ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ミヒャエル・エンデ博物館

2006年09月05日 | 旅行
「地球の歩き方 南ドイツ」でミヒャエル・エンデ博物館というものがあるのを知り、せっかくだからと行って来ました。
本当はエンデのお墓に行った後、ダッハウの強制収容所に行ってから行ったのですが、せっかくだからエンデの話をまとめようかなーと。
この博物館、水~日の14時から17時までという短い開館時間なのでした。まあハンブルクのブラームス博物館よりはマシですが(汗)似たようなこじんまりしたところだろうなというのは想像がつきました。
ブルーテンブルク城というお城の中にあるそうですが、お城としてガイドブックに載ってないので、どんなお城だ??? と気になります・・・
「地球の歩き方」のよると、SバーンのS2 Obermenzingから162番のバスに乗るとなっています。17番の市電のAmalienburgstr.からも同じバスで行けるそうです。私はSバーンで行ってきました。
バスはどっち行きに乗るのか書いてなかったのですが、バス停に路線図?が書いてあったのでなんとか判明。
このバス、日曜だったからかもしれませんが1時間に3本くらいしか走ってないようでした。
Blutenburg Schlossのバス停は、バスターミナルみたいになっていて(と言っても草ぼうぼうの原っぱ沿いのですが・・・)バスが一旦停車します。終点ではなさそうだったけど???
ここでアホのように進行方向に進んで道に迷った私・・・(汗)ブルーテンブルク城公園は進行方向から逆方向に向かって道路を渡るとすぐでした(汗)
お城は、なるほどこじんまりしたかわいいお城でした。この向こうに池のある公園が広がってました。時間があればのんびりするのもいいかも・・・家族連れがたくさん遊びに来ていました。
エンデ美術館はお城の中庭が入り口です。中庭では結婚パーティー?みたいなものをやってました。
下の入り口を入ると、階段の上に向かってWCの字と矢印が・・・あれ、トイレ? 博物館は? と一瞬迷いますが、博物館はトイレのさらに上の階にあるのでした(汗)

こじんまりとした博物館の入り口。このポスターはこの博物館のために書き下ろされたイラストだそうです。かわいいですよね。
中には、エンデの直筆原稿や戯曲の台本、「モモ」の舞台の資料、父エトガーの絵、各国で出版されたエンデの本・・・などなど、細かい展示品が所狭しと1フロアに並んでいました。
午前中に行ったお墓の写真も。まだできたてのようで新しく、周りの植え込みもまだなかったようです。
日本でやったエンデ親子展のプログラムなんてものも展示されていました。あれ行きたかったんだけど行かなかったんだよなあ・・・と懐かしく見ました。
日本の品物も色々・・・エンデのコレクションだったのでしょうか。
しかし、ほとんどの展示に何の説明もないのが残念でした。まあドイツ語の説明でもわからなかったですが・・・
来館記念のノートには日本人のメッセージばかりが書いてありました(汗)日本人に人気なんですね、エンデって。

帰りはさきほどのバス停に行くと、違う路線のバスが停まってました。(57番とかだったかな・・・忘れました(汗))どうもこちらのバスの方が本数が多そう・・・
バス停の路線図を見たら、SバーンのPasing駅に停まることがわかったので、帰りはそちらから帰りました。
こっちのバスの方が本数は多そうですが、行きはPasingからだとかなり遠回りかも・・・良く調べて来られませんでしたが(汗)
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ほとんど無害

2006年09月05日 | 読書

ついに「銀河ヒッチハイクガイド」シリーズ完結編まで読みました。
この作品、虚無的で救いのない終わり方をする、と訊いていたのである程度覚悟しながら読んだのですが、そんなに暗いかなあ? 終わり方は確かに虚無的ではあるけれど、ブラックユーモアともとれなくもないし。
3作目の「宇宙クリケット大戦争」も面白いと思いましたが、これは小説としてはさらに面白いのではないかと思います。書き慣れてきているというか。話の筋も通っているし、分かれたエピソードが収束して行くのも上手いなあと思ったし。とにかく普通に面白くてどんどん読めました。
小ネタも相変わらず面白かったし(笑)
マーヴィンの正反対のような、幸せ一杯のコンピュータ、コリンもかわいかった(笑)
虚無的で暗いといわれる理由は、誰もが失った何かを惜しんでいる、という寂寥感のようなもののことのようですが、私はむしろ深みがあってよかったと思いました。
大森望氏の後書きを読んだら、「つまらないと思った人、20年後にまた読み返してみてください」となってましたが、私はすでに20年後の人間の部類に入るのか・・・(汗)
いきなりフェンチャーチが行方不明になってそれっきり、というのも潔くていいかな。いややっぱりヒロインはトリリアンがいいと思うんで・・・(爆)
凶暴なランダムも面白かった・・・というか彼女のやるせないイライラもわからないでもないあたりが、やっぱり結構ちゃんとした?話になってるかなあと思いました。
ゼイフォードが出てこないのがわかる気がする・・・(笑)
スタヴロミュラ・ベータがロンドンにあるのもすぐに気がついたので、終わりも予想がついたのですが・・・
しかし「スタヴロミュラ・ベータに行くまでは死なない」がどうして「スタヴロミュラ・ベータに行ったら死ぬ」になっちゃったのか謎なんですが・・・
そして、スタヴロが名前って強引すぎ(笑)ギリシア人にはスタヴロなんて名前本当にあるのか??? そしてドイツ人とのハーフという無理な設定もちょっと笑えました(笑)
終わり方はあれですが、アダムスもこの終わり方は良くなかったと言っていて、6作目を書くかもと言っていたらしいので、あれでお終いではない、本当は続きもあったんだよ、と思うことにします。何でもアリの話だからそれもいいでしょう。だいたいマーヴィンが生きていたの自体不思議だし。
というわけでとりとめもない感想ですが、なんだか完結編を読んだという気はしませんねえ。とりあえず5作目まで読みました、という感じかな。
アダムスが存命だったら、映画のヒット(したのかな・・・?)で絶対続編書いていたでしょうねえ・・・映画の続編の話も進んだかもしれないし。
まあとにかく、5作目まで邦訳が読めたことに感謝。
映画のDVDもまた見直したいなあ。DVDも色々溜まってるけれど・・・(汗)
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映画で見たかった仲間たちの別れ

2006年09月05日 | 指輪物語&トールキン
ちょっと「ホビット」をPJが監督したら、ということを考えていて、でもLotRでも原作と変えられたけど結構良かったところってあったよなあ、などと考えていました。
例えばボロミアとメリピピの剣の稽古とか。エオウィンとメリーの絆とか。SEEだけどピピンとファラミアのシーンも良かったし。ファンゴルン~アイゼンガルドのメリピピの背比べ問題?も好きです。RotKのメリーとピピンの別れの場面もいいですねえ。
そんなことを考えていたら、ふと映画でも王の帰還以降のエピソードをやって欲しかったなあ、なんて思ってしまいました。
無理は承知なんですが・・・あのあたりはカットするしかないのはわかりますし、それでもよくあそこまでやってくれたとは思うんですけど。
ラジオドラマでは、長すぎるんじゃないかってくらい、仲間たちの別れのエピソードをたっぷりやってくれて、もうファンサービス以外の何物でもないと思いましたが(笑)
そういうのを聴いてしまうと、ちょっと映画でも観たかったなーなんて。多分撮影すらしていないシーンがほとんどでしょうから、期待すべくもないのですが・・・
メリーファンの私としては、エオウィンがメリーにローハンの角笛を渡すシーンを是非見たかったです。
映画ではせっかくメリーとエオウィンの絆が生まれていたのだから、二人のあのシーンは原作以上になっていたかもしれないのになあ、なんて思います。
エオメルがメリーに敬意と親愛を示すところも見たかった。映画のエオメルだとあんまり想像できないので余計に・・・(笑)いやホビットには無理だとか女には無理だとか言ってたエオメルのその後の態度の変化は見たかったですねえ。
セオデンの塚山で泣くメリーも・・・あそこすごい好きなシーンなので・・・セオデンの追悼の歌も聴きたかったです。
ラジオドラマでは、原作では戴冠式で出番終わりだった(いやいることはいるけど台詞全くなし(汗))ファラミアもちゃんとお別れに登場するんですよね。そういうこも見たかった。
木の鬚とメリピピの別れも、アイゼンガルドを出るところでちゃんとやってないので、見たかったなあ。まあ、映画の木の鬚とメリピピの関係は全然原作と違うので、このあたりは未練ないですけど(汗)
それから、レゴラスとギムリが去っていくシーンも。ギムリの「それでわたしもあなたがたの危険を気遣って目を覚ましていることもないだろうよ。-だけど全員が集まることは二度とあるまいなあ」という名台詞も聴きたかったなあ・・・
そしてそして、アラゴルンとホビットたちの別れも。
ああ、なんかこんなこと考えてたら原作が読みたくなって来ました~(笑)
いや本当はそろそろ読み始めていいのですが、なんか読むものが溜まってまして・・・ようやく「銀河ヒッチハイクガイド」シリーズ終わったと思ったらスターウォーズが色々邦訳されてるし、9月も10月もなぜかガルシア=マルケスの新作が出るし、グイン・サーガはきっちり2ヶ月ごとに出てくれるし、そろそろ図書館で予約してる「ドリームバスター3」も来そうだし・・・
年一回原作読み直しの誓い???が早くも崩れそうな予感・・・なんとか年内には読み始めたいと思いますが・・・・(汗)
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