今公演2回目の「モーツァルト!」、今度は井上ヴォルフで見てまいりました。
前回見た時、「まだスイッチが入ってない」と感じたのですが、前回よりは良かったのですが、やはり前の公演の時ほどの勢いは感じませんでした。うーんなんでだろう。
もしかしたら「スイッチが入ってない」のは自分の方かもしれませんが・・・
それでも、1ヶ月前よりはやはり随分よくなってたように思いました。
そして、井上ヴォルフが素晴らしかった! 見るたびに成長が見られてすごいなあと思います。
今回は、コミカルなシーンが随分自然になったと思いました。(それでもまだ固いという感想は見かけますが・・・まあ以前と比べれば(汗))
実は、彼が東○の看板のようにしょうもないブロードウェイミュージカルに出ているのをもったいないと思っていたのですが、そういう舞台の経験もある意味身になってるんだなあ・・・と思いなおしました。まあ私は観には行きませんけどね・・・(汗)
中川ヴォルフも随分演技が上手くなって来たんですが、やはり演技の点では井上ヴォルフに分がありますねー。
井上ヴォルフの、父親との確執と愛情、そして狂気に捕らわれて行く演技が以前からとても好きだったのですが、今回は更に成長した演技が観られて圧巻でした。
1幕最後の「影を逃れて」でスイッチが入ったというか(私のスイッチが入ったのかもしれないけれど)、ぐぐっとひきつけられました。まあ以前から彼は「影を逃れて」がすごく良かったと思うんですが。「残酷な人生」とかよりも。
そして、父レオポルトの死を知って悪夢を見た後の狂気にかられるヴォルフガングがすごかったです。今までのは「狂ってるらしく見えるだけの演技」だったんだなあと思えるくらいに。
「狂ってる演技」ではなくて、本当にそう思って叫んでいるその姿が周囲から見たら狂っているというか・・・上手く表現できてませんが(汗)
あまりの壮絶さに、思わず涙が出てしまいました。このシーンで泣いたのは初めて・・・
そして、レクイエムを作曲する場面、以前は書けなくて苦悩する演技をしてたんですが、今回はただひたすらに楽譜を書く演技を続けて行って、最後の方に来て自分が書いた楽譜を見て「だめだ」と破り捨てて・・・という演技が、すごくリアルでした。以前の演技は、単に苦しんで書いている演技をしていただけなんだな、なんて思えてしまうくらいに。
最後の、アマデの羽根ペンを見て「僕こそ音楽」を歌う場面も、以前よりもずっと静かで、それでいて以前よりもさらに悲しくて、ここも泣けたなあ。
というわけで、更にリアルに進化した井上ヴォルフに、文字通り震えました・・・! 井上ヴォルフだけでも見る価値あったと思いました。
市村さんのレオポルトは、うーん、やっぱり以前ほど心を揺さぶりませんでした。なんでかなあ。
高橋由美子さんのナンネルは、夫とのシーンなどを筆頭に、色々と演技を作ってきてましたが、なんかやりすぎ感があったかも。もっとシンプルな演技でもいいと思うんですけどね。
コンスタンツェは、台詞とか、前回よりも大分良くなってました。歌の方も。まあ、それでもまだ技術的に厳しい部分はありましたが・・・
でも、「ダンスはやめられない」はなかなかの迫力で、ちょっと背筋がゾクっとしました。この曲への思いいれや、激しく歌えているところは評価したいです。
あと、やはり結構演技に気持ちは入ってると思うんですよね。
今回すごかった悪夢を見たあとのヴォルフガングが狂気にかられるシーン、単なる演技ではなく、本当にヴォルフガングを怖がっているように思えました。井上ヴォルフの迫力もあると思いますが、あそこの演技はとてもリアルで本物に見えました。コンスタンツェになりきっていたというか。
涼風真世さんのヴァルトシュテッテン男爵夫人は、にこやかな感じで意外でした。
でも、悪夢の場面では打って変わって冷たい感じで、ああ、これを狙ってたのか、なるほど、と思いました。
歌は香寿たつきさんが一番いいですね。「星から降る金」をヴォルフガングとレオポルトを見ながらBGMとして聴くには彼女が最適です(笑)演技も、冷たいのか優しいのかよくわからない不思議な感じがなかなか好きですね。
でも、演技では一路真輝さんが一番だったなあ。すごい存在感で・・・。いつかまた彼女の男爵夫人も見てみたいですね。
余談ですが、「のだめカンタービレ」の新春スペシャルの画像で、モーツァルトのコスプレをしたのだめの写真を見ると、「アマデ大きくなって・・・」と思ってしまいます(笑)今回のアマデか女の子ばかりなので、余計にイメージがダブる(笑)
アマデが大きくなったらヴォルフガングになるんですけどね~
前回見た時、「まだスイッチが入ってない」と感じたのですが、前回よりは良かったのですが、やはり前の公演の時ほどの勢いは感じませんでした。うーんなんでだろう。
もしかしたら「スイッチが入ってない」のは自分の方かもしれませんが・・・
それでも、1ヶ月前よりはやはり随分よくなってたように思いました。
そして、井上ヴォルフが素晴らしかった! 見るたびに成長が見られてすごいなあと思います。
今回は、コミカルなシーンが随分自然になったと思いました。(それでもまだ固いという感想は見かけますが・・・まあ以前と比べれば(汗))
実は、彼が東○の看板のようにしょうもないブロードウェイミュージカルに出ているのをもったいないと思っていたのですが、そういう舞台の経験もある意味身になってるんだなあ・・・と思いなおしました。まあ私は観には行きませんけどね・・・(汗)
中川ヴォルフも随分演技が上手くなって来たんですが、やはり演技の点では井上ヴォルフに分がありますねー。
井上ヴォルフの、父親との確執と愛情、そして狂気に捕らわれて行く演技が以前からとても好きだったのですが、今回は更に成長した演技が観られて圧巻でした。
1幕最後の「影を逃れて」でスイッチが入ったというか(私のスイッチが入ったのかもしれないけれど)、ぐぐっとひきつけられました。まあ以前から彼は「影を逃れて」がすごく良かったと思うんですが。「残酷な人生」とかよりも。
そして、父レオポルトの死を知って悪夢を見た後の狂気にかられるヴォルフガングがすごかったです。今までのは「狂ってるらしく見えるだけの演技」だったんだなあと思えるくらいに。
「狂ってる演技」ではなくて、本当にそう思って叫んでいるその姿が周囲から見たら狂っているというか・・・上手く表現できてませんが(汗)
あまりの壮絶さに、思わず涙が出てしまいました。このシーンで泣いたのは初めて・・・
そして、レクイエムを作曲する場面、以前は書けなくて苦悩する演技をしてたんですが、今回はただひたすらに楽譜を書く演技を続けて行って、最後の方に来て自分が書いた楽譜を見て「だめだ」と破り捨てて・・・という演技が、すごくリアルでした。以前の演技は、単に苦しんで書いている演技をしていただけなんだな、なんて思えてしまうくらいに。
最後の、アマデの羽根ペンを見て「僕こそ音楽」を歌う場面も、以前よりもずっと静かで、それでいて以前よりもさらに悲しくて、ここも泣けたなあ。
というわけで、更にリアルに進化した井上ヴォルフに、文字通り震えました・・・! 井上ヴォルフだけでも見る価値あったと思いました。
市村さんのレオポルトは、うーん、やっぱり以前ほど心を揺さぶりませんでした。なんでかなあ。
高橋由美子さんのナンネルは、夫とのシーンなどを筆頭に、色々と演技を作ってきてましたが、なんかやりすぎ感があったかも。もっとシンプルな演技でもいいと思うんですけどね。
コンスタンツェは、台詞とか、前回よりも大分良くなってました。歌の方も。まあ、それでもまだ技術的に厳しい部分はありましたが・・・
でも、「ダンスはやめられない」はなかなかの迫力で、ちょっと背筋がゾクっとしました。この曲への思いいれや、激しく歌えているところは評価したいです。
あと、やはり結構演技に気持ちは入ってると思うんですよね。
今回すごかった悪夢を見たあとのヴォルフガングが狂気にかられるシーン、単なる演技ではなく、本当にヴォルフガングを怖がっているように思えました。井上ヴォルフの迫力もあると思いますが、あそこの演技はとてもリアルで本物に見えました。コンスタンツェになりきっていたというか。
涼風真世さんのヴァルトシュテッテン男爵夫人は、にこやかな感じで意外でした。
でも、悪夢の場面では打って変わって冷たい感じで、ああ、これを狙ってたのか、なるほど、と思いました。
歌は香寿たつきさんが一番いいですね。「星から降る金」をヴォルフガングとレオポルトを見ながらBGMとして聴くには彼女が最適です(笑)演技も、冷たいのか優しいのかよくわからない不思議な感じがなかなか好きですね。
でも、演技では一路真輝さんが一番だったなあ。すごい存在感で・・・。いつかまた彼女の男爵夫人も見てみたいですね。
余談ですが、「のだめカンタービレ」の新春スペシャルの画像で、モーツァルトのコスプレをしたのだめの写真を見ると、「アマデ大きくなって・・・」と思ってしまいます(笑)今回のアマデか女の子ばかりなので、余計にイメージがダブる(笑)
アマデが大きくなったらヴォルフガングになるんですけどね~