Sydney Yajima


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OKINAWA DEMOCRACY 沖縄デモクラシー

2010-01-25 01:45:22 | 世界情勢
沖縄の普天間基地問題が、深刻化している。
今回の選挙で沖縄の基地移設は、より 複雑化するだろう。
マスコミは、私たち日本人の問題である根本の問題を おもしろおかしく書いている。
辺野古への移設に 沖縄はNOと言った。
もしこれで、米軍基地が沖縄から撤退したとしても、また、就職が無くなり、失業者が増えるとしても、その覚悟で 沖縄はNOを政府に突きつけたわけだ。

今の生活を守ることよりも もっと大事なことがあると考えた沖縄の人々が 多かったわけである。

これは、きちんとした意思表示だ。
まず 政府がここから始めなければならない。

アメリカ合衆国とどのように対話すればいいか?

おそらく、民主党は悩んでいる。

ここは、デモクラシーを持ち出すしかない。
今回のNOは、いわば ”沖縄デモクラシー”の象徴である。

沖縄デモクラシーを尊重し、アメリカ基地は撤退しなさい。と日本政府が言えば、アメリカには、以前と約束が違うとか、安保の問題などを持ち出して交渉しようとするだろう。

また、アメリカはGDPの4%を軍備費に使っており、日本は1%しか使っていないのだから、日本は金の面で随分助かっている などという、あさましい講釈をもっともらしく言う議員もいるだろうし、そういう議員はアメリカは、いらだっている ニホンへの忍耐も限界だなどと言いだすかもしれない。

日本は自力で日本を守ることが出来る。
アメリカの核の傘が無くなったとしても、守ることが出来る。
なぜ そう言い切れるか?

それは、日本の自衛隊は世界に誇れる実力を、いつの間にか 十分すぎるほど貯えているからだ。
それに、核を戦争に使うことは、今の時代では 自滅を意味する。あれは、70年前に開発された古い爆弾で、実戦には使用できない出来損ないの代物だからだ。(実戦に使用したのは、後にも先にも長崎と広島だけ)
あえて言うならば、日本の識者に 中国の脅威論や北朝鮮の脅威を持ち出す前に、もっと考えてほしいことがある。それは、ベトナムでもカンボジアでも、マレーシアでも米軍基地を国内に持っていなくてもちゃんと国境線を守っていて、軍備はそれこそ日本の何十分の一しかないということだ。

アメリカがGDPの4%も軍備費に金をかけているのは、日本を守るためにかけているのではなく、イラク戦争などの、中東への関与で、かけているのである。さらに軍産事業を持っているために、それらの金がどうしても経済をまわすために必要になっているだけにすぎない。日本の国防とは、まったく関係がない。本当にアメリカが、日本の国防を考えているならば、なぜ北方領土のために、アメリカはソビエトやロシアに文句を言わなかったのだろう?なぜ竹島 独島の問題に、知らん顔をしているのだろう?中国との国境問題にアメリカが何をしてくれているのだろう?何もしていないアメリカが、日本のいったいどこを、どう守ってくれていると言えるのか?私には分からない。

たかが、半年 一年 結論が延びたら忍耐がきれるという。それで、日本とは友だちだという。そんな、友達が、いるだろうか?沖縄の人たちは、60年以上忍耐をしている。こっちのほうの忍耐は、友だちとして どうなんだい?と聞きたい。

まず、日本は大切なスローガンになる言葉を 提唱しなければならない。
それが、「沖縄 デモクラシー」だと私は言う。

人民の人民による人民のための政治というデモクラシーの大原則を、アメリカは尊重するはずだ。彼らは、それを無視しては、ならない。なぜなら、デモクラシーというのは、アメリカのものだけではなく、世界共通の財産だからだ。


あづ~い・・・

2010-01-23 08:14:29 | 世界情勢
シドニーは今日も 暑い。
空は雨を降らせることを忘れたかのように青く、風はすっかり吹くことをさぼってしまい、土は照り返しの暑さを太陽と競っているほどだ。
地球温暖化の影響なのか、まったく 熱い。そう熱いのだ、暑いを通り越して。


座敷わらし

2010-01-22 19:48:05 | Weblog
話は7年ほど前にさかのぼる。
私が家に帰ると、長男と長女、当時 6歳と4歳の二人と 同じ年くらいの男の子が一緒にラウンジで遊んでいた。家内はキッチンにおり、私は子供たちに、アイスクリームを食べないか?と誘い、そしてキッチンからアイスクリーム カップにスクープでアイスクリームをすくってそれぞれの子供たちに、与えた。子供たち三人は喜んで食べた。そのとき、その男の子は随分と珍しそうに、私の持っていたスクープをみていた。それは 握るとアイスクリームが丸い形でポロリと出てくるタイプのやつで、こんなものが珍しいと思う子供なんて今の時代にいるもんなんだなあ・・・と思った。
二週間ほどたって、家内に、「あんなものを珍しいと思うこどもって、今の時代にもいるんだね」と言ったら、「ほんとね・・・」と言ったときお互い目を合わせて???となった。
あの子って、いったい、どこの誰の子だっけ???

最近、私が同じラウンジで寝転んでいると、廊下に通じるドアのノブがゆっくりと回り ドアがゆっくりと開いた。そこには、小さな男の子が見えたような気がしたが、よく分からなかった。ただ、ドアのノブが勝手に回る(誰もいない廊下側から)は、おかしいので、錯覚ということにしておこうと思い、家族には何も言わなかった。

次に起こったことは、家内からの苦情で トイレの電気がつかないということだった。ところが、私がつけると、ちゃんとこれが、つくのである。

そして、次には、廊下の電気がついたり消えたりするということが起こる。これも私がつけるとちゃんとつく。

そして、次には、夜中に男の子の声が廊下からする。それも、「・・・going,・・・going」と二回繰り返したが、残念ながら・・・の部分は良く聞こえなかった。完璧なオーストラリア英語で、男の子声だった。息子は変声期を迎えており、あんな声はでない。娘の声はもっと甲高く、ぜんぜん違う声だ。

次に起こったことは、私が廊下のドアを開けようとしたら、ドアノブが抜けるというものだった。ドア ノブはステンレス製で二箇所にボルトで止めてある。それが全部緩んで抜けてしまった。簡単にまた締め直すことができたが、不思議なことだと、これまでの連続性もあって、思った。ここまで、約一週間ここのところ立て続けに起こっていることである。

そして、昨日。
クリスマスツリーと電飾を片付けた。息子と娘、それに家内が三人が係りで片付けたわけだが、電飾のあったとことに、あったテレビのアンテナコードがいきなり 夜中に、落ちて、そのあと、べり べり と音がして、よく見ると、それはクリスマスツリーを入れたボックスのガムテープが 一枚一枚はがれていくところだった。私は、携帯カメラで写したが、なにも映っているようには見えない。ガムテープは最後の一枚まで全部はがれて、しまいには、中からクリスマスツリーが出てきたのである。(写真・・・見える人には見えるのかな?)

まったく、怖くはない。
なにしろ、子供がクリスマスの去っていくのを惜しがって、駄々をこねているような・・・くらいの感覚だ。
ただ、見えない相手なので一緒に遊んであげたくても 遊んで上げられないのが残念だ。

水子なども考えてみた。しかし、私にも家内にも、水子などの過去はないし、家の中で英語を話すことは、我が家では禁じているので、家の中で子供たちが日本語以外の言葉で話すこともなく、これは、オーストラリア人の子供が迷い込んできていると思われる。

どうしてやったらいいもんかね?

戦争記念博物館

2010-01-12 16:27:57 | Weblog
そこには 多くの兵士が眠っている。
むろん、日本人に殺された兵士もたくさんいる。
日本の潜水艦やゼロ戦が展示され、いかに、日本が恐ろしい国かということが、何度も繰り返して訴えているようにみえた。どちらが戦勝国なのかわからないくらい、オーストラリアは、日本に恐怖していたことが分かる。

オーストラリアの捕虜の首を日本兵が刀で斬る写真が展示されていた。
ニヤニヤ笑っている日本兵たちも映っている。

日本兵の死体を、穴を掘って放り込んでいる写真もあった。

どちらも戦争だ。殺し合いである。

どちらが勝ったわけではない。
どちらもが、きちんと話し合いで解決できなかったというに過ぎない。

戦争に本当の勝者はいない。勝ったと思い込んでいる愚か者と、負けたと思っている馬鹿者が、いるだけだ。

捕鯨問題も、話し合いをしなければ、ならないと思う。もっと、理解をしあう努力をしてほしい。それが、いかに大切かを、もっと、心に刻んでおくことだ。

ストィムラス パッケージ

2010-01-09 01:25:51 | 世界情勢
今、世界は別のバブルに入ってしまっている。
去年の3月に底を打ったとき、これは大恐慌だと、みんなが思い、そう思っていた。
アメリカ ヨーロッパ、そしてわが国日本もふくめて、政府は財政出動をした。具体的には、1%以下の低金利で、多くの金融や銀行はその金を使って、またハイリスクな投資を続けたために、株価は、持ち直し、最悪時の7割近くまで上昇している。もちろん、ピーク時にまでは戻ってはいないが、しかし、かなり高くなっていることは確かだ。

中国は、というと、40兆にのぼる財政出動で 国の景気をあおり国内需要を増やすことで、乗り切ろうとした。

どちらも 同じ財政出動の基本概念に違いはない。

問題となるのは、この先の時間軸のなかで起こりうるシナリオだ。

財政出動というのは、いわゆるカンフル剤の役割を果たすけれども、長期にわたって経済の下支えになり続けることは、できない。日本のように、20年も低金利を続けていても、円高は直らないし、低金利の効果も、「あたりまえの低金利」となってしまっては、限定的になる。さらには、貯蓄率の高い日本では、貯えに金利がつかないため、漠然とした消費マインドに、水を差す結果となり、逆に消費の冷え込みを誘うという皮肉な結果さえ生まれる。

次に、ヨーロッパやイギリスなどが、金利を上げる政策に転じると とたんにこの財政出動の効果は 反発し、逆の効果になる。つまり、去年の三月に逆戻りだ。

私は、いずれにせよ、経済はどこかソフトランディングするべく、その高度の下げ方を徐々に長期にわたって下げていく方向を探っているところだと感じている。

すでに去年の三月から、今の状態までの利益は乗ったので、確定に向かう動きも出始めているため、もうすぐまた、下がり始めるかもしれないが、それがどのくらい市場の自信が回復しているのかの指針になるはずだ。

もし、自信喪失のまま、利益確定に向かうと、世界恐慌のシナリオはもう一度、繰り返し、二番底を見なければならなくなる。

そのときには、財政出動を出来なくなっている政府は、無力で、一番底が、まだまだ あれはマシだったとさえ思える地獄画が 現れるかもしれない。

これから3年。
まだまだ世界経済は 生贄を必要としている。


捕鯨問題

2010-01-08 04:23:13 | 世界情勢
オーストラリアは何度も書いたが、人種差別の国である。これは、そうだと結論付けても、いい。
インド人の大学卒業生が、殺された。
理由は、インド人だから・・・だ。

何度も言う。

誰がなんと擁護しても、オーストラリアには、人種差別がある。

そこで、捕鯨問題が人種問題、やカルチャー問題などとリンクしているか?と言われたら、もちろんその通りだ。
日本語で話していると、「SPEAK ENGLISH!!!」よ言われる。かつては、「FUCKING ASIAN GO BACK YOUR COUNTRY  」とよく言われた。

それで、オーストラリアをさっさと出て日本に帰ろうとしたことは、何度もあった。

さて、捕鯨問題。

これが、デイリーテレグラフ (日本で言えば 夕刊フジとか東京スポーツ レベルの新聞)では、「戦争だ」と書いてあった。

よく、彼ら反捕鯨者たちに対して、「君たちは、この船の前に来るべきじゃなかった」と言うべきだというが、そうではない。彼らは自ら選んで あの日本船の前に来たのである。つまり、あれは、自爆テロで、後ほど裁判で自分たちの主張が有利になるように計算して、そして、彼らは船の前に 「来た」のである。

裁判の結果がどうであれ、日本バッシングはひどくなり、残念ながら、私たちの子供たちの安全は悪くなる。

私は、今、また日本に帰るべきかどうかを選択しなければならない時期が来ているのではないかと、心配している。

日本政府とオーストラリア政府が、他には大きな問題を抱えているわけではないが、この問題はお互いの選挙民の意思という、別々の異なったステーク ホルダーたちが、政治家にプレッシャーをかけているので、どちらも、「はい そうですか」とは譲れない。

日本は、鯨肉をゲームミートとして食べる目的で捕っているのだとしたら、調査目的という言葉は、矛盾がある。
したがって、捕鯨は食料目的だとするべきだ。

なぜかというと、堂々とした主張ができなくなるからである。
オーストラリアは、その調査目的の曖昧さを逆手に、裁判を押してくるだろう。日本は、文化および捕鯨は食料目的で、さらに、一定量以内であることをきちんと明記した上で、捕鯨および鯨の保護が、お互いに矛盾しない数値目標および、科学的根拠さらには、ミンク鯨は、海のラビットのように増え続けていることなどを示すべきだ。

オーストラリアでカンガルーミートを売っているのを、例に出し、日本の鯨肉も、同じ目的だと主張し、さらには、日本では鯨の養殖を行う研究もするべきだ。それが行われたら、「放牧鯨」という「放牧牛」と同じ扱いになるので、文句は言い難くなる。

日本は、これからエスカレートする反捕鯨団体と、今後も衝突をし続けるのは、実に中国にとって、いい結果になるだろう。なぜなら、日本という鬼子がいるおかげで、アジアでも中国という台頭してきた国に対し、よりオーストラリアは資源輸出国として有利に働くことが目に見えているからだ。

日本にとって、捕鯨が、得か損か?ということは、大きな意味で今のやり方では 損だ。
やり方を変えるべきだ。

まずは調査ではない。我々は捕鯨をどう継続するかを、ロシアと共同でやることをほのめかすべきだろう。ロシアは、日本が鯨を高く買うことを知っているので、とても捕鯨をやりたがっている。ただし、ロシアは、日本のように捕獲高を守ったりはしないし、今回のような妨害をする相手に対しては ミサイルを撃ち込んで、テロ対策として片付けてしまうことだってありうる。日本はその点とてもお上品だから、ただ「遺憾である」で済ませるから、実に相手側にしたら、ルールを守ってくれる相手なのである。ほっぽうりょうどだ

日本の次の選択は、捕鯨をやめてしまうことだが、どうだろう?

映画

2010-01-05 02:51:46 | Weblog
アバターという映画を観た。
かなりな完成度のCGで 驚いてしまった。
ちょっと、これだけのことができるのは、アメリカならではかな。やはり 侮れない国だ。

日本には、CGのすばらしい技術があるとは思うけれど、専門家からみたら、この映画の完成度は日本のそれに比べて優れているのだろうか?それとも劣っているのだろうか?

私は分からないが、素人目に、すごいと思った。
ストーリーも中々面白い。

幕末の日本の侍たちはあんな気持ちだったのかな?
などと想像を膨らませてみた。


急がば回れ

2010-01-02 12:31:11 | 世界情勢
今年は寅年だ。
あけまして おめでとうございます。

これで、年が明けて、時代はさらに 加速する。
中国は、多くのリスクを抱えており、どうも、いつ爆発するか分からないらしい。特に、信用取引と、負債。それからバブル化してしまった債権処理と見えてこないソフトランディング。不動産も値上げ続きだ。

もしチャイナクラッシュが起こったら、世界は混乱する。
この混乱は、日本でも失業率が20%まで上がる可能性があるほどだ。

起こらないことを祈るが、私の目には、悲観的に映る。

寅年は 千里を走ると言われるが、どうだろうか?