sportscar graphic

スポーツカーグラフィック  イラストレーター 溝呂木陽  60-70年代のスポーツカーを愛するすべての人に。

今日のイラスト 制作記

2009-05-22 08:08:20 | イラスト
今日は指向を変えて、イラストの制作記を掲載します。
お題は250LMの21番、1965年優勝車です。
まず、写真をもとに、画用紙に鉛筆でアウトラインをスケッチ、だいたいの大きさをとります。
ボディをだいたいカタチにしてから、ホイールを描き込みバランスを見ます。
この時点で、少し丸っこい印象。シャープになるよう整えます。
ヘッドライトの位置や高さ、タイヤの角度などを修正して下書き完成。

ここからは、修正の効かない一発勝負、薄い部分の赤からさしていきます。
赤に抑揚をつけて、他の暗い色で引き締めます。
影の部分は単調にならないようにします。
ボディにも影を着け、細部をフィニッシュ。サインを入れて完成、ここまで3時間ほどです。

いかがでしたか? アルバムにまとめています。
Lm2


Lm4


Lm5


Lm7


Lm11


250lm_2




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11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>こんにちは! (ひろポン)
2009-05-22 09:57:43
>こんにちは!
おお!手の内を明かしちゃいましたね(笑)

3時間ですか、速い!模型造りと同じですね。
私も昔はカンプライターの経験もあるので
時間勝負には自信があるけれど、いざ自分の作品となると
時間かけ過ぎ傾向にあります。

原画見て、とてもきれいでしたが水彩はどこの何をお使いですか?
私もコッテリばかりじゃなくてたまにはアッサリ系もやろうかな。
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>すいません!!! (ひろポン)
2009-05-22 10:02:56
>すいません!!!
W&Nの固形水彩って書いてありましたね。失礼!!!(笑)
固形はペリカンしか使ったことないけれど、手軽で使い易いですね。

イギリスのラウニーもいいですよ。

返信する
いかがでしたか?制作記もいいでしょ。昔、穂積さ... (ミゾロギ)
2009-05-22 10:13:02
いかがでしたか?制作記もいいでしょ。昔、穂積さんのご本や松本さんのご本が参考になったモノでした。今、あの手のハウツー本ってなかなか無いですね。模型とイラスト、両方の合わさったハウツー本、出してみたいモノです。いかがですかひろポンさん。
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溝呂木様>その昔(今でもありますが)、講談社がア... (大内 誠)
2009-05-22 12:02:52
溝呂木様>その昔(今でもありますが)、講談社がアメリカのフェーマスアーテイストスクールと言う通信教育の講座があり、その世田谷支部の集まりで穂積さんと松本さんにお会いしました。当時はお二人ともプロで活躍されていました。松本さんはボーイズライフや元祖カーマガジンに格好良いカーイラストを掲載されていました。穂積さんもレースのプログラム等々、カーイラスト全盛の頃ですね。立派なプロであられましたお二人とも当時は、受講生でいらっしゃいました。リキテックスなんて無い頃。フェーマスの教則本は向こうのまんまで、直訳された別冊がありました。ですから高価なW&Nの絵の具や高価な筆が指定になっており、当時の一万円はきつかったですね。しかし、B.Peak氏等々の憧れイラストレーターが、自分の絵を見てもらえると言ううたい文句に騙されて?勉強したものでした。実際は日本の方が見て、チェックをくれるというものでしたが、結構厳しくて、私と松本さんは途中で辞めました。穂積さんは卒業されて、生徒さんの絵をチェックする先生の方に移られました。あの穂積さんの本は色々な方を育てましたね。溝呂木さんもそんなバイブルを出して下さい。
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フェーマススクールにそんな歴史があったとは。驚... (ミゾロギ)
2009-05-22 12:25:33
フェーマススクールにそんな歴史があったとは。驚きですね。
イラストの教則本、最近は少なくなりましたね。CGまで視野に入れたハウツー本、模型やペーパークラフトまで含めた本が出来たら面白いかもしれませんね。
返信する
>ミゾロギさん、模型とカーイラストのハウツー本... (ひろポン)
2009-05-22 13:15:12
>ミゾロギさん、模型とカーイラストのハウツー本なんて面白そうですね!
考えたいなあ。

>大内さん、フェーマススクールは私も高校の時、70年頃親に無理して金出してもらって受けました。
卒業はできなかったけれど、画材やアーチストのテク、ありとあらゆる内容で非常に勉強になりました。
いまでもあの大きな教本はバイブルですね。あの本でイラストボードやリキテックスを知りました。
添削は特に福田さんというイラストレーターを良く覚えています。

B・ピーク、B・フックス、そしてピーター・ヘルクにはやはり大きな影響を受けました。
いまでもスクールあるんでしょうか?
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ひろポン様>私はあの頃モーターマガジン誌で、透... (大内 誠)
2009-05-22 13:39:56
ひろポン様>私はあの頃モーターマガジン誌で、透視図を描いておりました。スバルではR2が出た頃でしたね。カタログでのR2のイラストは、リヤから透視図を描いて(リヤエンジンでしたので)代理店の社長にえらく怒られました。「おまえは客にケツを見せるのか!。」と。そんな頃でしたからひろポンさんとは結構近いですね。因に私は1949年製です^^。

フェーマスのあの本は、だいぶかびてしまいましたが、貴重ですね。バインダー式で大きく2冊ありました。

当時、B.Peakがdesignしてミケッロテイが作りましたキネッテイピークと言うガルウイングのFerrariがあり、そのスライドショーが講談社であって、Peak氏自らレクチャーされて楽しかったですね。今でもネットでPeak Ferrariと検索しますと出てきます。あの頃Peak氏が描きました映画マイフェアーレデイ、そしてその後のキャメロット。斬新なレイアウトとその色ずかいはみんな真似たものでした。しかし、当時のギャラが3500万円!と言うのにもぶったまげ!。なるほどワンオフのご自身のFerrariが作れる訳だと。
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大内様、ひろポンさま、貴重なお話しありがとうご... (ミゾロギ)
2009-05-22 16:22:01
大内様、ひろポンさま、貴重なお話しありがとうございます。
ボブ・ピーク、穂積先生の本にも出てきますね。アメリカのイラスト華やかりし時代。ゴチュケやヘルク、ケン・ダリソンなど、みなあの本で知りました。
10年ほど前のロードアンドトラックの50周年ハードカバーもそうそうたる面々のイラストが載っていましたっけ。アメリカのイラストも良いですね。
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>大内様 (ひろポン)
2009-05-22 20:44:16
>大内様
大変面白いお話ありがとうござます!
私は54年製なのでちょっと後輩ですネ。
キネッテイピーク、調べてみました。
あ~、見たことあるクルマですが良く知りません(笑)

ピークが描いたマイフェアーレデイのポスター、フェーマスの教本に載っていますね。
じつはあれをB4サイズに模写して、私のブログの最初のほうに書いた、P4の透視図と
一緒に文化祭に出しました。
美術の先生や周囲に滅茶苦茶ほめられて(爆)、その結果大きな勘違い!をして
この道に…(笑)
残念ながらその後その絵だけは紛失してしまいました。

しかしあの頃のピークの3500万!想像もつかないですね。



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ミゾロギさん、お久しぶりです。 (papayoyo)
2011-02-12 10:46:33
ミゾロギさん、お久しぶりです。
最近ピーター・ヘルクの「栄光の自動車レース」という大型本を手に入れました。
個人的には大変納得のいく買い物でした。
私は絵画やイラストの業界、特に自動車絵画の世界は門外漢でピーター・ヘルクのことはほとんど知りませんでしたが、
業界のプロでもおられるミゾロギさんにとって、ピーター・ヘルクとはどのような存在の方なのでしょう?
返信する

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