私としては珍しいジャンルの映画を、しかも公開1週目から見に行ってきました。早かったのは単に日程の都合ですが・・・
公開1週目のレディースデーなのにガラガラ・・・しかもレディースデーなのに観客はほとんど男性でした。こんなの初めて(汗)
予告を見たら松山ケンイチがいい感じかなーと思って見に行って見ました。
実はお友達のNちゃんがオリジナルの黒澤映画を絶賛してまして。かなーり昔ですが、椿の花咲く伊豆大島で彼女が熱く語っていたのが印象に残ってたので、どんな話なのかなというのが気になったのも見に行った理由のひとつでした。
(そんなに印象に残ってるわりに黒澤映画未だにみてなくてごめん・・・)
しかし、ちょっと不安も。今まで角川映画で面白いと思ったためしがなかったんですよね(汗)邦画を見に行く気が失せてしまったかなりの原因が角川映画にあったりもして・・・
でもまあ、とにかく見に行ってみました。
感想としては、まあ今まで見た角川映画の中では一番面白かった、と言っていいでしょう。おそらくはオリジナルどおりの脚本の力だと思いますが。
その一方で、「もっと面白くできたんじゃないか?」とも思いましたが・・・
決してつまらなくはなかったけれど、そんなにものすごく面白かった、というわけでもなかったです、トータルな感想としては。
特に、コミカルな場面をもっと面白くできたんじゃないかなあと。
松山ケンイチさんは期待どおりでした。特に千鳥が絡んだ時のおたおたした感じ良かったですねえ。特に、真剣に怒ってる時に千鳥がやってきて「んもう~」な感じが非常に良かったです(笑)
一方で、他の若侍があんまり上手くなかったな・・・(汗)
佐々木蔵之介さんの押入れ侍(勝手にそう呼んでたけど、ホントにそういうんですね(笑))も面白かった。出番少ないのに豪華なキャスティングだな・・・と思いましたが、あのくらい上手い人がやったから面白かったんですよね。いいキャスティングだと思いました。
最初出てきた時はほんとうにちょい役だと思ってたので、しばらく「この人佐々木蔵之介に似てるなあ・・・」とか思ってました(汗)
あと、気が弱い悪役の竹林の風間杜夫さんがいい味出してましたね~。この人も笑えました。
しかし、良かったなあと思ったのが実はこの3人だけでした・・・(汗)
あ、トヨエツの室戸はなかなかでしたが。まあこの人、三十郎を簡単に信用しすぎだったりと、キャラとしてはツメが甘い感じなのですが、彼が演じることで薄っぺらにならずに済んでいたように思います。
・・・いや、裏がありそうな渋い演技のわりに実は単純なキャラだった、というのが拍子抜けだったとも言えますが・・・
個人的にはトヨエツの三十郎が見てみたかったかも・・・(大汗)
悪役3人組みはもっと面白くできたような気がするけどなあ。小林念侍さんとか勿体無い感じでした。ただいるだけというか・・・
中村玉緒さんの奥方も、いい感じかな・・・と思ったんですが、うーん、何かもうひとつ。もっとすっとぼけた感じを期待してたのですが・・・
鈴木杏ちゃんの千鳥ももうひとつ・・・なんか中村玉緒さんとのコンビネーションが今イチ、だったかな。彼女もっと上手いと思ってたんだけどなあ。
どうも娘が鈴木杏で両親が中村玉緒&藤田まことというのはちょっと年取りすぎではないかと思うのですが・・・そういうもの? まあ、このくらいの御大じゃないと貫禄がない、というのはわからないでもないし、千鳥も若い方がいいのはわかるのですが。でも奥方はもうちょっと若い人でも良かった気が・・・
で、主役の三十郎なんですが・・・うーん(汗)もともと私の好みの役者さんじゃないというのもあるかもなんですが、なんかイメージ違うかなと・・・いやオリジナル見たことはないんですが・・・
真剣なシーン、特に人を斬った後の演技なんかは良かったのですが、コミカルな場面とか、もうちょっと余裕が欲しかったですかねえ・・・
なんかキャストの感想ばかりになってしまいましたが(汗)もともとの話が結構シンプルなので、コミカルなシーン如何で面白くなるかどうかが決まる話なのかなあ、と感じたもので。
部分的には面白かったけれど、もっと面白くできたのでは、という印象でした。
話としては、コミカルなシーンもありつつ、奥方の「いい刀は鞘に収まっているもの」という言葉や、人を斬った後の三十郎の苦しそうな姿など、「いい話」も上手く収まっていて、よくできてるなあと思いました。
事件解決までの流れはシンプルですが。もうちょっと三十郎と菊井の頭脳戦みたいになるのかと思ったら全然違った・・・
しかし、その割りに全体の印象は「まあまあかな」という程度・・・。だから、もっと面白くできたのでは、と思ってしまうのかも。
サントラは、黒澤映画をわざと模倣したような音楽にしたようですが、うーん、今の時代にあの音楽はちょっと違和感でしたねえ。
てな訳で今年見た映画の順位。
1.パンズ・ラビリンス / 2.恋愛睡眠のすすめ / 3.ディパーテッド / 4.それでもボクはやってない / 5.パリ、ジュテーム / 6.ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 / 7.ミス・ポター / 8.300 / 9.拍手する時に去れ / 10.魔笛 / 11.ストリングス / 12.バベル / 13.マリー・アントワネット / 14.ボビー / 15.シッコ / 16.椿三十郎 / 17.スターダスト / 18.墨攻 / 19.トランスフォーマー / 20.あるスキャンダルの覚え書き / 21.ハッピーフィート 22.リトルレッド レシピ泥棒は誰だ!? / 23.ヘアスプレー / 24.自虐の詩
あれー、順位結構上だなあ・・・いいのかこれで?(汗)
あと、「スターダスト」の評価辛すぎだったかな・・・と思いなおしてちょっと順位上げてみました。
公開1週目のレディースデーなのにガラガラ・・・しかもレディースデーなのに観客はほとんど男性でした。こんなの初めて(汗)
予告を見たら松山ケンイチがいい感じかなーと思って見に行って見ました。
実はお友達のNちゃんがオリジナルの黒澤映画を絶賛してまして。かなーり昔ですが、椿の花咲く伊豆大島で彼女が熱く語っていたのが印象に残ってたので、どんな話なのかなというのが気になったのも見に行った理由のひとつでした。
(そんなに印象に残ってるわりに黒澤映画未だにみてなくてごめん・・・)
しかし、ちょっと不安も。今まで角川映画で面白いと思ったためしがなかったんですよね(汗)邦画を見に行く気が失せてしまったかなりの原因が角川映画にあったりもして・・・
でもまあ、とにかく見に行ってみました。
感想としては、まあ今まで見た角川映画の中では一番面白かった、と言っていいでしょう。おそらくはオリジナルどおりの脚本の力だと思いますが。
その一方で、「もっと面白くできたんじゃないか?」とも思いましたが・・・
決してつまらなくはなかったけれど、そんなにものすごく面白かった、というわけでもなかったです、トータルな感想としては。
特に、コミカルな場面をもっと面白くできたんじゃないかなあと。
松山ケンイチさんは期待どおりでした。特に千鳥が絡んだ時のおたおたした感じ良かったですねえ。特に、真剣に怒ってる時に千鳥がやってきて「んもう~」な感じが非常に良かったです(笑)
一方で、他の若侍があんまり上手くなかったな・・・(汗)
佐々木蔵之介さんの押入れ侍(勝手にそう呼んでたけど、ホントにそういうんですね(笑))も面白かった。出番少ないのに豪華なキャスティングだな・・・と思いましたが、あのくらい上手い人がやったから面白かったんですよね。いいキャスティングだと思いました。
最初出てきた時はほんとうにちょい役だと思ってたので、しばらく「この人佐々木蔵之介に似てるなあ・・・」とか思ってました(汗)
あと、気が弱い悪役の竹林の風間杜夫さんがいい味出してましたね~。この人も笑えました。
しかし、良かったなあと思ったのが実はこの3人だけでした・・・(汗)
あ、トヨエツの室戸はなかなかでしたが。まあこの人、三十郎を簡単に信用しすぎだったりと、キャラとしてはツメが甘い感じなのですが、彼が演じることで薄っぺらにならずに済んでいたように思います。
・・・いや、裏がありそうな渋い演技のわりに実は単純なキャラだった、というのが拍子抜けだったとも言えますが・・・
個人的にはトヨエツの三十郎が見てみたかったかも・・・(大汗)
悪役3人組みはもっと面白くできたような気がするけどなあ。小林念侍さんとか勿体無い感じでした。ただいるだけというか・・・
中村玉緒さんの奥方も、いい感じかな・・・と思ったんですが、うーん、何かもうひとつ。もっとすっとぼけた感じを期待してたのですが・・・
鈴木杏ちゃんの千鳥ももうひとつ・・・なんか中村玉緒さんとのコンビネーションが今イチ、だったかな。彼女もっと上手いと思ってたんだけどなあ。
どうも娘が鈴木杏で両親が中村玉緒&藤田まことというのはちょっと年取りすぎではないかと思うのですが・・・そういうもの? まあ、このくらいの御大じゃないと貫禄がない、というのはわからないでもないし、千鳥も若い方がいいのはわかるのですが。でも奥方はもうちょっと若い人でも良かった気が・・・
で、主役の三十郎なんですが・・・うーん(汗)もともと私の好みの役者さんじゃないというのもあるかもなんですが、なんかイメージ違うかなと・・・いやオリジナル見たことはないんですが・・・
真剣なシーン、特に人を斬った後の演技なんかは良かったのですが、コミカルな場面とか、もうちょっと余裕が欲しかったですかねえ・・・
なんかキャストの感想ばかりになってしまいましたが(汗)もともとの話が結構シンプルなので、コミカルなシーン如何で面白くなるかどうかが決まる話なのかなあ、と感じたもので。
部分的には面白かったけれど、もっと面白くできたのでは、という印象でした。
話としては、コミカルなシーンもありつつ、奥方の「いい刀は鞘に収まっているもの」という言葉や、人を斬った後の三十郎の苦しそうな姿など、「いい話」も上手く収まっていて、よくできてるなあと思いました。
事件解決までの流れはシンプルですが。もうちょっと三十郎と菊井の頭脳戦みたいになるのかと思ったら全然違った・・・
しかし、その割りに全体の印象は「まあまあかな」という程度・・・。だから、もっと面白くできたのでは、と思ってしまうのかも。
サントラは、黒澤映画をわざと模倣したような音楽にしたようですが、うーん、今の時代にあの音楽はちょっと違和感でしたねえ。
てな訳で今年見た映画の順位。
1.パンズ・ラビリンス / 2.恋愛睡眠のすすめ / 3.ディパーテッド / 4.それでもボクはやってない / 5.パリ、ジュテーム / 6.ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 / 7.ミス・ポター / 8.300 / 9.拍手する時に去れ / 10.魔笛 / 11.ストリングス / 12.バベル / 13.マリー・アントワネット / 14.ボビー / 15.シッコ / 16.椿三十郎 / 17.スターダスト / 18.墨攻 / 19.トランスフォーマー / 20.あるスキャンダルの覚え書き / 21.ハッピーフィート 22.リトルレッド レシピ泥棒は誰だ!? / 23.ヘアスプレー / 24.自虐の詩
あれー、順位結構上だなあ・・・いいのかこれで?(汗)
あと、「スターダスト」の評価辛すぎだったかな・・・と思いなおしてちょっと順位上げてみました。