ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

シュタンベルク湖-ルートヴィヒ2世終焉の地

2006年09月28日 | 旅行
久々のドイツ旅行記再開です(汗)

ミュンヘン3日目は、ルートヴィヒ2世終焉の地、シュタンベルク湖に行きました。
前日にはかなり具合が良くなってきた・・・と思ったのに、朝起きたら、あれ? 前より食べれなくなっている・・・なんだかよくわからないけど熱がまた上がっているような(汗)
でもせっかくなので・・・とよろよろしながらでかけました(汗)
まずはトーマス・マンめぐりの残りを片付けて(汗)その後、Sバーンに乗って終点のStanbergで降りてから、遊覧船に乗ってBergまで行きます。
ここでベルクまでの切符を買えばいいのに、誤って周遊の切符を買ってしまった私・・・(汗)やっぱり判断力も鈍っている・・・(汗)
遊覧好きな私、普段だったら甲板で「わーい」と湖を見るところなのですが(以前石垣から与那国までフェリーに乗ったときは、4時間甲板に張り付いていてしっかり焼けてしまった・・・)、だるくて船室でぐだーっと座っているのみでした・・・
ベルクに着くと、どうもこのあたりは別荘地のようで、船着場にレストランがあるのみ。
ちょっとお腹が空いてきたので、インビスでもあったら軽く食べたいなーと思ったのですが、とでもそんな雰囲気ではなく・・・結局空腹&発熱のままフラフラ歩き回ることに(汗)
水際は全て別荘が建っていて、せっかくの綺麗な湖が全然見えません・・・
ルートヴィヒ2世の遺体が見つかった場所には十字架が立てられ、慰霊のための礼拝堂があるのですが、地図を見るとそこまでは船着場から右手の道をしばらく歩くもよう。
このシュタンベルク湖周辺はサイクリングコースにもなっているようで、私はSバーンの駅から遊覧船に乗りましたが、自転車を持って電車に乗り込み、駅から自転車で湖の周りを走っている人も多いようでした。

しばらく道なりに歩いて坂を上ると、水際の方に下りていく舗装していない山道のような道があり、そこ歩いて行きます。
その手前にこの門があるのですが、どうやらこの塀に囲まれた中に、ルートヴィヒ2世が最後の数日間を過ごしたベルク城があるようです。覗いても全く見えませんでしたが・・・
個人所有で入れないのは知っていましたが、こんなに何も見えないとは・・・(汗)
このベルク城はヴィステルバッハ家の避暑の城で、ルートヴィヒ2世もオーストリア皇后エリザベートも幼少の頃夏を過ごしていたそうです。

山道?をしばらく歩くと、小さな礼拝堂が見えてきます。ルートヴィヒ2世の慰霊のための礼拝堂だそうです。中を覗いたら、座席が5列くらいしかない小さな教会でした。この写真は湖側から撮ったものです。

そして、礼拝堂から見下ろすと、ルートヴィヒ2世の遺体が見つかった場所が見えます。十字架がある場所がそうです。ここだけは湖がちょっとだけ見えるようになってますね。
なぜか幼児の集団が遠足?に来ていて、トップの写真は手すりに群がる幼児を避けながら苦労して撮りました(笑)
この他にもお弁当持参で着ている3世代家族や老夫婦も。ピクニックコースなんですねー。サイクリングの人たちも立ち寄ってました。

帰りにシュタンベルク駅のホームから、ベルクのあたりを撮ってみました。体力があればもっとちゃんと湖のほとりから撮ったのですが・・・(汗)


ミュンヘンに戻った後、聖ミヒャエル教会に行きました。ここの地下にはヴィステルバッハ家の納骨堂があって、ルートヴィヒ2世の棺も安置されているというので、せっかくだから観てみようかなと。
教会内部はごてこてのバロック様式で、豪華でしたがあまり好きでない私は写真すら撮りませんでした(汗)
祭壇の右手から地下室に入れます。2ユーロくらいの入場料だったかな?
入ってみてびっくり。棺がそのまんま並んでるんですね~(汗)ルートヴィヒ2世のだけ柵で囲ってあったけど、後は皆そのまんま。黒っぽい古ぼけた棺は怖くて、写真撮れませんでした・・・(汗)
生まれて間もなく亡くなった子供の小さな棺まで並んでいるのが・・・子供の棺には花が添えられているものが結構ありました。ルートヴィヒ2世のところにはもちろんたくさん花がありましたけど。
というわけでなんちゃってルートヴィヒ2世めぐり終了。ノイシュヴァンシュタイン城もニンフェンブルク城も見てないくせに・・・というあたりがいかにもなんちゃってなんですが・・・(笑)
コメント (2)
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ドリームバスター3(ちょっとネタバレかな?)

2006年09月28日 | 読書

図書館で予約していて5ヶ月たってようやく届きました。でも3日で読んじゃって勿体無い気分・・・(笑)
宮部みゆき作品のSF・ファンタジーは微妙なんですよねえ・・・現実を描いた作品ではあれだけリアルで深い内容を書くのに、SFやファンタジーになるといきなりライトになってしまうのが違和感(汗)
ファンタジーはもう二度と読まないつもりなのですが(汗)このどちらかというとSFなドリームバスターシリーズは微妙なところで、読みやすいのと先が気になるのもあって読んでます。
2作目でちょっと面白いなあと思ったのですが・・・といいつつこれまでの話をあらか忘れている私(汗)
最期は「続く」な話になってますが、4が出る頃には忘れてそうだ・・・(汗)
今回は、2作目でちょっと面白いかな、と思ったのですが、やっぱり微妙だな・・・という印象でした(汗)
1本目、2本目がわりとサイドストーリー的な話だったからかも。
1本目「赤いドレスの女」は、合コンやら何やらの詳細な記述がまた作品に似合わないというか・・・(汗)
ただ、3本目「時間鉱山」の最後で、赤いドレスの女がシェンの母親らしいとわかるとちょっと話がつながるでしょうか。しかしこの伏線、次が出るまで覚えてられるかなあ・・・(汗)
2本目は、新キャラはいいので(汗)タカシの話をメインに書いた方が普通に面白かったような気がします。
でも宮部氏の事細かな描写は、SF理論の説明には意外に合っているので・・・ファンタジーもそうですが、もっと硬派な作品書いたらハマるかもなあと思ったりしてます。
でも乗りかかった船で、次も出たら読むんだろうな~。
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各メディアでのキャラクター比較その3

2006年09月28日 | 指輪物語&トールキン
少し間が空きましたが続きです。闇の勢力を忘れてたので・・・(汗)

サルマン
原作>映画>ラジオドラマ>ミュージカル
クリストファー・リー様のサルマンは良かったです。もうリー様の声でしか想像できないくらいに・・・(笑)
問題がないわけではないのですが、全ては脚本のせいですので・・・(汗)
あの映画のサルマン、どう観てもサウロンを出し抜こうとしているようには見えなかったし、そんな展開は一切なかったのに、リー様の解釈では原作どおりサルマンを出し抜こうとしていたことになっていたのが嬉しかったというか悲しかったというか・・・
ラジオドラマのサルマンは、リー様に聞きなれてしまうと、声の威厳はあまり感じられず(汗)言葉巧みで狡猾な感じはしましたが・・・
ミュージカルのサルマンは、まずスキンヘッドにびっくりしますが(汗)でも、キャラクターが違う、と思うまでの出番がなかったかな(汗)ちゃんとホビット庄の掃討まで出てきてましたけど。

グリマ(蛇の舌)
映画>ラジオドラマ>原作
唯一原作が最下位のキャラクターですね~。ミュージカルには登場しません。
原作の蛇の舌は(原作だと「グリマ」というイメージがあまりない・・・というか映画だと「グリマ」という人間の名前の認識があるのかも)、サウロンやオーク並みに愚かな存在として書かれていて、救いがなかったですねえ・・・ゴクリやサルマンほどは力を入れてもらえなかったというか(汗)
映画のグリマは、ブラッド・ドゥーリフの名演技もあって、気味の悪さと同時に哀れさや人間らしさも感じられて良かったですね。グリマのイメージを変えてくれました。原作より良かった唯一のキャラクターかもしれません。
ラジオドラマのグリマも、映画ほどではないけれど原作よりは人間らしさを感じました。やはり生身の人間の演技が入ると変わりますよね。

サウロンについては、私はキャラクターとしては認識していません。
昔は人間の姿形を取っていたのですが、それってどうも怖くないんですよね(汗)
「指輪」のサウロンは、最期まで姿を現さないまま倒されてしまったのが良かったなあと。
サウロンの力も、じわじわと人の心に恐怖と絶望の影を忍び込ませ、自滅?させることにあったわけで、そういうのも良かったなあと・・・
なので、実体化させた時点で映画はうーむ、でした。原作どおりなんだけども(汗)
「瞼のない目」のイメージは上手いなあと思ったものの、RotKでサーチライトになっちゃうとはなあ・・・うーむ(汗)
ちなみにミュージカルの御目は、いいのか?というくらい映画の御目の造形に酷似しておりました・・・(汗)まあ実体化して出てこなかったのはいいのですが。
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