Sydney Yajima


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エジプト

2011-01-31 05:14:55 | 世界情勢
アラブが熱い。
イスラエルの分析によると、すでに自由を憧れる人民の行動は 今までの独裁政治のやりかたでは手に負えないところに来ている。という。
日本で言えば、明治維新のような状態で、人々は立ち上がり、そして抗議し、何人も殺されるが、また立ち上がり・・・ということが起こっている。
残念ながらムバラクは、国際的にも信用を失い、また、国内でも反対されているので、もはや継続は難しい。

ところで、オーストラリアは、洪水の影響で税金が上がりそうだ。
私の大嫌いな、ジュリア ギラード首相が、朝のニュースでしどろもどろになりながら、質問を必死になって抗弁していた。

最初は、「寄付を」と言い、次に、「税金で」と強制的に洪水税を課すという。
平均 オーストラリアは一人当たり毎週最低でも1ドルから5ドルの税金をこの洪水のために払わなければならない。

もし、トップがきちんとしていたら、雨の日のために、備えることができたはずだ。

しかし、それでもオーストラリアはまだまだ、可能性がある。

去年の中国のGDPの押し上げのほとんどの部分が、公共投資であった。
やがてそのGDPが、民間によって押し上げられることになるだろう中国政府は予想している。
なぜなら、インフラの整備は、必ず、民間へと波及していくからだと信じているからだ。
それは長期的には中国は世界第一の経済大国になるのかもしれない。
奇しくも、200年前にナポレオンが中国がいずれ世界一の大国になるだろうと予言している。

しかし、だからといって中国に投資するのは、危険だ。
いつバブルが弾けるか分からないからだ。

例えば新幹線。
日本の技術を盗んで、いま、5兆円をかけて工事を始めている。
バラクオバマが、大工事をすると言って 大騒ぎしているアメリカの新幹線の15倍の規模だ。

なにしろアメリカの国債を 300兆円持っている国だ。中国はやるが、しかし、とても危ういからくりが、弾けるとき、それは大きな爆弾になって、世界を襲うだろう。

私なら、中国に投資はしない。
儲かるといわれても、恐ろしくて出来ない。








富士山

2011-01-29 05:55:40 | 世界情勢
私は 富士山が好きだ。
なぜか?

一つ目に、あれほど威容と 品位をたたえている山は世界中を探しても まずないだろう。
第二に、富士山を見て、感動するのは、ただ美しいからではなく、もっと体の中の深いところから、響いてくる鼓動を感じるからである。
もし仮に、富士山が死火山であったなら、同じ感動があっただろうか?と ふと考えると、おそらく答えは否である。
休火山であっても死火山ではないというところに、畏怖の感情が芽生えるのを、富士山を目の前にして一生懸命押さえようとしているからなのかもしれない。

未知なる物への畏怖の気持ちを 人間は忘れてただ景色の美しさにのみ目を取られ、挙句の果てに、そこいらのホテルを投資目的で買収するなどということが、いずれ 破綻への道標になることを 私は知っている。

その意味は、分かる人には すぐにピンとくるけれど、多くの人にとっては、いずれ、あとになって、気がつくか、あるいは 最後までわからないままうろたえるのかの どちらかしか残っていないのであろう。

神は着々と次の準備をなさっておられる。

恋愛

2011-01-26 10:40:42 | Weblog
恋愛の悩みは、何歳になってもつきない。
恋愛は、ホルモンを活性化させるし、いつまでも若くいることができる最高の妙薬なのだそうだ。

恋愛は触れ合うことがあろうと、あるいは なかろうと、そこには、確かに存在する 妙なるものがあって、それは、触れるとより大きく音を奏でることができるけれど、傷も深くなるというやっかいなものである。

ところが、触れないように、傷つけないように、と細心の注意を払えば払うほど、かえって 思いが募るということもあったりして、そうなると処置の施しようが無くなる。

恋愛など、絶対に しない。

そんなふうに決意しても、また しばらくすると痛みを忘れて、新しい出会いにときめいていたりするから、人間はおもしろい。

男であれ、女であれ、若かろうと、年をとっていようとも、恋愛は活力を与える。
安い恋愛もあれば、とても手に入らないような 高級な恋愛もある。

どうか、素晴らしい出会いがあって、そして、恋愛をして ああ この人と一緒になりたいな と心から思えるような結婚を 皆ができれば いいのに。

我慢というのは恋愛と背中合わせにやってくる。
もう少しのところを 我慢するのは、馬鹿のように思えるけれど、もしかしたら、一番 幸せへの近道なのではないでしょうか?

最近、テレビのニュースなどで、強姦などということが 報道されている。
そういうことを、する人間がいるのは いつの時代でも どこの国でも 起こっていることだ。そういう人間 (果たして人間と呼ぶ価値があるのかどうか)を、高くつるし上げて できれば、二度と当たり前の生活ができないように、してやりたい。という試みが いよいよ 始まりそうだ。彼らが、一般社会に出ても常に、GPSでどこにいるのか、インプラントされた発信機で情報収集を行い、警視庁が管理するというものだ。私は、良いと思う。レイプの犯罪者は、再犯する確立が高いという 統計分析があるからだ。
一方、大事なのは 被害者のケアだ。
レイプというのは、犬にかまれたのと同じだ。
怪我をしたかもしれないけれど、それは、事故なんだ。
だから、どうか、被害者は自分を責めたりしないでほしい。

恋愛をするのは、とても いいことだ。
それに、簡単なことなんだ。
だけれど、いい恋愛をするのは、とっても 難しい。

いい人はたくさん周りにいるけれど、つまらない計算をしてしまうと、本当にいい人にはめぐりあえなくなる。
計算と言うのは、例えば、見た目であったり、学歴であったり、収入や資産であったり、様々な家庭環境についてであったり、あるいはただ、取られたくないという嫉妬の感情をむきだしにしていた自分勝手な感情であったり、それらをみな含めて つまらない計算と呼ぶことにしたわけだが、そういうものは、とても 恋愛の邪魔になる。

恋愛は、ほのかで、なんとなく、でも確かに心の奥でうずく感情に火がついて、それが相手にうまく伝わったときに、初めていい感じで始まるんだ。ちょっと、恥ずかしく、照れくさく、でも確かに、徐々に、ほのかに、伝わっていく感じというのは、とても いいもんだ。

というわけで、今日は、ほのぼのと 恋愛について書いてみた。
経済や戦争や政治の話ばかりだと、気がめいるから。





















日本の幸福度

2011-01-25 17:54:08 | 世界情勢
お金があると幸せになれる と、いうことはない。
それは、お金がある程度の自由を約束してくれるという意味であるなら、確かに そういう面はあるかもしれないが、イコール 幸せにはならない。

日本は、経済的には恵まれており、食べ物も種類が多く、おいしい、家だってちょっと頑張れば誰にでも買えるし、洋服はそれこそ様々な種類があり何も不釣合いなブランドのインフレ価格のものを買うことはしなくても、十分に暖かいものを買えることができるはずだ。
エコノミスト
には面白いグラフがあった。
http://blog.goo.ne.jp/admin/newentry/#
これだ。
下の指標が経済
縦軸指標が幸福度である。

日本は、世界の国々に比べ、雇用率も高く、恵まれているのに、不幸に感じている人がとても多い。
なぜだろう?

それぞれの胸に問うてみて欲しい。
私は色々考えもあるけれど、言わない。

日本にとって

2011-01-24 21:24:48 | 世界情勢
輸出・輸入
貿易はどちらも、活発であれば、商社は喜ぶ。
商社は、日本の国が、利益を出そうとも、損をしようとも、構わない。
要するに 間が抜ければそれでいいし、ビジネスは、その中間マージンのことなので、それが国の根幹を揺るがすようなことであっても、ぜんぜん困らない。

例えば、日本の食料自給率は低いが、多くの食料品を海外から、輸入していることによって1億2千万の人民が生きていける。
生きていくためには、世界中から食料を買いまくる必要があり、そのおかげで、商社は潤う。

大局的に立って言えば、人間の三大 必要条件 衣食住は、政治のあり方で、いつでも解決できる。
本来は、政治というものは、この三大必要条件を満たすということに、フォーカスするべきであって、国民全体がその三大必要条件にみじんの不安も抱かなくなったときに、成功しているといえるはずだ。
政治は、三大条件を満たすことなく、個々に、国民を不安がらせるようなことばかりしているから、日本の国の幸福度は、案外世界的に重要な経済の地位を、占めているにもかかわらず、低いのだ。

グラフを見てもらいたい。

日本にとって、私たちのお客さんは誰で、逆に私たちがお客さんなのは、誰かが汲み取れるだろう。
中国と私たちは、長く付き合えば付き合うほど、損をすることになる。
よく、中国は巨大なマーケットになり、我々のものを買うことになるから、長期的に中国を育てることは プラスになるという議論がある。
正しいのか、誤った議論なのか、それは今の段階では どちらともいえない。
もし、将来は我々の利益になるという人がいれば、では、どういう保障が彼にできるのか?と聞きたい。おそらく彼の希望的観測は、彼の頭の中で考えたことであって、現実にそうなるという保障はできないだろう。
分かっていることだけで言うならば、今 現在の瞬間値で言えば、日本は損をしている。
中国と深く付き合って、儲からないのは 日本だけではない。
世界のどの国も、そうなのだ。
なぜなら、中国は中央集権で、すべての力はそこに集まり、決して他国の意見に耳を傾けることは泣く自分たちの利益のためにのみ行動するからだ。
当たり前の話で 世界の利益のために、あるいは他の国の人々に幸せを・・・と考えて行動するのは、あるていど 偽善ができてそのなかで酔いしれることができる国民・・・つまり日本やアメリカに限られている。中国はもっと現実的だ。

それでも、日本は幸せならそれでいいと考えるなら、政治家はとてもシンプルになる必要がある。
つまり、日本の国民の幸せだけを考えることの出来る人になる必要だ。
それは、衣食住。
それを誰一人の例外もなく、例えば、今日2011年1月24日現在、すべての国民がその 憲法で謳われている基本的人権の尊重をきちんと配分されているかどうかを、検証し、そして もしそうでないと感じるならば、全身全霊を持ってそれに当たるべきだということである。
衣。
すべての国民が、清潔な服を着ているか。
食。
すべての国民が、何の不安もなく食事をしているか。

すべての国民が、乾いたベッドとシェルターを持っているか?

この三つをきちんとやれば、あとのことは、大したことはない。
そのためには、食料の自給率も高める必要があるし、住宅事情も見直しをしなければならないだろう。

さらに複雑な防衛や、医療、それに、防災や経済が、大きな問題になってくるかもしれない。が、まずは三大必要事項をきちんと、した上の話だ。
年寄りが、食うに困って賽銭泥棒をして、刑務所に入りたがるような世の中だ。
だから、景気もよくならないのは 自明の事実なんだ。



中 長距離 ミサイルについての考察

2011-01-21 03:36:04 | 世界情勢
あまり セクシーな話題でもないし、流行でもなければファッショナブルでもないが。
北朝鮮とイランが 水面下で協力して 太いパイプを築いてミサイルと核爆弾の開発を進めている。
ジョージ ブッシュが 悪の枢軸という言葉を使い、彼らに鉄槌を下すと宣言してから、随分と経った。
ブッシュが去り、バラク オバマが中間選挙を終えて、中国という新しい冷戦の相手と対峙している今、中 長距離ミサイルについて考察してみることは、日本だけではなく、イスラエルやヨーロッパはもちろん、アメリカにとっても 重要なことではないだろうか。

北朝鮮やイランという国々について 言えることは、普通の我々の言葉を彼らは理解できないか、どこかもっと離れた我々の常識を超えた向こう側にいると言うことだ。
韓国と北朝鮮の過去の交渉を見て これがまるで 永遠に続くラットレースのように、まとまりも結論も出ないまま、破談と絶望とわずかな希望的観測の繰り返しだ。

いまさら驚くことではないけれど、核爆弾を製造しその脅威を相手にちらつかせてプレッシャーを与えながら、交渉したがっているということは、一旦 確実に彼らが核爆弾を持つと より 強硬姿勢を打ち出してくるであろうことは 明白なのである。
我々に残されている選択とは、彼らに なんとか核爆弾の製造を 遅らせてもらえるように 時間を金で買い取るということしかないのか、それとも ほかに良い知恵がなかったためなのか、人道的援助と称して 常に、金や食料を放出してきた。

その結果、どうなったのかといえば、別に何かの友好的な糸口が見えてきたわけでもなく、また、スパイや破壊活動(現在 東京で次々に行われているテロ活動について、新聞やマスコミは、覆い隠しているが、もちろん、GSMをはじめ多くの賢い市民たちは脅威を感じている)がますます活発になってきているだけである。

こうしてマスコミが覆い隠すことによって、一体 どれほど 市民活動を営む私たちにとって 利益があるというのだろうか?

インテリジェンスとは、衛星、諜報、あるいは暗殺などを秘密裏に行う機関のことで、それを行うことは、自国を守るか、自国の利益になるために行われるべきことである。
それが、正しいことだとか、ずるく汚い方法であるなどという議論は ここでは好まない。
私の言いたいことは、それを世界中の機関が今現在も、ありとあらゆるところで行っていて、東京ももちろん重要なターゲットになっているということだけである。

今 中国の首脳がアメリカに行き、アメリカから報道の自由を認めよということを言われているが、一体 日本にはどのくらい (きちんとした)報道の自由が認められているのだろうか?
我々の市民生活の安全にとって、より重要な報道は果たして どのくらい為されているのだろうか?

例えば地下鉄のゴミ箱から 有毒ガスが出たとして、一体 どのくらいの日本人が それが、ごみとごみの偶然の化学反応から出たなどという放送を鵜呑みに信じると思うのだろうか?
あるいは 駐車場に停めてある自動車が いきなり爆発したら、それは、何だろう?

同じことが テルアビブで行われたら、確実に 陸軍が出てきて、徹底的に捜査を始める。
もはや 警察の域を超えたビジネスだからだ。

北朝鮮の話に戻そう。
北朝鮮は 中 長距離ミサイルの販売を通じて 利益を得ている。
アメリカの元CIAの マイケル ハイデンは、北朝鮮がビジネスをする際、たった二つだけの条件を提示してくると言っている。
「払えるか?」ということがひとつ
「秘密を守れるか?」ということが
ふたつめだ。

北朝鮮にとってのビジネスの相手は中東だ。
特にイランは重要な顧客だ。

2006年の地下核実験では、イランからのオブザーバーが来ており、2007年の1月のテレグラフ紙では、イランが独自の地下核実験を行うために北朝鮮から技術者の協力を 依頼している話なども 出ている。

シリアとイラン、そして北朝鮮という三つの国々が、それぞれお互いの持つものを持ち寄り そして自分たちの野望のために行動を起こしている今、中国のイランへの販売という第4の選択肢が増えてきていることを、われわれはどのくらい 自覚しているだろうか?

中国が、領土拡大の野望を持っていることは 明らかで、その領土拡大の対象は、アメリカの持つ覇権を奪っていくことにある。
アメリカは日々、台湾 グアム 沖縄の三大拠点に緊張状態を感じており、それは遠くハワイまでを中国の領海としたいと中国海軍が目指していることに脅威を感じている。
2010年国連がイランへの締め付けを アメリカとともに同調した6月。中国だけが、反対、それを押し切って自分たちはイランと友好関係を結んでいる。

中国を中心として、イラン、北朝鮮ラインができあがっている今、我々にとっての脅威は、深刻だ。
中国が6カ国協議で協調したいと言っているのは、北朝鮮の崩壊にともなう難民が押し寄せてくることを避けたいというだけの理由だ。
時間稼ぎで、そのための対策を講じているとしか考えられず、都合よく中国にとって、動く運びになることを今は期待して時間稼ぎをしているだけである。

中国は聡い。

いずれ 自分たちの思うとおり・・・東は、ハワイまでをコントロール下に置くという野望のために、様々なテストを小刻みに出しながら、日本やアメリカの反応を見ているのである。
そのためにイラン、北朝鮮という国々を、刺激しつつ しかし決して手放さないで自分たちの仲間として 利用しているのだ。







ビクトリア州

2011-01-21 03:13:50 | Weblog
ビクトリア州に大きな被害が出始めている。
これは、鉱区などもあり、今後様々な問題が出てくるだろう。

鉄鉱石と石炭の価格は一応期間的に決められており、契約によって売買されるため、スポット価格などの影響は今のところ無いようにみえるが、今後少なく見積もっても3割は値上がりするし、供給自体に不足がでるかもしれないので、今年の終わりごろには、中国の生産ラインにも影響が出ると思われる。


洪水地獄

2011-01-19 01:39:55 | 世界情勢
クィーンズランドにはまだまだ サイクロンがやってくるらしい。
3月末までに 大型のやつがすくなくともあと4つ来るだろうと言われている。

これは、すでに壊滅寸前の自治体に止めを刺す宣言だ。

しょうがが、 キロ当たり 50ドルになった。トマトも高い。綿も壊滅的な打撃を受けている。
おそらく秋の稲の収穫もひどいはずだ。
米も上がるし、麦も上がる。

人々は不安で 苛立っている。
これから自殺者も出てくるだろう。

すべてが落ち着くまで あと数年はかかる。

もし、クィーンズランドが復活したら、の話だ。
このまま洪水で水没してしまう街になってしまうかもしれない。

いずれ、分かることだが、オーストラリアは今までに経験のしたことがない、未曾有の苦労をしなければならなくなった。
これは、ラッキーカントリーと息巻いていた時代とは異なり、もはや、水との戦いをし続けなければならない大陸の末路になったと言うのは早計だろうか。

私はオーストラリアに 1985年から住んでいる。
26年間で こんなことはいままでになかったことだ。

シドニーがもし ぼろぼろにやられたとしたら、また 家族で大移動しなければならないなあ。
どこへ行こうかな?
ふふふ

もちろん、それは楽しいことなんだ。




食料品高騰

2011-01-18 03:09:51 | 世界情勢
去年の12月には、すでに食料品の高騰が話題になっていた。
理由はいくつかある。
ひとつには、オイル価格が上がったことで、同時に肥料もあがり、また代用エネルギーとしてのエタノールの需要も上がり、そのエタノールの生産のために必要なとうもろこしの価格も上がった。
また、自然災害がそれを後押しする。
今回のクィーンズランドの水害で、オーストラリアの様々なフルーツ、しょうが、トマト、野菜がすでに上がっている。
今後、その価格は、肉、乳製品などにも伝播していき、いずれ 不況になる。
どのエコノミストも、今回のクィーンズランドの石炭輸出ストップによる影響で、大不況がやってくると信じている。
さらには、荒れたインフラへの整備による費用、そのための増税も予想されるので、大不況は、かなり長い期間、オーストラリアを覆うことになる。
この影響は、中国にもあるはずで、特に、騰がった石炭価格や、食料価格は、一般の人々の生活を圧迫することになるだろう。

日本への影響は、限定的だ。
すでに食料品価格はドルベースで考えると高く、世界的なインフレの波は、デフレに苦しむ日本にとっては、むしろ歓迎するべき追い風になるからだ。

ただ、経済以外に眼に見えない恐怖がある。

たとえば、地震だ。

私はこれから 3年以内に日本にかなり大きな地震がくるのではないかと思っている。
地球の気温が上がると、地震エネルギーの活動が活発になり、地震がおきやすくなるという相関関係は随分前から学者が指摘している。

今の洪水も、大雪問題も、水が増えているという基本があり、その水がどこから来るのか?といえば、海からの蒸発というシステムで 水が今のように、蒸発しやすくなっているということは、つまるところ気温の上昇と密接にかかわりがあるということになるから、地震が起こる可能性も高くなっているという結論になる。

地震が関東地方でM7以上のものが起これば、日本経済は麻痺してしまう。
1923年 関東大震災があった。当時の惨状写真集
今 何も問題のないときに、準備をしておいてほしい。
Xディーは必ず 貴方の背中に忍び寄ってきている。


郵政改革の続き

2011-01-17 02:18:01 | 世界情勢
まず、竹中平蔵氏の2008年 4月の放送があるので見てほしい。
竹中平蔵の郵貯の金をアメリカに出資せよ!!!

もし、あのまま小泉が総理大臣を続けていたら、これは竹中氏によって現実化したであろうし、それによって日本は300兆円をさらに失ったであろう。
なんとも、背中の寒くなる 恐ろしい話ではないか?

私が竹中氏についていつも思うことは、これほど学識がありながら一片の国を思う誠意がないがために、日本をこれほど苦しめた人間はかつていなかった ということだ。

もし日本に資金があるならば、アメリカやヨーロッパに投資するまえに、もっと国内のリサーチ アンド デヴェロップメント(R&D)に投資し、さらに工業技術、環境技術、今で言えば水素スタンドの充実や、速いスピードで変わっていく電子 電話の技術にともなうインフラ、さらには少子化対策の抜本的な見直しと、さらには、老齢化する多くの日本国民の将来の不安解消のための枠組み作りなどにもっと力を入れるべきだろう。

彼は、アメリカから何の情報ももらっていなかったために、2008年4月の段階でまったく分かっていなかった。リーマンショックについては、まったく分かっていない。分かっていたら、テレビの放送であんな馬鹿なことを言うわけがない。
ということは、この時点で、彼はアメリカの財政を牛じる勢力からはすでに、過去の使用済み粗大ごみとして扱われているゾンビに過ぎないということだ。

私でさえ、もうすこし、あの時わかっていた。
少なくとも、GSMの中で 様々な形で、サブプライムローンからリーマンショックに至る時期に、あらゆる警告をした。

このボンクラの私でさえ、もう少しマシな指標と情報を持って話しているのに、彼のような人が日本の財務大臣であったことと、さらに300兆円の改革をまかされていたことに、改めて 驚きを禁じえない。

慶應義塾大学の教授をしているのだそうだ。
福沢諭吉が泣いているよ。

郵政改革

2011-01-15 11:59:29 | 世界情勢
アメリカが、正月早々、日本に郵政改革を求めた。

郵政改革とは、郵便貯金のことである。
日本は、古来 災害が多い。
地震、台風など、日本人の遺伝子には、それらの災害への備えをしなければならない漠然とした不安を常に抱えており、その遺伝子が貯蓄国家として、巨大な郵便貯金を作り上げた。その金額は150兆を超える。

この巨大なキャッシュは、じっと動かず、手堅く運用されている。

では、なぜ? アメリカはその郵政改革を求めてくるのか?

はっきりした結論から言おう。
当たり前の話だが・・・
アメリカは、日本のために求めているのではなく、アメリカの利益のために求めているのである。

アメリカの利益と郵貯がどうかかわっていくか?
私は、こう考える。

例えば・・・
郵政が民営化になるとする。
とうぜん、日本電電公社がNTTになったように、株が上場される。
株が上場されたとき、その株は、アメリカが買うことが出来る。
それは、アメリカの政府からどんどん金を借りられる大きなファンド会社に限られる。
たとえば、ゴールドマン サックスやJPモーガンなどだ。
彼らはなるべく安く、大量に買う方法を考えるだろう。
株を売りこし、一時的に値を下げて買い取るという古典的な方法が考えられる。
ハイテクとスーパーコンピューターを駆使して 最終的に、郵政を手に入れてしまうか、影響力のある程度まで 株価を手に入れる。

それによって、郵便局は大株主のアメリカから、様々な意見を出され、社長は何度も交代させられ、最後には、バラバラに解体されて、スクラップ業者に売られる。
もちろん郵貯などは、アメリカのジャンク債権に替えられるだろう。




洪水 そして 感動

2011-01-15 08:38:11 | フリーメーソン
ブリスベンに多くのオーストラリア人が集まっている。
ボランティアだ。
彼ら、彼女ら・・・はどこからともなく集まり、行列を作って (そう文字通り 箒やモップを持った 軍隊行進のようだ!)無言で掃除を始めた。

この姿を見て、感動しない人間はいないだろう。

これこそが、オーストラリアン スピリットだ。

隣人が困っていると 必ず手助けをする。

私の妻が 赤ん坊を育てているとき、階段を昇降するとき、見知らぬ人がすっと手を出して助けてくれたことが何度もあったという。
私自身、若い頃、車がオンボロですぐ故障したけれど、見知らぬ人が路肩に停まっている私を助けてくれたことが何度もあった。

隣人が困っていると、すっと助ける。
今、そういう善意のオーストラリアンが、ブリスベンのストリートを掃除している。
自分たちの街なんだから、みんなで力を合わせて助け合い 盛り立てていこう。いつまでも下を向いてはいられない。

環境にとりくむ

2011-01-15 07:41:55 | 世界情勢
台風や洪水という、環境問題にすぐ結びつく問題は、そのときだけ議論の対象になるが、すぐに忘れ去られてしまう。
喉もと過ぎれば・・・である。

今、静かに しかし 確実にもっと気持ち悪い背後に忍び寄る問題がある。
それは、ある一定の生物がいきなり大量死する問題だ。

たとえば・・・
ここ10年でミツバチが減っている。
それも、いきなり巣箱に帰ってこなくなるというもので、蜂蜜業者は悲鳴を上げている。
原因は、様々に言われているが、結局は よくわからない。

ミツバチは、蜂蜜を取るのに欠かせない生物だが、それだけではない。
花に実を結ぶ重要な役割を担っている。

もし かりに・・・
世界中のミツバチがある日いなくなってしまえば、人類は3年で絶滅するということを、知っているだろうか?
そして、その恐怖は、現実に起こりつつある。

募金に関して

2011-01-14 17:44:15 | オーストラリア資源
早速、募金の申し出があり、感謝しています。
現在、日本語のサイトはクィーンズランド州は作っていません。そこまで手が回らないのでしょう。
したがって、ここから送っていただくしか、現状での対応はありません。
これは直接クィーンズランド州に行くので、途中でせっかくした募金が、変な使われ方をしたり・・・ということはありません。
いま、54ミリオンダラーが集まっているようです。
大変大きい金額に思えます。

しかし、実際の被害は5ビリオンダラーとも言われていますので、焼け石に水のような感じです。
クィーンズランドは壊滅しました。
戦後の日本のようなものです。
なにしろ 州の75%が水没したのですから。

現在メルボルン市を有する、ヴィクトリア州が洪水です。
すでに15の地域が 洪水によって孤立しています。

いまのところは、大丈夫ですが、万が一、シドニーがこのような状況になったら、おそらく 私の更新は滞ることになるでしょう。

水没する街

2011-01-13 16:25:51 | オーストラリア株式
クィーンズランドの75%は、水没した。
ブリスベンは大きなダメージを受け、イプスウィッチは壊滅状態、トウォンバでは陸の津波と呼ばれる水の急襲をうけ、60人以上の人が行方不明になり、15人の死亡が確認されている。
被害金額は、まだまだ分からない。
さらに、今後も被害が膨れ上がる可能性があるからだ。
クィーンズランド州の知事Anna Bligh MPは涙を流した。

水の被害は、舌のように伸び NSWの北側まで及んでいる。
メルボルンでも大きな被害があり、なぜかシドニーは今のところ無傷。

石炭の世界供給量の8%がブリスベン港から出ており、これもストップ。

海の状況を私は釣りがてら 見に行く。
どうも、様子がおかしい。

荒れている。

それも表面と底の荒れ方が別々で、時間によって急に変わり、魚が一杯釣れたりする。アイスボックスが満タンになるほどだ。こんなことは、下手な釣り師である私には今まで無かったことだ。

釣れて心配になる釣り師も珍しいが・・・

茶色の水は毒を含んでおり、それらが4万件の家を水没させている。
水の中には、下水と、ガソリンスタンドからもれるガソリンなどが含まれている。
それに泥。これは、粘っこく絡みつく。

1974年以降の最悪の事態がクィーンズランドで現在進行形で起こっている。

こちらのテレビは24時間その話をしている。
日本では、バラエティ番組をやっている。

日本が困っているとき、私は日本のために心を痛めるけれど、オーストラリアが困っているとき、一体 どのくらいの日本人が心を痛めるだろう?
外国の被災問題など、自分たちには関係ないと思ってはいないだろうか?

クィーンズランドへ募金をしてやろうと思う人は、こちらから。