殖
鳥インフルエンザ-①
①インフルエンザが感染している鳥類の多くは
無症状だが、他の鳥類に感染して症状が出た
場合、それを「鳥インフルエンザ」という
②感染したトリの大半が死亡するようなものを、
強毒の「高病原性鳥インフルエンザ」という
鳥インフルエンザ-②
(強毒型の高病原性)
①香港で1977年、2001年H5N1 トリの大量死
→120万羽処分
②2003年~2004年にはH5N1による発生がアジア諸国(日本、韓国、東南アジア、中国)で確認
→1億羽以上が死亡あるいは殺処分された
③2005年以降は東欧、フランス、ドイツ、エジプト等で強毒のH5N1ウイルスの渡り鳥での感染を確認
鳥インフルエンザ-③
(ヒトへの感染)
「強毒型鳥インフルエンザ」に感染したトリに濃厚接触
①1997年香港:H5N1に 18人発病、6人死亡
②2003年福建省:H5N1に 2人発病、1人死亡
③2003年オランダ:H7N7に 80人発病、1人死亡
④2003年以降、 15カ国でH5N1により383人が発病し、
241人が死亡
世界保健機関(WHO)の報告 (2008年5月28日現在)
※加熱調理した鶏卵や鶏肉での感染はない
新型インフルエンザ-①
①トリのインフルエンザウイルスが、ヒトの体内で増殖できるように変化し、ヒトに効率よく感染するようになったもの
②ヒトにとっては、未知のウイルスであり、免疫が無いため、ヒトからヒトへ容易に感染し、世界的大流行(パンデミック)を起こす危険性あり
③新型インフルエンザの出現は予断を許さない
新型インフルエンザ-②
(インフルエンザの整理)
①鳥インフルエンザ : トリには無症状、軽症
②通常のヒト・インフルエンザ
-------------------------------------------
③高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)の出現
→ トリの大量死、ヒトへの感染死亡例あり
-------------------------------------------
④ヒト「新型インフルエンザ」への変異の可能性
→ パンデミック(世界的流行)が危惧
新型インフルエンザ-③
(過去のパンデミック:世界的流行)
① 1918年~1919年の「スペインかぜ」 (A/H1N1)
人口の25~30%が罹患し、 4000万人が死亡
日本では、2300万人が感染し、40万人が死亡
②1957年~1958年の「アジアかぜ」 (A/H2N2 亜型)
全世界で推定200万~400万人以上が死亡
③1968年~1969年の「香港かぜ」 (A/H3N2 亜型)
世界的には100万人程度が死亡
※過去の新型インフルエンザは、鳥の弱毒型ウイルス
に由来
新型インフルエンザ-④
(その可能性)
①新型インフルエンザの世界的流行が、10年~40年の
周期で起こる
②1968年の香港かぜ以降は世界的流行は無い
③地球規模で発生している高病原性鳥インフルエンザ
ウイルス(H5N1)がヒトの新型に変異が懸念される
※新型インフルエンザがどの程度の感染力かは不明
※H5N1以外にH7もヒトに感染しやすいよう変異している
(2008年5月、米疾病対策センター)
新型インフルエンザ-⑤
(何が怖いか?)
①ヒトは免疫を持たないため、「世界的流行」となり、
数週間で世界中に伝搬し、1ヶ月以内に世界同時に
多数の患者が発生(2~4ヶ月にわたる大流行か)
②強毒型の場合、免疫反応で、体内でサイトカインという
物質が過剰に反応し、全身臓器に異常を来たす
免疫反応の旺盛な青壮年に、重症化の可能性がある
※「スペインかぜ」では、15~35才の年齢層での死亡が
多かったのが特徴
新型インフルエンザ-⑥
(健康被害)
<日本>
感染者は2500万人、死亡者は64万人に
達する可能性があると推定
(厚生労働省の予測)
<世界>
1億5000万人の死亡 (WHOの予測)
新型インフルエンザ-⑦
(WHO global influenza preparedness)
Phase 3 :動物の新型インフルエンザ → ヒトへの感染
※現在の段階 (ヒト→ ヒトへの感染なし)
-------------------------------------------------------------
Phase 4 :ヒト→ ヒトへの感染(限局した地域内)
Phase 5 :多くのヒトへの感染がみられ、
ヒト新型インフルエンザへの変化の危険がある
Phase 6 :世界的な新型インフルエンザの大流行
※世界中に流行が拡大するのに3ヶ月はかからない
新型インフルエンザ対策-①
(感染の回避)
①感染リスクの回避
メトロ、バス等の公共機関、混んだ店舗は極力
控え、不要不急の外出はしない
②外出時はマスクを着用する
③外出後は、手洗い、うがいを励行
④ドアノブ等のクリーニング(消毒)
新型インフルエンザ対策-②
(治療薬は?)
<タミフル>
①ウイルス表面の酵素阻害 → ウイルスの増殖を抑制
②発病から48時間以内に服用
<リレンザ>
①タミフルと同様の効果
②口から気道に吸入するタイプ(ドライパウダー)
新型インフルエンザ対策-③
(ワクチンは?)
<プレパンデミック・ワクチン>
①アジアで、トリ→ヒト感染のインフルエンザ(H5N1)
から作成したワクチン
②日本をはじめ、各国で備蓄が行われつつあるが、
効果は不確実
<パンデミック・ワクチン>
①新型インフルエンザウイルス自体から作成する
②作成するには最低6ヶ月は必要
新型インフルエンザ対策-④
(備蓄の勧め)
<目的>
人混みを避け、感染リスクを最小化する
①保存の効く食料(米、小麦粉、塩、缶詰)や
生活備品 (厚労省:最低2週間分)
②感染の第一波は2~3ヶ月続くと予想される
新型インフルエンザ対策-⑤
(マスクは?)
<使い捨てマスク:サージカルマスク>
①外出せざるを得ない人は装着を検討
②長時間の装着が可能
<医療用特殊マスク>
①フィルターを装着したEU規格の「FFP2マスク」
②1日使用 → 2日間陰干し → 30回使用可能
③長時間の装着で息苦しくなる難点あり
④ 6枚入りが22ユーロ(パリの薬局で購入可能)
新型インフルエンザ対策-⑥
(消毒薬は?)
①インフルエンザウイルスは、一般の消毒薬で
容易に死滅
②手指の消毒:ethanol, benzalkonium etc
③室内の清掃は市販のもので有効
benzalkonium, chlorhexidine, phenol etc
④衣類に唾液、クシャミが付着したものからの感染は考えにくい
パンデミック-①
(その対策)
①日本政府の対応
a)情報の提供
b)タミフルの国内外での備蓄
医療事情の悪い途上国の邦人約10万人分を確保
c)プレパンデミック・ワクチンの備蓄を開始
②初期段階で「タミフル等の内服」と「移動の制限」で、
流行の拡大を遅らせ
→ 「パンデミック・ワクチン」の生産を開始予定
パンデミック-②
(航空機の運航)
パンデミックが始まったら
①世界的な感染拡大を防止するため、
②航空機のスタッフが充分に確保できないため、
→ 航空機運行が制限される可能性あり
パンデミック-③
(フランス政府の対応)
①輸入感染の阻止: フライトの制限、到着検疫の強化
②公共交通機関の停止、学校の閉鎖、イベントの中止
③パンデミックワクチンの生産を開始
④衛生的行動の徹底(手洗い、マスク、外出の制限)
⑤治療薬は、医師により無料で処方
⑥患者は自宅治療が原則だが、重症患者の搬送は
SAMUが担当
パンデミック-④
(予想される社会機能の低下)
①交通機関の活動低下
②運輸・物流機構の停滞
③原油生産の低下
④病院の機能低下(スタッフ不足、満床状態)
対策のまとめ-①
(今できること)
①新型インフルエンザの情報入手と正しい理解と
②予想される社会機能低下に対し、日頃からの対策で、
→パニックを回避したい
※ 通常のインフルエンザと新型インフルエンザの混合感染
の予防の観点から、
→ 通常のインフルエンザワクチン接種の推奨
対策のまとめ-②
(新型インフルエンザの情報)
在フランス日本大使館のHP
「新型インフルエンザに関する情報」
→ ①厚生労働省のHP
「新型インフルエンザ対策関連情報」
②フランス保健省のHP(仏語、英語版)
にリンクします
多くの専門家が 分からないと言っているので、専門家でもない私ごときが、何をかいわんや。とは思うが、インフルエンザが猛威を奮う兆候が出ているとWHOがレベルを上げて発表する事態になった以上、ただ傍観していていいのだろうか?も思うようになった。
専門家ではないが、以下のことを、順に紐解いていこう。
とても分かりやすく簡潔なものを発見したので、ご参考までに。
これは
在フランス日本大使館
医務官、山口 寛
の作られたものからの抜粋である。
新型インフルエンザ
その対策(パニックの回避)
A型インフルエンザとは?
①従来は「カモなどの水鳥」の体内に生息
→ ヒト、ウマ、ブタ、クジラ、ニワトリ など感染
(人畜共通感染症)
②カモの腸管には、H1~16 N1~9 の様々な
A型インフルエンザウイルスが生息(無症状)
③ヒトは、ここ100年間は、H1N1, H2N2, H3N2 の流行のみ
インフルエンザ-①
(ヒトの症状)
①潜伏期(1~3日)の後、38℃以上の高熱、
頭痛、関節痛、全身倦怠感
②インフルエンザ肺炎、インフルエンザ脳症など
の合併症にて死亡のことあり
------------------------------------------------------
③通常の風邪(感冒)とは全く異なる疾患
インフルエンザ-②
(感染経路)
①飛沫感染:咳やクシャミによる飛沫 → 1mで落下
②飛沫核感染:5um以下の小さな粒子(飛沫核)
→ 数時間は空中に浮遊
③接触感染:手や物体の表面に着いたウイルスが口や
目に入ることによる
※ウイルス粒子の安定化には、低温、低湿度が最適
※発症後、3~4日がウイルス排泄のピーク
※1個のウイルスが呼吸器粘膜に感染
→ 24時間後には100万~数千万個に増殖
インフルエンザ-②
(感染経路)
①飛沫感染:咳やクシャミによる飛沫 → 1mで落下
②飛沫核感染:5um以下の小さな粒子(飛沫核)
→ 数時間は空中に浮遊
③接触感染:手や物体の表面に着いたウイルスが口や
目に入ることによる
※ウイルス粒子の安定化には、低温、低湿度が最適
※発症後、3~4日がウイルス排泄のピーク
※1個のウイルスが呼吸器粘膜に感染
→ 24時間後には100万~数千万個に増殖
鳥インフルエンザ-①
①インフルエンザが感染している鳥類の多くは
無症状だが、他の鳥類に感染して症状が出た
場合、それを「鳥インフルエンザ」という
②感染したトリの大半が死亡するようなものを、
強毒の「高病原性鳥インフルエンザ」という
鳥インフルエンザ-②
(強毒型の高病原性)
①香港で1977年、2001年H5N1 トリの大量死
→120万羽処分
②2003年~2004年にはH5N1による発生がアジア諸国(日本、韓国、東南アジア、中国)で確認
→1億羽以上が死亡あるいは殺処分された
③2005年以降は東欧、フランス、ドイツ、エジプト等で強毒のH5N1ウイルスの渡り鳥での感染を確認
鳥インフルエンザ-③
(ヒトへの感染)
「強毒型鳥インフルエンザ」に感染したトリに濃厚接触
①1997年香港:H5N1に 18人発病、6人死亡
②2003年福建省:H5N1に 2人発病、1人死亡
③2003年オランダ:H7N7に 80人発病、1人死亡
④2003年以降、 15カ国でH5N1により383人が発病し、
241人が死亡
世界保健機関(WHO)の報告 (2008年5月28日現在)
※加熱調理した鶏卵や鶏肉での感染はない
新型インフルエンザ-①
①トリのインフルエンザウイルスが、ヒトの体内で増殖できるように変化し、ヒトに効率よく感染するようになったもの
②ヒトにとっては、未知のウイルスであり、免疫が無いため、ヒトからヒトへ容易に感染し、世界的大流行(パンデミック)を起こす危険性あり
③新型インフルエンザの出現は予断を許さない
新型インフルエンザ-②
(インフルエンザの整理)
①鳥インフルエンザ : トリには無症状、軽症
②通常のヒト・インフルエンザ
-------------------------------------------
③高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)の出現
→ トリの大量死、ヒトへの感染死亡例あり
-------------------------------------------
④ヒト「新型インフルエンザ」への変異の可能性
→ パンデミック(世界的流行)が危惧
新型インフルエンザ-③
(過去のパンデミック:世界的流行)
① 1918年~1919年の「スペインかぜ」 (A/H1N1)
人口の25~30%が罹患し、 4000万人が死亡
日本では、2300万人が感染し、40万人が死亡
②1957年~1958年の「アジアかぜ」 (A/H2N2 亜型)
全世界で推定200万~400万人以上が死亡
③1968年~1969年の「香港かぜ」 (A/H3N2 亜型)
世界的には100万人程度が死亡
※過去の新型インフルエンザは、鳥の弱毒型ウイルス
に由来
新型インフルエンザ-④
(その可能性)
①新型インフルエンザの世界的流行が、10年~40年の
周期で起こる
②1968年の香港かぜ以降は世界的流行は無い
③地球規模で発生している高病原性鳥インフルエンザ
ウイルス(H5N1)がヒトの新型に変異が懸念される
※新型インフルエンザがどの程度の感染力かは不明
※H5N1以外にH7もヒトに感染しやすいよう変異している
(2008年5月、米疾病対策センター)
新型インフルエンザ-⑤
(何が怖いか?)
①ヒトは免疫を持たないため、「世界的流行」となり、
数週間で世界中に伝搬し、1ヶ月以内に世界同時に
多数の患者が発生(2~4ヶ月にわたる大流行か)
②強毒型の場合、免疫反応で、体内でサイトカインという
物質が過剰に反応し、全身臓器に異常を来たす
免疫反応の旺盛な青壮年に、重症化の可能性がある
※「スペインかぜ」では、15~35才の年齢層での死亡が
多かったのが特徴
新型インフルエンザ-⑥
(健康被害)
<日本>
感染者は2500万人、死亡者は64万人に
達する可能性があると推定
(厚生労働省の予測)
<世界>
1億5000万人の死亡 (WHOの予測)
新型インフルエンザ-⑦
(WHO global influenza preparedness)
Phase 3 :動物の新型インフルエンザ → ヒトへの感染
※現在の段階 (ヒト→ ヒトへの感染なし)
-------------------------------------------------------------
Phase 4 :ヒト→ ヒトへの感染(限局した地域内)
Phase 5 :多くのヒトへの感染がみられ、
ヒト新型インフルエンザへの変化の危険がある
Phase 6 :世界的な新型インフルエンザの大流行
※世界中に流行が拡大するのに3ヶ月はかからない
新型インフルエンザ対策-①
(感染の回避)
①感染リスクの回避
メトロ、バス等の公共機関、混んだ店舗は極力
控え、不要不急の外出はしない
②外出時はマスクを着用する
③外出後は、手洗い、うがいを励行
④ドアノブ等のクリーニング(消毒)
新型インフルエンザ対策-②
(治療薬は?)
<タミフル>
①ウイルス表面の酵素阻害 → ウイルスの増殖を抑制
②発病から48時間以内に服用
<リレンザ>
①タミフルと同様の効果
②口から気道に吸入するタイプ(ドライパウダー)
新型インフルエンザ対策-③
(ワクチンは?)
<プレパンデミック・ワクチン>
①アジアで、トリ→ヒト感染のインフルエンザ(H5N1)
から作成したワクチン
②日本をはじめ、各国で備蓄が行われつつあるが、
効果は不確実
<パンデミック・ワクチン>
①新型インフルエンザウイルス自体から作成する
②作成するには最低6ヶ月は必要
新型インフルエンザ対策-④
(備蓄の勧め)
<目的>
人混みを避け、感染リスクを最小化する
①保存の効く食料(米、小麦粉、塩、缶詰)や
生活備品 (厚労省:最低2週間分)
②感染の第一波は2~3ヶ月続くと予想される
新型インフルエンザ対策-⑤
(マスクは?)
<使い捨てマスク:サージカルマスク>
①外出せざるを得ない人は装着を検討
②長時間の装着が可能
<医療用特殊マスク>
①フィルターを装着したEU規格の「FFP2マスク」
②1日使用 → 2日間陰干し → 30回使用可能
③長時間の装着で息苦しくなる難点あり
④ 6枚入りが22ユーロ(パリの薬局で購入可能)
新型インフルエンザ対策-⑥
(消毒薬は?)
①インフルエンザウイルスは、一般の消毒薬で
容易に死滅
②手指の消毒:ethanol, benzalkonium etc
③室内の清掃は市販のもので有効
benzalkonium, chlorhexidine, phenol etc
④衣類に唾液、クシャミが付着したものからの感染は考えにくい
パンデミック-①
(その対策)
①日本政府の対応
a)情報の提供
b)タミフルの国内外での備蓄
医療事情の悪い途上国の邦人約10万人分を確保
c)プレパンデミック・ワクチンの備蓄を開始
②初期段階で「タミフル等の内服」と「移動の制限」で、
流行の拡大を遅らせ
→ 「パンデミック・ワクチン」の生産を開始予定
パンデミック-②
(航空機の運航)
パンデミックが始まったら
①世界的な感染拡大を防止するため、
②航空機のスタッフが充分に確保できないため、
→ 航空機運行が制限される可能性あり
パンデミック-③
(フランス政府の対応)
①輸入感染の阻止: フライトの制限、到着検疫の強化
②公共交通機関の停止、学校の閉鎖、イベントの中止
③パンデミックワクチンの生産を開始
④衛生的行動の徹底(手洗い、マスク、外出の制限)
⑤治療薬は、医師により無料で処方
⑥患者は自宅治療が原則だが、重症患者の搬送は
SAMUが担当
パンデミック-④
(予想される社会機能の低下)
①交通機関の活動低下
②運輸・物流機構の停滞
③原油生産の低下
④病院の機能低下(スタッフ不足、満床状態)
対策のまとめ-①
(今できること)
①新型インフルエンザの情報入手と正しい理解と
②予想される社会機能低下に対し、日頃からの対策で、
→パニックを回避したい
※ 通常のインフルエンザと新型インフルエンザの混合感染
の予防の観点から、
→ 通常のインフルエンザワクチン接種の推奨
対策のまとめ-②
(新型インフルエンザの情報)
在フランス日本大使館のHP
「新型インフルエンザに関する情報」
→ ①厚生労働省のHP
「新型インフルエンザ対策関連情報」
②フランス保健省のHP(仏語、英語版)
にリンクします