大分前の話なのですが(汗)2/19に屋根の上のヴァイオリン弾き、2/21にアンナ・カレーニナの2回目を観てきました。
まずは「屋根の上のヴァイオリン弾き」。
市村テヴィエになって初の前回に見た時は、「やっとミュージカルになった」という印象でしたが、今回はなんとなくスケールダウンしたような気がしてしまいました・・・なんでかなあ。「アナテフカ」とかもっと前はハモっていたような気がしたんだけど、気のせい?
市村テヴィエはもう安心して観ていられますねー。かわいいし(笑)
ツァイテルの匠ひびきさんは初めて観たのですが、いやーなんかかわいいというか、妙に色気のあるツァイテルでした。結構好きかも(笑)
ホーデルの剣持たまきさんは、かなり期待していたのですが、地声で歌うとまた違うのかなー、そんなでもありませんでした(汗)考えてみたら台詞喋るのも初めて聞いたんだよなあ。なんかあまり泣けませんでした(汗)まあ、私は始めてみたホーデルが毬谷友子さんだったりしたので、ホーデルのハードルが高くて、本田美奈子さん(魂よ安らかに・・・)にも合格点出せなかったくらいではあるんですが。
チャヴァの安倍麻美さんは、思ったよりは良かったかな。時々歌い方や、叫ぶ時の声にクセがあって気になりはしましたが、まあ許せる範囲かな。少なくとも知○里○よりはマシでした・・・(汗)まあチャヴァも実はそんなに台詞なかったりはしますが・・・(汗)
モーテルの駒田はじめさんは安心してみてられますね~。かわいいし、ハマリ役だと思います。当分やって欲しいものです。
イェンテが杉村理加さんなんですね。前からそうでしたっけ?(汗)杉村理加さん好きなんですが、やっぱり前の方の方が存在感あったかなあ・・・
それから、ゴールデの浅茅陽子さんが結構歌えるのでびっくりでした。上手いってほどではないけど、声もいいし、許容範囲内でした。
そして、やっぱり演技がいいですよねえ。とても味のあるゴールデでした。
そういえば「愛してるかい」のシーンの演出、前回から変わったんでしたっけ・・・昔の演出の方が好きだったなあ。優しい感じで。
なんとなーくスケールダウンしたような気がしてしまったのですが、それでもアンナ・カレーニナを観た直後だと、よくできた作品だなあと思いました。長年上演されてきただけのことはあります。
そしてやっぱり曲がいいですねえ。
で、アンナ・カレーニナ2回目です。
私はやっぱりいいなあと思ったのですが、今回同行の妹にはあんまり・・・だったようです。
私は脚本の良さに感心してしまったのですが、確かにミュージカルとしては中途半端な部分はありますね。
そして、曲がものすごく良いことにきがつき、思わずCD買ってしまいました。しかもブロードウェイ版まで・・・(笑)
CDを観たら、脚本と音楽がトニー賞にノミネートされていたんですね。納得です。
ブロードウェイ版はほぼ全曲入っていたので、買って良かったです。日本版に入ってなかった「だいじょうぶ おやすみ」の曲が入っていて嬉しかったですね。あの曲好きなんだよなあ。
そして、上手い人が歌うとレーヴィン・キティパートの曲もいいなあと・・・
でも、聞き込んでいるうちに、やはり先にレーヴィン・キティパートの曲から飽きてしまいましたけど(汗)やっぱりあっちパートは弱いのかな・・・
でも、脚本としては上手いと思ったんですけどねえ・・・コメディタッチでレーヴィンとキティを描いたのも上手いかなと思ったんですが。普通にやったらアンナパートに負けてしまうし・・・
さて今回観ていて、ヨッシーのヴロンスキー、前半がすごくいいなあと思いました。必死にアンナに食いついて行くところが。
でも後半は、悪くないけれど、前半に比べるとフツーかなあ・・・特にラストシーンはもっと陰影をつけられると思うので、今後の成長に期待したいですね。
でも役者として随分成長したなあと思います。歌が少ないことを忘れてしまうくらいでしたもん。
一方一路真輝さんのアンナは、前半よりも、精神が不安定になり始める後半の方が断然良かったです。鬼気迫るというか・・・こういう役ホントに良いですねえ。
あ、子役は男の子の方が上手かったですね・・・
そうそう、この日はアクシデントがありました。クロケットのシーンで、ヴロンスキーが打った球が舞台袖に転がって行き、ベッツィの球を飛ばした効果音が「カコーン」と鳴る、というシーンなのですが、この日は球が舞台袖の前のベンチの足(柱だった?)に跳ね返り、コロコロと戻って来る・・・
さてどうするのかと思ったら、この球にはピアノ線がついていたそうで、明らかに戻って来ていた球が、突然コロコロコロ・・・と舞台袖に引き返して転がって行ったんですね。
ここまででも爆笑ものだったのに、更に「カコーン」という音までご丁寧に鳴ったもので、場内どころか舞台上の役者さんたちもかなり笑ってました・・・(笑)
今回はカレーニンの場面では泣きませんでしたが、最後にレーヴィンがアンナのことを話し出したあたりで泣けてきました。
ここ、音楽が「愛とはみっともないものね」のメロディなんですねえ。ということに気がついたので余計に・・・
さらに、ブロードウェイ版のCDを聴いていて、その後にカレーニンの「夜にはお前が恋しい」のメロディが流れていることにきづきました! ヴロンスキーの場面で流れていたのだと思いますが。
これはこの場にいないカレーニンを表しているのか、カレーニンと同じくアンナを失うことになったヴロンスキーの心を表しているのか・・・多分両方なのでしょうね。こういうところも、音楽が素晴らしいなあと思いました!
というわけで、私としてはとても気に入った舞台だったのですが、確かに色々と未完成な部分もあるかもしれません。再演を重ねて、成長して行って欲しい舞台だと思いました。今度は小池修一郎氏自ら演出すればいいのでは。大分変わるのではないかと思いました。
まずは「屋根の上のヴァイオリン弾き」。
市村テヴィエになって初の前回に見た時は、「やっとミュージカルになった」という印象でしたが、今回はなんとなくスケールダウンしたような気がしてしまいました・・・なんでかなあ。「アナテフカ」とかもっと前はハモっていたような気がしたんだけど、気のせい?
市村テヴィエはもう安心して観ていられますねー。かわいいし(笑)
ツァイテルの匠ひびきさんは初めて観たのですが、いやーなんかかわいいというか、妙に色気のあるツァイテルでした。結構好きかも(笑)
ホーデルの剣持たまきさんは、かなり期待していたのですが、地声で歌うとまた違うのかなー、そんなでもありませんでした(汗)考えてみたら台詞喋るのも初めて聞いたんだよなあ。なんかあまり泣けませんでした(汗)まあ、私は始めてみたホーデルが毬谷友子さんだったりしたので、ホーデルのハードルが高くて、本田美奈子さん(魂よ安らかに・・・)にも合格点出せなかったくらいではあるんですが。
チャヴァの安倍麻美さんは、思ったよりは良かったかな。時々歌い方や、叫ぶ時の声にクセがあって気になりはしましたが、まあ許せる範囲かな。少なくとも知○里○よりはマシでした・・・(汗)まあチャヴァも実はそんなに台詞なかったりはしますが・・・(汗)
モーテルの駒田はじめさんは安心してみてられますね~。かわいいし、ハマリ役だと思います。当分やって欲しいものです。
イェンテが杉村理加さんなんですね。前からそうでしたっけ?(汗)杉村理加さん好きなんですが、やっぱり前の方の方が存在感あったかなあ・・・
それから、ゴールデの浅茅陽子さんが結構歌えるのでびっくりでした。上手いってほどではないけど、声もいいし、許容範囲内でした。
そして、やっぱり演技がいいですよねえ。とても味のあるゴールデでした。
そういえば「愛してるかい」のシーンの演出、前回から変わったんでしたっけ・・・昔の演出の方が好きだったなあ。優しい感じで。
なんとなーくスケールダウンしたような気がしてしまったのですが、それでもアンナ・カレーニナを観た直後だと、よくできた作品だなあと思いました。長年上演されてきただけのことはあります。
そしてやっぱり曲がいいですねえ。
で、アンナ・カレーニナ2回目です。
私はやっぱりいいなあと思ったのですが、今回同行の妹にはあんまり・・・だったようです。
私は脚本の良さに感心してしまったのですが、確かにミュージカルとしては中途半端な部分はありますね。
そして、曲がものすごく良いことにきがつき、思わずCD買ってしまいました。しかもブロードウェイ版まで・・・(笑)
CDを観たら、脚本と音楽がトニー賞にノミネートされていたんですね。納得です。
ブロードウェイ版はほぼ全曲入っていたので、買って良かったです。日本版に入ってなかった「だいじょうぶ おやすみ」の曲が入っていて嬉しかったですね。あの曲好きなんだよなあ。
そして、上手い人が歌うとレーヴィン・キティパートの曲もいいなあと・・・
でも、聞き込んでいるうちに、やはり先にレーヴィン・キティパートの曲から飽きてしまいましたけど(汗)やっぱりあっちパートは弱いのかな・・・
でも、脚本としては上手いと思ったんですけどねえ・・・コメディタッチでレーヴィンとキティを描いたのも上手いかなと思ったんですが。普通にやったらアンナパートに負けてしまうし・・・
さて今回観ていて、ヨッシーのヴロンスキー、前半がすごくいいなあと思いました。必死にアンナに食いついて行くところが。
でも後半は、悪くないけれど、前半に比べるとフツーかなあ・・・特にラストシーンはもっと陰影をつけられると思うので、今後の成長に期待したいですね。
でも役者として随分成長したなあと思います。歌が少ないことを忘れてしまうくらいでしたもん。
一方一路真輝さんのアンナは、前半よりも、精神が不安定になり始める後半の方が断然良かったです。鬼気迫るというか・・・こういう役ホントに良いですねえ。
あ、子役は男の子の方が上手かったですね・・・
そうそう、この日はアクシデントがありました。クロケットのシーンで、ヴロンスキーが打った球が舞台袖に転がって行き、ベッツィの球を飛ばした効果音が「カコーン」と鳴る、というシーンなのですが、この日は球が舞台袖の前のベンチの足(柱だった?)に跳ね返り、コロコロと戻って来る・・・
さてどうするのかと思ったら、この球にはピアノ線がついていたそうで、明らかに戻って来ていた球が、突然コロコロコロ・・・と舞台袖に引き返して転がって行ったんですね。
ここまででも爆笑ものだったのに、更に「カコーン」という音までご丁寧に鳴ったもので、場内どころか舞台上の役者さんたちもかなり笑ってました・・・(笑)
今回はカレーニンの場面では泣きませんでしたが、最後にレーヴィンがアンナのことを話し出したあたりで泣けてきました。
ここ、音楽が「愛とはみっともないものね」のメロディなんですねえ。ということに気がついたので余計に・・・
さらに、ブロードウェイ版のCDを聴いていて、その後にカレーニンの「夜にはお前が恋しい」のメロディが流れていることにきづきました! ヴロンスキーの場面で流れていたのだと思いますが。
これはこの場にいないカレーニンを表しているのか、カレーニンと同じくアンナを失うことになったヴロンスキーの心を表しているのか・・・多分両方なのでしょうね。こういうところも、音楽が素晴らしいなあと思いました!
というわけで、私としてはとても気に入った舞台だったのですが、確かに色々と未完成な部分もあるかもしれません。再演を重ねて、成長して行って欲しい舞台だと思いました。今度は小池修一郎氏自ら演出すればいいのでは。大分変わるのではないかと思いました。