タミヤの懐かしいチャレンジャーシリーズの1/18ホンダNIII360。完成までです。
今日はまずエンジンから。メッキパーツのエンジンは接着面のメッキを削って、流し込み接着剤で組み上げてからミッチャクロンとサフを重ねると、良いモールドが浮かび上がります。
そこに8番のシルバーとタミヤのメタルシルバーを重ねて、ホンダエンジンの明るいシルバーを作りました。
あとは黒と金で塗り分けて(キットの解説書の写真の塗り分けがかなり正しかったです)こんな感じ。
コーションシール?は白で適当に描いています。
エンジンをシャーシに搭載しても寂しいので、実車写真を元にバッテリーやサスマウント等を追加。
バッテリーはバンダイのアルピーヌから。サスマウントはジャンンクの黒いプラワッシャーにポンチで抜いたアルミテープの中央をへこませたものを貼付け、中央に金属線をさしています。後ろの補機はランナーより削りました。
メーカーズプレートはアルミテープ切り出し。
配線はこちらのはんだ線が曲げやすくて便利です。
goot 高密度集積基板用はんだ SD-60 | |
クリエーター情報なし | |
太洋電機産業 |
Gクリヤーで貼付けてから、黒で線を筆塗りし、バッテリーターミナル等はそのままシルバーを残しています。
排気管は再現されていないので、エンジンに2ミリの穴を開けて、タミヤの曲がるプラ棒を差し込みフラットアルミで筆塗り。仕上げにタミヤのウェザリングマスターでこすっておきました。
ウェザリングマスターCセット アカサビ | |
クリエーター情報なし | |
田宮模型 |
スペアタイヤが良い仕事していますね。このタミヤのNのホイールはどうやら初期のN2用の、エスのような丸いおわんホイールを再現していてこれは実車でもレアな人気パーツなのだそうです。
想像すると、当時N2で設計がはじまったもののイマイより出た1/20のNの初期型に対抗して急遽最新型のN3に設計変更されたのでは、などと考えてしまいますね。N3は箱絵にあるもっと平らなホイールキャップが標準です。
室内はキットのモールドが良いので、インパネに金属線を貼付けたくらいです。
シート類は14番ネイビーブルー。これ昔よく使っていたガンダムブルーにかなり近い色になります。
ステアリング等の木目はホンダは明るい茶色なので、オレンジに少しブラウンを混ぜています。
ワイパーはブレードを洋白の1ミリ角棒で再現、アームは虫ピンから切りました。ブレードを窓に貼付けて上からアームを貼付けただけですよ。基部はキットのパーツを残しています。
グリルは中のライトが平らなメッキ表現なので、ダイソーのクリアレジンを盛って紫外線ライトで固めました。
墨入れして赤と白でホンダマークを塗り分けています。
顔つきはこんな感じ。ライト類はレンズが接着剤もいらずパチンとはまります。良い仕事ですね。
このホンダZ風のN3の顔つきは今や初期顔の人気に押されていますが、N360開発当時のデザイナーは小さい口で粋ったそうです。
そのクレイモデルを見た本田宗一郎が怒って「小さいクルマは顔をでかくせないかん」と顔いっぱいのグリルにしてしまったそう。今ではそれが大人気ですから、さすがデザイナーの本田宗一郎の面目躍如ですね。
リヤのテールライトはボディ整形色パーツなので、グロスの黒とスパッツを重ねて光らせてから、クリヤーレッドを下のライト共々塗っておきました。
ナンバープレートは自作サイトの画像を元にフォトショップで切り貼りして、当時の軽ナンバーを作りました。
タイヤを1/24アポロのギャランGTO用に換えたことでころんとした感じが出たかな。
車高はあげています。
ボディカラーはアサヒペンクリエイティブカラーのカントリークリームにクレオスのクリヤーを重ねています。
素晴しいキットですね。
中学生の頃にレベルカラー筆塗りでドロドロの完成品にしてしまったので、30年以上ぶりにリベンジ、8月の浜松の個展で展示します。