Sydney Yajima


GSM会員希望者は下記のURLへお進みください。
http://www.gsm.jp/

海底二万マイル

2013-05-26 08:25:14 | 経済
ノーチラス計画というのがある。
ノーチラスという名前は、映画などでおなじみの潜水艦から取った名前だ。

実際は海底に眠る資源を掘り起こすための計画である。

深海には、多くの資源が眠っている。
そのひとつが、ミネラルサンド
海底の表面 10センチ程度の砂をすくうとなんと28%が、金属である。
その金属は、ニッケルや銅を多く含むが、同時に、多くの希少金属 レアメタルを含む。

いくつかの問題をクリアしなければならない。
イギリスの北東にあるニューカッスルではかなり前からこの計画を さまざまな方法で探っている。
一番大事なことは、資金とその投資に見合うだけの利益。
この点、ほぼクリアしたという。

そうイギリスが発表したとたん、我も我もと様々な国が言い始めた。

カナダ、ロシア 中国 韓国などだ。
日本は何も言っていないが着々と調査をしている。

次の問題は、公海上に多くの資源があり、誰のものだということもいえないため、ほぼ取り放題だという点だ。
この点、中国は真っ先にやりたがっている。
中国の最近の潜水艦の活動は、この資源を狙ってのことだ。

さて、その次の問題。
それは環境問題だ。
水深2000メートルを超える世界は、意外と知られていない世界なのだ。
様々な見たこともない生物が今も住んでいると思われる。
そもそも、地上で起こりうるあらゆる鉱山開発による環境破壊は、水深2000メートルであっても、起こりうるのである。
見たこともない生物は、その限られた地域でのみ生存可能なものたちかもしれない。
人間がその地下資源を自分達の欲しいがままに、掘り返していいものかどうかは、自明のことである。

私達は、そういうことを考えながらも、しかし、垂涎もので水深2000メートルのノーチラス計画に乗っかりたいとも思うのである。

アベノミクス効果は切れたのか?

2013-05-24 20:53:42 | 経済
木曜日大幅に下落した日経平均を見て、胃袋が転覆しそうになった人もいたはずだ。
なんてこった
ディーリングルームは右往左往する人々でごった返した。

金曜日の今日 午前中はかなり戻す動きを見せていたがまた、大幅に下がり、そしてまた持ち直すという息を抜けない展開となった

来週からどうなるのだろうか?
と、誰もが思っているだろう。

これは、最大の儲けるチャンスの到来なのである。
だが、ここでは書かない
GSM内にて

ウォン高による今後の韓国

2013-05-15 21:50:34 | 経済
アベノミクスにより、日銀の緩和政策が打ち出され 副作用として円安になった。
それによって日本の景気に回復の兆しが見え始めていることは、ご存知の通りだ。

韓国はウォンが高くなり、40%が輸出業に頼っているGDPの目減りが、7%程度下がる可能性がある。
これは、韓国にとって 放置できない事態であるにもかかわらず、なんら決定打が打ち出せないジレンマに陥っている。

韓国のウォン安を導くためには、介入を繰り返して、まず、ドル高に持っていき、さらに、その上 円高に持っていくというウルトラCをしなければならないが、それほどの体力は無い。
もしできたとしても おおっぴらに介入を繰り返すと、国際社会からイエローカードをつきつけられる。

また、利率を下げれるだけ下げてみるという方法も無きにしもあらずだが、これは信用不安を煽ることになりかねない。
日本の真似をして金融緩和策をとることも考えられる。
だが、即効性がどれほどあるのかは、分からない。

こんな中無策で続いている韓国経済は、さらに円キャリートレードによって、より円安になるリスクにまで直面している。
円キャリートレードとは、安い金利の日本円を借りて、日本以外の金利の高い国で利ざやを稼ぐというものだ。

それによって、円安になり、さらに韓国の経済は疲弊するのである。
すでに、大企業や財閥系の韓国資本のうち22%が 貸付リスクが高いとなっている。

もし、7月に、日本がスワップ協議に応じないと決めれば、韓国の信用不安は一気に広がる。
そして、安倍政権は恐らく、スワップ協議には応じないと言う可能性が 高い。

今回、北朝鮮に日本が 急に飯島内閣官房参与を派遣したのは、日本の意思ではなく、アメリカからの依頼に基づいてのことだ。
韓国では、今の緊張状態から一切の譲歩も引き出せそうも無い。
中国は、何を考えているのか理解できない上、信用も出来ない。
アメリカとしては、日本という駒を使うことで事態の打開を図りたいと考えたのは、まあ 定石だ。

だが、韓国に一切の相談もなく、行われたことが、韓国への不信感の表れである。

韓国は、経済的にも捨てられただけでなく、政治的にも用済みとされているのである。

では、今後、どうなるか?
GSM内で書く。

今後の資源株について

2013-05-01 13:12:37 | 経済
GSM内では随分前から、中国の減速とともに資源ブームが終わることを告げてきた。
これはGSM内では2年前から既知のこととして、話が進んでいたが、しかし、現実になってみるとやはり 大変なことが次々と現れてきた。
そのなかで、今日はリオ ティントについて書きたい。
ご存知の通り、リオ ティントはロンドン本社の社員を半数にリストラすると決定した。
また南アフリカも同様である。
BHPも大きなリストラ策をここ数日中に発表する。
オーストラリアは、明確に、「資源ブームは終わった。そして向こう少なくとも10年は、この状態が続く」と発表している。
これからの時代は、どのような産業が生き残り、そして、どのような産業が衰退しあるいは舞台から去っていくのか?
について 書いていく。
続きはGSMにて