ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

屋根の上のヴァイオリン弾きとアンナ・カレーニナ2回目

2006年03月04日 | ミュージカル・演劇
大分前の話なのですが(汗)2/19に屋根の上のヴァイオリン弾き、2/21にアンナ・カレーニナの2回目を観てきました。

まずは「屋根の上のヴァイオリン弾き」。
市村テヴィエになって初の前回に見た時は、「やっとミュージカルになった」という印象でしたが、今回はなんとなくスケールダウンしたような気がしてしまいました・・・なんでかなあ。「アナテフカ」とかもっと前はハモっていたような気がしたんだけど、気のせい?
市村テヴィエはもう安心して観ていられますねー。かわいいし(笑)
ツァイテルの匠ひびきさんは初めて観たのですが、いやーなんかかわいいというか、妙に色気のあるツァイテルでした。結構好きかも(笑)
ホーデルの剣持たまきさんは、かなり期待していたのですが、地声で歌うとまた違うのかなー、そんなでもありませんでした(汗)考えてみたら台詞喋るのも初めて聞いたんだよなあ。なんかあまり泣けませんでした(汗)まあ、私は始めてみたホーデルが毬谷友子さんだったりしたので、ホーデルのハードルが高くて、本田美奈子さん(魂よ安らかに・・・)にも合格点出せなかったくらいではあるんですが。
チャヴァの安倍麻美さんは、思ったよりは良かったかな。時々歌い方や、叫ぶ時の声にクセがあって気になりはしましたが、まあ許せる範囲かな。少なくとも知○里○よりはマシでした・・・(汗)まあチャヴァも実はそんなに台詞なかったりはしますが・・・(汗)
モーテルの駒田はじめさんは安心してみてられますね~。かわいいし、ハマリ役だと思います。当分やって欲しいものです。
イェンテが杉村理加さんなんですね。前からそうでしたっけ?(汗)杉村理加さん好きなんですが、やっぱり前の方の方が存在感あったかなあ・・・
それから、ゴールデの浅茅陽子さんが結構歌えるのでびっくりでした。上手いってほどではないけど、声もいいし、許容範囲内でした。
そして、やっぱり演技がいいですよねえ。とても味のあるゴールデでした。
そういえば「愛してるかい」のシーンの演出、前回から変わったんでしたっけ・・・昔の演出の方が好きだったなあ。優しい感じで。
なんとなーくスケールダウンしたような気がしてしまったのですが、それでもアンナ・カレーニナを観た直後だと、よくできた作品だなあと思いました。長年上演されてきただけのことはあります。
そしてやっぱり曲がいいですねえ。

で、アンナ・カレーニナ2回目です。
私はやっぱりいいなあと思ったのですが、今回同行の妹にはあんまり・・・だったようです。
私は脚本の良さに感心してしまったのですが、確かにミュージカルとしては中途半端な部分はありますね。
そして、曲がものすごく良いことにきがつき、思わずCD買ってしまいました。しかもブロードウェイ版まで・・・(笑)
CDを観たら、脚本と音楽がトニー賞にノミネートされていたんですね。納得です。
ブロードウェイ版はほぼ全曲入っていたので、買って良かったです。日本版に入ってなかった「だいじょうぶ おやすみ」の曲が入っていて嬉しかったですね。あの曲好きなんだよなあ。
そして、上手い人が歌うとレーヴィン・キティパートの曲もいいなあと・・・
でも、聞き込んでいるうちに、やはり先にレーヴィン・キティパートの曲から飽きてしまいましたけど(汗)やっぱりあっちパートは弱いのかな・・・
でも、脚本としては上手いと思ったんですけどねえ・・・コメディタッチでレーヴィンとキティを描いたのも上手いかなと思ったんですが。普通にやったらアンナパートに負けてしまうし・・・
さて今回観ていて、ヨッシーのヴロンスキー、前半がすごくいいなあと思いました。必死にアンナに食いついて行くところが。
でも後半は、悪くないけれど、前半に比べるとフツーかなあ・・・特にラストシーンはもっと陰影をつけられると思うので、今後の成長に期待したいですね。
でも役者として随分成長したなあと思います。歌が少ないことを忘れてしまうくらいでしたもん。
一方一路真輝さんのアンナは、前半よりも、精神が不安定になり始める後半の方が断然良かったです。鬼気迫るというか・・・こういう役ホントに良いですねえ。
あ、子役は男の子の方が上手かったですね・・・
そうそう、この日はアクシデントがありました。クロケットのシーンで、ヴロンスキーが打った球が舞台袖に転がって行き、ベッツィの球を飛ばした効果音が「カコーン」と鳴る、というシーンなのですが、この日は球が舞台袖の前のベンチの足(柱だった?)に跳ね返り、コロコロと戻って来る・・・
さてどうするのかと思ったら、この球にはピアノ線がついていたそうで、明らかに戻って来ていた球が、突然コロコロコロ・・・と舞台袖に引き返して転がって行ったんですね。
ここまででも爆笑ものだったのに、更に「カコーン」という音までご丁寧に鳴ったもので、場内どころか舞台上の役者さんたちもかなり笑ってました・・・(笑)
今回はカレーニンの場面では泣きませんでしたが、最後にレーヴィンがアンナのことを話し出したあたりで泣けてきました。
ここ、音楽が「愛とはみっともないものね」のメロディなんですねえ。ということに気がついたので余計に・・・
さらに、ブロードウェイ版のCDを聴いていて、その後にカレーニンの「夜にはお前が恋しい」のメロディが流れていることにきづきました! ヴロンスキーの場面で流れていたのだと思いますが。
これはこの場にいないカレーニンを表しているのか、カレーニンと同じくアンナを失うことになったヴロンスキーの心を表しているのか・・・多分両方なのでしょうね。こういうところも、音楽が素晴らしいなあと思いました!
というわけで、私としてはとても気に入った舞台だったのですが、確かに色々と未完成な部分もあるかもしれません。再演を重ねて、成長して行って欲しい舞台だと思いました。今度は小池修一郎氏自ら演出すればいいのでは。大分変わるのではないかと思いました。
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ナルニア展

2006年03月04日 | 映画
新文芸座にチケットを買いに行った後、ジョン・ハウの原画展までに時間があったので、新宿伊勢丹でやっているというナルニア展に行って来ました。
トップの写真はあの街灯です! 本当に撮影で使ったものらしいですよ。背景の写真をもうちょっと上までやってくれたら写真にも壁が入らなかったのですが。
無料ということもあり、そんなに展示は多くありませんでしたが、4兄弟の衣装とかいろいろあって面白かったです。
でもピーターの剣や盾はやけにぴかぴかで本物っぽくなかったなあ・・・(汗)使い古された感じの武器の方が良かったのはLotR展も同じだったかな。
後は売店の方が広かったかも・・・(笑)かなりのグッズが揃っていて、グッズ買いたい人には良いかも。
私は、街灯型メモスタンドを買ってしまいましたよ~(笑)
なぜかお菓子屋さんも出店していて、アスランの紋章入りケーキと、ターキッシュデライトを売っていたので、ターキッシュデライトを買ってみました。
よく見たら「日本人の好みに合うよう甘みを抑え、黒豆を入れました」というもので、なんだか葛きり餅みたいな和菓子テイストでした・・・(汗)うーん、本物のターキッシュデライトは余程まずいのかな・・・イギリス人の味覚って(汗)
しかし「世界ふしぎ発見」をたまたま見ていたので、プリンではなくターキッシュデライトだった、という事実を知ったのですが、結構びっくりでしたよ~。映画館で初めて知ってびっくり、にならなくて幸いでした・・・(汗)
それでは、撮影可だったようなので撮ってきた写真を以下にupします。


まずは4兄弟の衣装です! やっぱスーザンかっこいいなあ。ドレスに弓矢って~(スーザン好きなのです)


白い魔女の衣装! なんかライトアップされていてフラッシュがつかなくて、こんな怖い写真になってしまいましたが~(汗)


ターキッシュデライトと魔法のカップだそうです。ターキッシュデライトは撮影で使ったものなのか・・・?(笑)



タムナスさんの部屋とタムナスさんの笛だそうです。このあたり映画観てからの方が良かったなあ・・・


会場ではなく、なぜかエスカレーター横にあったサイン入りポスター。他にも何枚かありましたがこれがサインがわかりやすいかなと・・・
4兄弟とティルダ・スウィントンとアダムソン監督とあともう一人スタッフ(汗)まあ来日メンバーですね(汗)
ルーシー役のジョージーちゃんのサインがかわいかったです(笑)GEORGIEとか書いてあって。

映画は来週か再来週末になりそうなのですが、評判もよさそうで楽しみです。
コメント (4)
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ジョン・ハウの原画展2回目と新文芸座の連続上映

2006年03月04日 | 指輪物語&トールキン
今日はジョン・ハウの原画展にまた行ってきました。そんなに混んでなかったですよー。レセプションの時の方がはるかに混んでました。それでもレセプションの時も別に見づらいほどの混み方ではなかったですし・・・
というわけで、混んでるかもと土日諦めてる方、大丈夫ですよ~って今からじゃ遅いでしょうか・・・?
看板&ポスターの写真も撮りなおしてきました。3/1の日記の写真こっそり交換しておきました(笑)
入り口のポスター(3/3の日記の写真)は、明るいときは撮影者の影がきっちり映りこむことが判明(汗)結局使えない・・・ということで、入り口エレベーター脇のポスターを撮ってみました。どうしても光ってしまうんですが・・・室内のライトも写りこんでますねえ(汗)

さて、今日は原画展に行く前に、池袋の新文芸座で連続上映のチケットを買って参りました。
サイトのbbsの方ですでに書き込んでいただいていたのですが、4/22(土)17時~のオールナイトと、23(日)10時~の昼間の2回、SEEの連続上映をやるそうです! 詳しくは新文芸座のサイトをご覧ください。
チケットは近日発売となっていたのですが、昨日夜みたら「発売中」になってまして、慌てて今朝新文芸座で買って来ました。
ぴあでも購入できるとなってますが、インターネットでは23日しか買えないようです。ぴあステーションに行けば買えるのかな?
新文芸座の窓口扱い分は、今日朝の時点ではまだほとんど売れてませんでした。他に買いに来ている人もいなかったなあ・・・
で、この連続上映、実はオールナイトの22日の方はイベントがあるらしいです。まだ詳細は決まってないそうですが、新文芸座に問い合わせて現時点でわかることを教えてもらいました。
トークショー(ゲスト未定)と、予告編上映大会をやる予定だそうです。本編上映の前にやるようですね。
私は日程の都合で23日しかいけなくてちょっと残念ですが・・・予告編、テレビのもやるなら、RotK公開中にやってたクイズ形式(!?)のやつとか、ゴラムとスメアゴルが喋ってるやつとか、ちょっと見てみたかったのですが・・・(笑)
というわけで、18歳以上で夜も平気な方はオールナイトの方が良いかもしれませんよ~。

チケットを買った後は時間があるので新宿でナルニア展を見てきました。また後で映画カテゴリーで写真とかupしますが。
さらにネットカフェで時間をつぶした後、もう一度ジョン・ハウ原画展に挑戦して来ました!
最初にも書きましたが、意外と空いてたんですよ。と言っても、常に10人くらいはいる感じで、途切れずに人が入れ替わっていた感じでしたが、ゆっくりと鑑賞するには充分な環境でした。
28日には気がつかなかった、出展作品のリストの紙も置いてありました。この間はなくなってたのかな。今回も私が帰る頃には残り数枚になってましたが。
で、2回目に見た感想ですが・・・やっぱりいい(笑)
ジョン・ハウの公式サイトも教えていただいて、画集よりも綺麗な色で見たりもしていたのですが、実物はやっぱりもっといいですね~!
今回は灰色港の緑がかった青い海の色に魅せられてしまいました。
あと、ポスターにもなっているガンダルフの絵、足元の草原が、よく見ると後方では小さな花が一面に描かれていることにも気づきました。縮小したらほとんど気づかないくらいの小ささ・・・! ちゃんとたんぽぽの綿毛まであります!
前方のガンダルフがいるところは雨が降り、影になっているのに、後方には陽が射して、花畑が広がっている・・・マイアという高貴な存在ながら、老いた人間の肉体を持って中つ国で苦難の道を歩むガンダルフを表しているのかな、なんて思いました。
やはり、芸術家が作ったものには、ただ色が美しいとか、技術が優れているとか、構図が良いとか、そういうことを超えて、何か感情に訴えてくるものがありますね。ジョン・ハウが「自分が表現したいことは全て絵で表現している」というのは本当にそうだなあと思います。
今回はDVD「The Lord of the brush」も少し見ました。結構長いのでずっとは見てられなかったのですが(汗)
奥様はフランス人(少なくともフランス語圏の人)で、パリに留学中に知り合ったらしいことがわかりました(笑)それでカナダに住んでないんですねえ。
色々見て、「もういいかな」と思いつつも後ろ髪引かれて何度もぐるぐる回ってしまうのはLotR展の時と同じでしたが(笑)1時間半ほどで決意のもと引き上げました~。
もう充分観たかなあと思いますが、水曜の夜とか余裕があったらまた行こうかな・・・いやもうやめとくかな・・・(笑)

で、帰って来てからBS1の「BS週刊シティー情報」を観ました。ジョン・ハウの出番はちょっとでしたが、マスコミ向けの取材の時の映像のようですね。ジョン・ハウが袋小路屋敷の玄関の絵について説明していたのが印象的でした。でも聞いたことある話だったけど・・・もっと別の絵の説明が聞きたかったなあ。
しかし、BGMでずっと「ローハンのテーマ」が流れていたのがウケました(笑)なんでローハンなのかなーって(笑)(多分角笛城で子供たちが武器を持たされたりしてた時の音楽だったと思いますが)
ちゃんとLotRのサントラから選んで流したのかなと思うと微笑ましいというか。何でローハンのテーマなのかなーとかつい気になってしまいます(笑)
コメント (2)
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