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スポーツカーグラフィック  イラストレーター 溝呂木陽  60-70年代のスポーツカーを愛するすべての人に。

1/24エレール ジャガーEタイプ 1962ルマン 1337VC 3Dパーツ使用 製作記 製作開始

2017-01-21 16:35:08 | 3Dモデリング

昨日から、エレールから最近再販されたジャガーEタイプ1962カニンガム仕様を製作しています。

エレール 1/24 ジャガータイプE ルマンズ
クリエーター情報なし
エレール

キットのホイールやデカールなどがどうも余り精度が良くなかったので、今回3Dパーツでホイールなどを製作しました。
デカールもレーザープリンターで自作しています。

こちらが3Dパーツ






まずはボディの下ごしらえから。窓の後ろに段差のパーティングラインがあるので、削り落としてフィラーのふたも埋めておきます。




ワイパーも向きが逆なので彫刻刀で削り落とします。



ドアノブも削り、少し下の位置に穴を開け直します。



ルーフはボディ裏の指定の位置にドリルで穴を開けておきます。フィラーキャップは3Dパーツです。




ライトはコンペ仕様は大きいので、先日作ったグンゼ改造のライトウェイトを見ながらおむすび上になるように削っていきます。



ボンネット上のモールも、タガネで彫り込んでから削り落とします。



あご下のパーツをがっちりと瞬着で接着して、小さめの口を丸く拡大します。
さらにふちが丸くなるように瞬着で厚みを付けます。




ライトのスコップも省略されているので0.5ミリプラ板を丸めてあてがいます。


ライトのカップも無いのでドリルで彫り込みました。



ここのルーバーも3Dパーツを使って増設します。接着前に裏表を削りこんで薄くしてから接着して、さらに高さを調整します。





ペットボトル(スプライト大)の底の部分からぴったり合う部分を切り取り、切り出します。


コンペ仕様はここがシルバーなので先に塗装。



室内も先に塗装します。今回は室内は白に、シートはグリーンにしました。
フィラーのパイプも黒く塗って高さを調整します。


窓枠を塗ってからマスクして、内装はグリーンにしました。





ハンドル位置を右ハンドルにするため、ハンドルの基部を右に移しメーターパネルを削り落とします。
グローブボックスにふたをしてから、丸くポンチで抜いたキッチンアルミテープを貼り込んで、中央を筆のお尻でへこませます。黒く塗ればメーターパネルの完成です。


メーターにキットのデカールを張り、レンズ面に水性ウレタンニスを塗って、ハンドルを取り付けました。


マスクしたサイドウィンドウを内側から貼付けてから、前後ウィンドウ部分をマスクしてボディの上下合体をしていきます。


もちろんシルバー部分もマスクします。



ボンネット裏もシルバーに塗ってマスクしました。



ここで瞬着で上下の継ぎ目を消したボディにサフを吹きます。
ドア下の部分はスジボリが消えてしまったら新たに彫り込んでおきます。
フロントタイヤの後ろのひれも3Dパーツですよ。3Dパーツの部分はミッチャクロンを吹いておきました。




リヤフェンダーの上下の継ぎ目部分にモールを付けてから、白サフを吹いて前後のサークルをマスクしてからタミヤのレーシングホワイトを吹きました。



作っておいたレーザープリンターデカールを貼り込みます。こちらは、3Dパーツセット4000円にオプション1000円で同梱いたします。




クリヤーを吹いてからマスクをはがしていきます。
じつはここの時点でルーフに傷を付けてしまい、今朝ルーフ部分を塗装し直してからマスクをはがしました。



サイドウィンドウは綿棒を差し込んで裏表を磨き直しました。
ボンネット裏のパーツを付けてシャーシとフロントカウルをつなげますが、大概このときにボンネットが浮いて閉まらなくなります。フロントカウルの支えの部分を曲げたり、ドア前の直角の部分を削り込んだりしながら何とかここまで閉まるようになりました。ある意味ここがエレールのEのハイライトですね。頑張ってください。

次はキャブレターパーツを使ってエンジンも組んでいきたいですね。


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3Dモデリング キャブレター 412Pホイール ダンロップタイヤ

2017-01-19 23:15:37 | 3Dモデリング

3Dモデリングでキャブレターの各サイズを作りました。



こちらは32サイズ


43サイズ



24サイズ


20サイズ

それぞれ、構造を見直して気持ち大きめにして作り直しています。


1/43 本体2 ファンネル長短各4 本体ファンネル付き長短各2
1/32 本体2 ファンネル長短各4 本体ファンネル付き長短各2
1/24 本体3 ファンネル長短各6
1/20 本体2 ファンネル長短各4
いずれも1000円送料込みを予定しています。
こちらの次回試作がうまくいけば量産をかける予定ですので、お楽しみに。



32ホイールにあわせるうまいタイヤがみつからないので、アクリルで作ってみます。




こちらは、先ほどのオースチンにあわせるボンネットのオーナメントです。

こちらはフジミ対応の412Pホイール。


色々配置


混ぜ込んで試作します。

3Dモデリング、楽しんで製作しています。
お楽しみに。


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1/12ジオラマ 「ガーデニングタイム」 完成です。

2017-01-18 09:50:48 | 3Dモデリング




1/12ジオラマの完成です。
まずは組み合わせたフィギュアのご紹介です。
女性フィギュアは友人の林浩己氏原型のお嬢様フィギュア
アトリエイットの製品です。
1/12 お譲様(非武装)
クリエーター情報なし
アトリエイット

アトリエイットの製品がAmazonで買えるようになりました。数が少ないのでお早めにどうぞ。

男性フィギュアはいにしえの1/12タミヤ製ピットクルー。70年代の製品で、この特徴が頭や顔、手足がやたらでかいこと。このお嬢様とあわせるとスケールがふたまわりほど違い、頭を抱えました。




そこで、顔や頭、手足を2/3ほどの大きさに削り込んでいきました。真ん中の写真の左手が削る前。下の写真が削った後です。
このような作業はカッターややすりでは大変ですが、ヒートペンを使うと中空のパーツも穴があきづらく、作業もはかどります。靴の大きさや頭や顔の幅もかなり変えています。


少し見られるようになりました。


顔もさらに口やあご、鼻も小さくして完成です。



上半身をタンで、下半身をネイビーブルーで吹いてから、アルキド樹脂絵の具のアキーラで彩色していきました。



ハンチングも良いですね。このフィギュアはいじりがいのある良い造形です。



お姉様も、レジンを洗剤で洗い、ミッチャクロンを吹いてから肌色成型色にパラ吹きで下側から赤を吹いて、そこにアキーラで彩色していきました。下地のムラがアキーラでは浮き出てくるので、自然な肌の表情になります。
体はタンと赤でスプレー塗装してから、赤の部分はアキーラで発色を良くしました。



スカートの柄も筆で描きこんで完成です。ジャケットは革っぽいイメージで仕上げました。男の人冬服ですからね。
























2/4の横浜新子安 日産エンジンギャラリーで開催される
オートモデラーの集いIN横浜で展示しますので、ぜひ見にきてくださいね。




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1/12ドールハウスジオラマ ナチュラルガーデンスタイル 完成です。

2017-01-16 23:58:43 | 模型

友人のシックさんがいるモケイショップRさんの通販で、1/12ジオラマ用のドールハウスキットを購入しました。

小島隆雄デザインのミニチュアワークスキット「ナチュラルガーデニングスタイル」です。今ならセールで4000円くらいですよ。
キットはあくまでも素材ですが、使う材料は塗料から紙ヤスリ、小物まで同梱されていて丁寧な解説書があるので楽しく作ることができました。

こちらがキットですが、バルサなどは原寸に切り出す必要があります。


まずはぞれぞれの図面を原寸に拡大して貼り込むところからスタートです。このあたりはパソコンがあると楽ですね。


台座と背面の部材は切り出し済みなので、木工用ボンドで貼付けて、付属の茶色のアクリル絵の具で雰囲気をつけていきます。



背泳のレンガはスチレンボードに色のでないボールペンで図面通りにけがき線を入れて、激おち君などのスポンジでスタンプしながら付属のレンガ色などを塗り込んでいきます。目地に色が乗らないようにするのがポイントです。
ここでは艶があるのでつや消しクリヤーを吹いておきました。


大きさの確認です。


バルサはカッターで楽に切り出し出来ました。




まずは付属の茶色で塗り込みます。


そして、白アクリル絵の具を薄めずに、筆でこすりつけるようにムラを付けて塗り残しを意識して塗っていきました。




テーブルや椅子、フレームもバルサ切り出し。


同じ要領で塗装しました。これは楽しい。



こんなに小物が付属するので、まずは説明書通りに水道の蛇口を取り付けました。






次はペーパークラフト。付属のケント紙に図面を貼付けて切り出して、ひたすら木工用ボンドで製作です。
底の穴は2ミリのポンチを使ってみました。
付属のレンガ色などを塗っていきます。


じょうろは紙と、注ぎ口はバルサ細工です。


シルバーと茶色などでスプレー塗装。


電気は紙とビーズなどで作ります。光りませんが。



密度が出ますね。




これでほぼ完成。


タミヤの墨入れ塗料でかごなどに汚しを入れます。金属にも使えますよ。







後はフィギュアを組み合わせますよ。


大きいけどビネットなのでバラバラに出来るのがいいですね。
お楽しみに。


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1/12エアフィックス オースチンA35バン 完成!

2017-01-15 20:29:04 | 模型

オースチンA35の1/12モデルを作りましたよ。え、エアフィックスにそんなキットあったっけ?というあなた?

エアフィックス 【X51102】 1/12 アンチペストバン(害獣駆除車) 【ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!】
クリエーター情報なし
メーカー情報なし

ウォレスとグルミットの劇中車のおもちゃキットですが、このはこの写真とは別に、キットそのままはなかなかリアルスケールのプラモデルなんです。


けっこう大きな一体成型で、パーツの肌もきれいですね。
前にサイドカーではパーツを色がはじいて困りましたが、今回は普通にスプレー出来そうです。
まず屋根の丸穴を埋めていきましょう。





ドアがでかいおもちゃヒンジなので、基部を切り落としてから、瞬着を使ってビニールテープを貼付けます。さらにドアの断面にGクリヤーを塗っておくとぐらつきも防げます。



後ろはキットのヒンジで良い感じ。タミヤのダークグリーンで塗ってみました。


今回使ったのが100均セリアで買っておいたインレタです。かわいいインレタが多く、100円なのでいろいろ買っておきます。さらに半立体のシールもあって、ジオラマの看板に使えそうですよ。


クリヤーを吹いてつるつるにしてからこすりつけます。若干こつがいりますが何とか終了。


かわいいでしょ。



木目部分はキットのこの形状を写真に撮影して原寸大にしてからトレースしました。
木目はフリー素材です。レーザーで白デカールに印刷。




シャーシもグリーンに塗って、ホイールをクリームに塗ると良い感じですね。
メッキモールはハセガワのミラーフィニッシュ。ワイパーは一体成型なので、少し彫り込んでいます。


横浜で見たこのクルマのイメージ。これってデフォルメモデルではなくけっこうリアルスケールなのがわかりますね。



顔とお尻を付けてみました。キットのパーツに愛があります。
メッキのパーツもよく出来ています。ヘッドライトのパーツはリフレクターが無いので、レンズの裏にミラーに使う予定の平面の板を貼付けてから、UVクリアジェルを盛りつけて、膨らんだ裏面にスパッツを吹いたものです。



細かいパーツやナンバープレートを付けて外観はほぼ完成です。




シートは裏側のがらんどうにマスキングテープでふたをして、ダークイエローや茶色をパラ吹きしています。
パンと張った感じが良いですね。





インパネがまた素晴しい。エアフィックスの愛情を感じます。これはリアルスケールですね。



後ろからちらっと見えるスペアタイヤ。
インパネも良い感じ。


裏側も本気です。




最後にエンブレムを、横浜で撮影したエンブレムの写真から、シルバーシールに印刷してワシンウレタン水性ニスを盛りつけました。
ボンネットのマスコットは付属しないので3Dで製作予定です。








これを使って大きなジオラマを作っていきます。
お楽しみに。
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