しつこいようですが、7月下旬にセントルイスの野外劇場で上演されたMiss Saigonの感想、その3です。野外劇場の様子などはその1を、キャストなど舞台の内容についてはその2をご覧くださいませ。
あれだけ書いておいてまだ書くことあるんかい、と言われそうですが、あるんですよ・・・(汗)
あ、トップの写真は、Munyの近くにあるあずま屋?のようなところ。開場前にはレストランになってました。
チケットを取りに行った朝、ピアノの音がするな・・・と近づいて行ったら、なんと次々回公演の「屋根の上のヴァイオリン弾き」の練習をやってました。テヴィエが一人で考え込むシーンだったかな。ちょうど今週はMUNYでは「屋根の上のヴァイオリン弾き」をやっているはずです。
開場前にはこの臨時レストランの近くで、ヴォーカルとピアノのジャズのミニコンサートもやってました。一見ふつうのおじいちゃん、おばあちゃんなのに、歌い出すとすごい迫力でびっくりでした。さすがセントルイス?
さて、今回は野外劇場ならではのお話。
ミス・サイゴンと言えばヘリコプター・・・のようですが、現在では本物のヘリが登場するのは東宝版のみで、映像を使うのが主流だそうです。韓国も3D映像でしたね。
しかし、思いっきり野外のこの劇場、映像も使うのは難しいんじゃないかな・・・と思ってました。
で、件のサイゴン撤退のシーン。スモークが焚かれる中、米兵たちはステージ奥に走って退場。ああ、ヘリコプター出てこないんだ・・・
と思った瞬間、ヘリの轟音が・・・と思ったら、なんと舞台上手上空に本物のヘリコプターが登場! ちゃんと飛んでます!
まあ、真っ暗で照明しか見えないながらもかなり小さいヘリだということはわかりましたが・・・
それでも、本物のヘリが現れて、しばらく客席上空を飛びながら客席をライトで照らして去っていくと、場内大喝采でした~!
いや~びっくり&ウケました(笑)
しかし・・・ちょっと盛り上がりすぎな感も・・・
結構深刻なシーンなのになあ。皆すっかりヘリコプターに気を取られてましたよね。私も、ウケまくってしまって、キムの物語になかなか気持ちが戻れませんでした。
常々思ってたんですが、あのシーンのヘリ、必要なんですかねえ。なんだか「オペラ座の怪人」のシャンデリアに対抗して考えたの? とも思うんですが、「オペラ座-」のシャンデリアは話の内容にも沿ってるし、話の腰を折らずに「おお、すごい」と思えますが、サイゴンのヘリはどうも出てくると気が散るような・・・(つい笑ってしまって(汗))
まあでも、野外ならではの演出は楽しかったですけどね。
そして、このヘリを見ていて「あ、もしかして・・・」と思った私たち。
実は、会場に来る途中に小さいヘリコプターが止まっていたんですよね。
セントルイスはヘリコプター観光が盛んなのか、結構ヘリコプターをみかけたので、「さすがセントルイスだなあ」なんてのんきに思ってたのですが・・・
もしかしてあのヘリコプターが飛んでたんじゃあ?
2日続けて鑑賞の私たち、2日目の開演前にいそいそとその場所に向かうと、果たして同じヘリが止まってました。
こちらがそのヘリ。1人か2人乗りの小さいやつですね。予算の都合でしょうか・・・(笑)
そう言えば、劇場で配られるPlaybillのようなものに、キャスト名の下にしっかりとST.LOUIS HELICOPTERの広告が出ていました・・・(笑)
MUNYの係りのお兄さんが二人でヘリの見張りをしていて、写真撮りに行ったら不振な顔をされましたよ。(撮るのは構わないって言ったけど)こんな写真撮る奴いなかったんだろうな・・・(笑)
そして、野外ならではのできごとがもう一つ。
チケットを買う時に、雨天の場合の払い戻しについてとか書いてあったので、降らないといいな~とは思ってたのですが・・・
セントルイスに着いた日の夜、10時半くらいに雷雨がありました。まだ上演中の時間だよな、どうなったんだろう・・・と気になりつつも、翌日の1日目は幸い雨が降らず、無事に最後まで観られました。
しかし、そのまた翌日の2日目。この日は途中から天気予報でまた夜に雷雨の可能性あり、となってました。(朝は降らないって言ってたのに・・・)
空も曇っていて、舞台が進むにつれて稲光が光ったりして、大丈夫か? という感じ・・・
そしてついにはものすごい風も吹いてきて・・・
ついに、バンコクのホテルでのクリス、エレン、ジョン+キムの4重唱のシーンが終わったところで、「Thunder stormが来るのでここでstopします」というアナウンスが・・・がっかり・・・
やっぱり楽器とか機材もあるから、降り出してからではなくて降る前にストップするんだなあ、と感心もしましたが。実際しばらくしたらすぐに雨が降ってきたので、さすがにタイミング心得てるなあと感心しました。
まあ、マイケルの出番は終わってたのでいいか、と(笑)カーテンコールも見たかったけれど。アメリカン・ドリームやらなくてFrancis Jueさんかわいそうでしたが・・・
最後に、キムのMa-Anne Dionisioさんが元気一杯に客席に向かって手を振って去って行ってくれたのがちょっと嬉しかったかなあ。
そして、結構初めてミス・サイゴンを観る観客も多いようなので、(1日目、ラストの銃声にびっくりしてる人がいたので)最後がどうなるか気になるだろうな・・・と思ったら、やはり帰りのシャトルバスで、小学3,4年くらいの女の子とお母さんの二人連れが、隣の人に結末がどうなるかを訊いてました。
お母さんは「なんでキムは自殺するの?」と訊いてましたが、娘の方が「give my lifeって言ってたもんね」と納得していたのが印象的でした(笑)ちゃんと見てたんだなあって。
というわけで、2日目は最後まで観られなくて残念、ではあったんですが、野外ならではのハプニングを体験できたのも面白かったかなあと。
舞台も良かったし、マイケルもカッコ良かったし(笑)、色々と面白い体験もあって、セントルイスでのミス・サイゴン鑑賞、とっても楽しかったです。行って良かったなあ~。飛行機トラブルも、楽しい思い出のために許せてしまうくらいです(笑)
あれだけ書いておいてまだ書くことあるんかい、と言われそうですが、あるんですよ・・・(汗)
あ、トップの写真は、Munyの近くにあるあずま屋?のようなところ。開場前にはレストランになってました。
チケットを取りに行った朝、ピアノの音がするな・・・と近づいて行ったら、なんと次々回公演の「屋根の上のヴァイオリン弾き」の練習をやってました。テヴィエが一人で考え込むシーンだったかな。ちょうど今週はMUNYでは「屋根の上のヴァイオリン弾き」をやっているはずです。
開場前にはこの臨時レストランの近くで、ヴォーカルとピアノのジャズのミニコンサートもやってました。一見ふつうのおじいちゃん、おばあちゃんなのに、歌い出すとすごい迫力でびっくりでした。さすがセントルイス?
さて、今回は野外劇場ならではのお話。
ミス・サイゴンと言えばヘリコプター・・・のようですが、現在では本物のヘリが登場するのは東宝版のみで、映像を使うのが主流だそうです。韓国も3D映像でしたね。
しかし、思いっきり野外のこの劇場、映像も使うのは難しいんじゃないかな・・・と思ってました。
で、件のサイゴン撤退のシーン。スモークが焚かれる中、米兵たちはステージ奥に走って退場。ああ、ヘリコプター出てこないんだ・・・
と思った瞬間、ヘリの轟音が・・・と思ったら、なんと舞台上手上空に本物のヘリコプターが登場! ちゃんと飛んでます!
まあ、真っ暗で照明しか見えないながらもかなり小さいヘリだということはわかりましたが・・・
それでも、本物のヘリが現れて、しばらく客席上空を飛びながら客席をライトで照らして去っていくと、場内大喝采でした~!
いや~びっくり&ウケました(笑)
しかし・・・ちょっと盛り上がりすぎな感も・・・
結構深刻なシーンなのになあ。皆すっかりヘリコプターに気を取られてましたよね。私も、ウケまくってしまって、キムの物語になかなか気持ちが戻れませんでした。
常々思ってたんですが、あのシーンのヘリ、必要なんですかねえ。なんだか「オペラ座の怪人」のシャンデリアに対抗して考えたの? とも思うんですが、「オペラ座-」のシャンデリアは話の内容にも沿ってるし、話の腰を折らずに「おお、すごい」と思えますが、サイゴンのヘリはどうも出てくると気が散るような・・・(つい笑ってしまって(汗))
まあでも、野外ならではの演出は楽しかったですけどね。
そして、このヘリを見ていて「あ、もしかして・・・」と思った私たち。
実は、会場に来る途中に小さいヘリコプターが止まっていたんですよね。
セントルイスはヘリコプター観光が盛んなのか、結構ヘリコプターをみかけたので、「さすがセントルイスだなあ」なんてのんきに思ってたのですが・・・
もしかしてあのヘリコプターが飛んでたんじゃあ?
2日続けて鑑賞の私たち、2日目の開演前にいそいそとその場所に向かうと、果たして同じヘリが止まってました。
こちらがそのヘリ。1人か2人乗りの小さいやつですね。予算の都合でしょうか・・・(笑)
そう言えば、劇場で配られるPlaybillのようなものに、キャスト名の下にしっかりとST.LOUIS HELICOPTERの広告が出ていました・・・(笑)
MUNYの係りのお兄さんが二人でヘリの見張りをしていて、写真撮りに行ったら不振な顔をされましたよ。(撮るのは構わないって言ったけど)こんな写真撮る奴いなかったんだろうな・・・(笑)
そして、野外ならではのできごとがもう一つ。
チケットを買う時に、雨天の場合の払い戻しについてとか書いてあったので、降らないといいな~とは思ってたのですが・・・
セントルイスに着いた日の夜、10時半くらいに雷雨がありました。まだ上演中の時間だよな、どうなったんだろう・・・と気になりつつも、翌日の1日目は幸い雨が降らず、無事に最後まで観られました。
しかし、そのまた翌日の2日目。この日は途中から天気予報でまた夜に雷雨の可能性あり、となってました。(朝は降らないって言ってたのに・・・)
空も曇っていて、舞台が進むにつれて稲光が光ったりして、大丈夫か? という感じ・・・
そしてついにはものすごい風も吹いてきて・・・
ついに、バンコクのホテルでのクリス、エレン、ジョン+キムの4重唱のシーンが終わったところで、「Thunder stormが来るのでここでstopします」というアナウンスが・・・がっかり・・・
やっぱり楽器とか機材もあるから、降り出してからではなくて降る前にストップするんだなあ、と感心もしましたが。実際しばらくしたらすぐに雨が降ってきたので、さすがにタイミング心得てるなあと感心しました。
まあ、マイケルの出番は終わってたのでいいか、と(笑)カーテンコールも見たかったけれど。アメリカン・ドリームやらなくてFrancis Jueさんかわいそうでしたが・・・
最後に、キムのMa-Anne Dionisioさんが元気一杯に客席に向かって手を振って去って行ってくれたのがちょっと嬉しかったかなあ。
そして、結構初めてミス・サイゴンを観る観客も多いようなので、(1日目、ラストの銃声にびっくりしてる人がいたので)最後がどうなるか気になるだろうな・・・と思ったら、やはり帰りのシャトルバスで、小学3,4年くらいの女の子とお母さんの二人連れが、隣の人に結末がどうなるかを訊いてました。
お母さんは「なんでキムは自殺するの?」と訊いてましたが、娘の方が「give my lifeって言ってたもんね」と納得していたのが印象的でした(笑)ちゃんと見てたんだなあって。
というわけで、2日目は最後まで観られなくて残念、ではあったんですが、野外ならではのハプニングを体験できたのも面白かったかなあと。
舞台も良かったし、マイケルもカッコ良かったし(笑)、色々と面白い体験もあって、セントルイスでのミス・サイゴン鑑賞、とっても楽しかったです。行って良かったなあ~。飛行機トラブルも、楽しい思い出のために許せてしまうくらいです(笑)