ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

登場人物の誰になりたい?

2007年03月25日 | 指輪物語&トールキン
昨日スマステを見ていて、少女マンガ特集だったんですが、「主人公になれるなら誰になりたい?」という質問があって、それを見ながら「主人公にはなりたくないな~」などと思ってました。だって、主人公って苦労多いじゃないですか・・・(笑)
そんなことを考えていて、そういえば「指輪」の登場人物になれるなら何になりたいか、とか前に考えてたな~、と思い出しました。(そのうち指輪サイトのアンケートでやろうかとか考えてもいたんですが)
主人公は苦労が多い・・・ということで、フロドはちょっとパスですね~(汗)辛すぎ・・・
同じ理由でサムもパスかな~。
中つ国移住計画というのに参加させていただいているんですが(最近更新はされてないようですが・・・)、そこでは小馬のビルで参加させていただいてます。
ビル・・・モリアまでですが、戦わずして旅の仲間と旅ができるなーと。フロドは乗せられるし、サムとは仲良くなれるしで。モリア以降はむしろ行きたくないし・・・(汗)
二足歩行の知的生命体の種族でというなら(汗)いきなりですが、レゴラスがいいかなあと常々思ってました(笑)だってレゴラスって、旅の仲間で唯一かすり傷ひとつ負ってないですよね~。レゴラスでなら参加してもいいかなと(笑)ギムリとも一緒にいられますしね~。ギムリと相乗り、いいなあ(笑)
という話を妹にしたら、妹は奥方がいいそうです・・・確かに最強(笑)でもロリアンから出られませんよ、戴冠式までは。それはちょっとつまらないかなあ。
多少の怪我と恐怖は考えないことにして・・・となると、立場的に一番羨ましいのは実はメリーだったりして。セオデンともエオウィンとも仲良くなるもんなあ。
メリー自身が好きだったりもするので微妙なところなんですが、メリーって好きなだけじゃなくて結構共感できるキャラクターでもあるのでした。一番「普通」じゃないかなあと。
羨ましいといえばエオウィンもなんですが。メリーと相乗りっていいなあ。(こればっか・・・(笑))でも魔王と対決は絶対イヤ! まだ背後から忍び寄って刺すのならいいけど・・・
なんてしょうもないことを考えてみました(笑)
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墨攻(ネタバレ)

2007年03月24日 | 読書

映画「墨攻」のネタバレも含みます。
映画を観て、色々と気になったので原作を読んでみました。
と言っても、映画はこの小説を原作としたマンガが原作、なんですよね。わかっていてあえて小説を読んでみたのですが。
読んでみて、やはり映画とはかなり違ったので、マンガも読まないといかんなあ、と思いました。女戦士(名前忘れた(汗))とか子団とか奴隷の人(これも名前忘れた(汗))とか出て来なかったし、牛将軍や梁適、梁王渓のキャラクターもかなり違いました。話の展開も違いましたし・・・
だいたいものすごく短いんですよね。195ページとかで、「わが悲しき娼婦たちの思い出」と同じくらいですが、1ページあたりの文字数はもっと遥かに少ないです・・・
というわけで、映画とは別物、と思いつつ読みましたが。
読んでいて、「何が言いたいんだろうなあ・・・」と思ってしまいました。まあ、いわゆるメッセージを込めて書いたものではない、というやつかもしれませんが。
戦争の虚しさとか、そういうのを描きたいわけでもなかったようだし。非戦を掲げながら戦争をしていた墨家という集団の皮肉・・・というのを描きたいのともちょっと違ったようだし。
純粋に、墨家がなぜ消えて行ったのか、を描きたかったのかもしれませんが、それにしてはあの革離の話はちょっと違ったような・・・
うーん、ちょっと何が言いたいのかわからなかったなあ、やっぱり。もしかしたら、はっきりしたメッセージを感じさせるような描き方をしたくなくて、敢えてああいう書き方なのかな、とは思いましたが。
まるで古文献に出ていた事実かのように淡々と書きたかった、というのはあったんでしょうけど。
映画のなのかマンガのなのかわかりませんが、アレンジが上手かったんだな、と思いました。革離のキャラクターや、革離が墨家の決定に背いて一人で来たのだということが後の方でわかるところなんかも映画の方が見せ方として上手かったし。
巷奄中も映画のようなカッコよさはないですしね。
革離の死に方もちょっとカッコ悪かったなあ。あっけない死、というのはいいんだけど、女の恨みというのが・・・ちょっと上手くなかったかなと。
でも、そもそもこの墨家が一人で城を守る、というこの話の設定というか発想はすごいなあと・・・やはりこの原作あってのマンガであり映画なんだな、ということはよくわかりました。こういう話を思いつくのは、ちょっと他にはいないでしょうねー。
南伸坊さんの中国風の挿絵がなかなかいい味出してました。
ところで、墨家って本当に戦闘集団だったんでしょうかね。酒見氏お得意?の、史実のようでいて実はフィクション、というやつかなーと思ってしまったのですが、
特にそういうことは言ってなかったので、本当なのかな・・・いやー、墨家って世界史で習ったけど、こんな集団だったとは知りませんでした。
やっぱり文献を調べていてそういう事実を書きたくなった、というのがこれが書かれた一番の理由だったのかもしれませんね。
コメント (2)
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朗読CDその10

2007年03月24日 | 指輪物語&トールキン
ネタがあまりないので、たいして進んでない朗読CDの感想を細切れで・・・(汗)
さきほど、ビルボのエアレンディルの詩を読んでいる途中で眠くなってしまってやめました(汗)後半はまた今度・・・
どうも苦手なエアレンディルの詩です(汗)トールキンアンサンブルでも聴いていて途中で眠くなってしまう・・・(汗)
話を戻しまして。ようやくエルロンド卿の台詞がありました。グロールフィンデルみたいにいかにもエルフ、という雰囲気ではなく、やわらかだけどなんとなくサバサバしたような?感じの声色ですね。会議での出番に期待です。
原作のエルロンドはビルボに優しいのがいいんですよね~。映画では最後に灰色港のところで片鱗を見せてましたが、あそこ好きなんだよな・・・と話が逸れました(汗)
そして再登場のビルボですが、弱々しくなった優しい声がいいですねえ~。
フロドに指輪を見せてくれと迫った後の、「お前にこんな重荷を背負わせてしまって本当にすまない」という言葉が、静かに言っているのがむしろグッと来ました。ここ、原作で読んでいた時もそんなに強い印象ではなかったんですが・・・やはり朗読の効果でしょうか。
フロドの声の優しさもまたいいですね。イアン・ホルムもいいですが。やっぱりフロドはおじさんの方がいいかなあと思いますねえ・・・
そして登場の馳夫さん。話し込んでいるビルボたちをしばらく優しく見守っているのがいいですねえ。なんだか邦訳もここの部分読みたくなってしまいました(笑)
馳夫さん、原作ではビルボとも仲がいいんですよね。
でもふと気がついたんですが・・・もしかしてアラゴルンとビルボってこの裂け谷で会ったのが最後になったのでは(汗)うわー、なんか切ないなあ・・・
でも、ビルボはアラゴルンとアルウェンの結婚の成就も知っていて、行きたかったけど行けないから・・・と言ってましたよね。ビルボはそれで満足だったのかもしれません。
なんだかビルボの「炉辺の歌」が浮かんでしまいました・・・それもドナルド・スワン作曲のやつで。
このあたりのシーンはゆったりしたテンポで進んで、なごみますね。こういうテンポがわかるのも朗読ならではかも。
そして、まだ途中までしか聴いてないエアレンディルの詩ですが(笑)これも歌ではなくて詩ですね。
一定のリズムに乗って読まれるのを聴いていると、ああ韻を踏んでるんだな、リズムがあるんだな、というのが実感されていいですね。
といいつつ聴いてると眠くなる・・・(汗)長いんですよね・・・
詩の中に「Errantry」という単語も出てきて、「トム・ボンバディルの冒険」に出て来る「さすらいの騎士」との関連も原文で観ているとやはり感じますね。(今まで原文をまじまじと見たことなかった・・・(汗))
エアレンディルの詩が終わってもう少しするといよいよエルロンドの会議の章に突入です。レゴラスとかギムリとかボロミアとか出てきますよ~。楽しみです。
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ハッピーフィート(ネタバレ)

2007年03月23日 | 映画
春のイライジャ祭り第三弾で行って来ました(笑)もちろん字幕版です。
予告なんかで観て、またよくある子供向けのCGアニメなんだろう、と思ってましたが(まあ選曲が子供向けにしては古いなあとは思いましたが(汗))、いやいや意外な展開?で・・・今までの子供向けCGアニメとは一線を画していたと思います。
「皇帝ペンギン」で苛酷な子育ての様子を見ていたので、どうなんだろうな~と思ったら、かなり実際の皇帝ペンギンの子育ての様子に忠実に描かれていたので、びっくりしました。あそこまで苛酷ではないけれど・・・
オスたちが、極寒の中卵を温めながら歌を歌うシーンなんかちょっと感動的でしたね。
予告などで観ると、タップダンスとアメリカの懐メロポップス(?)の印象が強かったですが、サントラは意外とクラシカルな感じでした。タップダンスとは合わないかなーと思うところもありましたが、結構好きでしたね。
ペンギンは、大人はちょっと気持ち悪いかなーと思うところもありましたが(鳥は割と苦手で・・・(汗))、赤ちゃんペンギンのかわいさは極悪なくらいでした(笑)フワフワで。踊ると更にかわいい!
またかわいい子供ペンギンが、妙に大人っぽい歌を歌うのも面白かった・・・(笑)
一番かわいかったのは、グローリアが卵をつつくシーンでしたが。
そして、氷や海のCGが素晴らしかったです!
ペンギンが海の中を泳ぐシーンなんかでも、動きで笑わせたりして、すごいなあと思いました。
CGアニメは「モンスターズインク」と「アイスエイジ」くらいしか観たことありませんが、映像でもストーリーでもなんだかレベルが違う、という感じでした。
後半のシリアスな展開にはびっくり、でした。マンブルが背中に変なものをつけているのを観た時は、「何されちゃったの~」とショックでした・・・
どう結末をつけるのか・・・と思ったら、ちょっと安直なハッピーエンドだったけれど、ある程度の説得力はあったかな、と思います。
アデリーペンギンの5人組?とか、わりとうるさいだけで鬱陶しい存在になりがちだと思うんですが、素直に面白かったのはなぜだろう・・・あのラテンなまりが良かったのかなあ? アデリーペンギンは女の子も皆ラテンなまりの英語だったのがなかなか面白かったです。
ペンギンたちの心の歌の選曲といい、なんだかんだ言って子供だけを相手にしていない作りなところが良かったのかも? 子供たちは、あのCGの動きだけでも大喜びするでしょうが。(予告でロビン・ウィリアムズのマイウェイが大ウケしてたもんなあ・・・)
お目あてのイライジャの声は、イライジャそのまんまでしたが、なかなかかわいい声だなあと改めて思いました。
音痴の歌も聴けたし(笑)
ヒュー・ジャックマンは、歌が上手すぎてむしろ笑えるくらいでした(笑)
ヒューゴ・ウィーヴィングが出ていることをつい忘れてました・・・長老だったんですよね? 歌ってましたっけ・・・しまった、よく観てなかった(汗)

てなわけで今年見た映画の順位
1.ディパーテッド / 2.それでもボクはやってない / 3.パリ、ジュテーム / 4.マリー・アントワネット / 5.ボビー / 6.墨攻 / 7.ハッピーフィート
映画としての出来は「墨攻」よりも上だとは思うんですが、まあ好みの問題ですね・・・。なかなかよく出来てはいるけれど、やはり子供向けな分ちょっと物足りなかったかも。
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遠藤正明@渋谷O-WEST 07.3.17

2007年03月23日 | 音楽(主に日本のHR?)
河野さんが出るというので行ってみました。
とりあえずキーボードがある方に場所をとってみました。が、始まったら違う人が・・・(汗)しまった、そういやあんまりキーボード弾かないって言ってたっけ・・・
結局河野さんは見事に反対側で、ほとんど見えませんでした~(汗)
まあ、ライヴ良かったんで、河野さん見えないから金返せ~、なんてことはなかったのが幸いでしたが(笑)
メンバーは皆ツアーTシャツらしいピンクのTシャツを着てたんですが、河野さんとパーカッションの人だけ上にシャツを着てました。大人の恥じらい?(笑)
河野さんはカウボーイハットに、うるゴメライヴでもつけてたでっかい眼鏡。ヒゲも伸びてたかな?
たま~に人垣が割れて見えると、ノリノリでギター弾いてました。ギターかなり持ち替えてたらしいですが、全然見えませんでしたよ・・・
何曲かキーボードも弾いて、gr/reg(「グレリグ」と読むそうな。great regletの略?だそうな)とか美味しい曲を弾いてたのがズルイというか、ファンとしては嬉しかったけれど(笑)
ちなみに今回のツアーには、河野さんから参加したいと言ったそうですが、予算がないんで・・・と断ったら、なんと自費で参加したたんだそーです。お金持ち~(笑)いや、それだけ今回のアルバムに心血注いでたんでしょうね。
ライヴ全体としては、2週間ほどアルバムを聞き込んでたので、すんなり入れました。ライヴで聞いていて気持ちイイというか、河野さんプロデュースだから余計に
馴染みやすいのかもしれませんが、とても楽しめました。
ただ、「M.e.」に入っている曲はいいんですけど、時々出て来るヒーロー物の主題歌に馴染めませんでしたねー。知らない曲だからというのもあるんでしょうが、なんかアレンジがメチャメチャストレートで、こんな単純なリズムではむしろノレないなあと・・・
遠藤さんの歌は、知ってたけど改めて聞くとホントにメチャクチャ上手いですねー。どんな曲も軽々と歌っているのがまたすごいなあと。このクラスの歌唱力は人見元基さん以来って気がします。
客層は、JAM Projectも行っている人がほとんどという感じがしましたが、ほとんどフツーのライヴのノリでした。
いや、以前JAM Projectの最初のライヴに行った時は、客のノリのあまりの悪さに「勿体無い・・・」と思ったものでしたから。このあたり、もしかしたらJAM Projectの功績大、なのかもしれませんねえ。(JAM Projectは最初の方しか行かなかったので最近どうだかわかりませんが)
でも、一緒に歌いたい人が多いあたりはアニメファンって感じがしましたかねえ。歌は上手いのに手拍子はダメだったりするのが面白いなあと思いましたが(笑)
そう言えば、河野さんが紹介されてた時、連れの人に「JAM Projectのギターの人だよ」と説明していた人のがいました・・・そうか、ギターの人なんですね~(汗)
てなわけで、河野さん見えなかったりしましたけど(汗)ライヴは楽しめましたよ。河野さんが出るならまた行ってもいいけど、「M.e.」みたいな曲たくさんやるんならいいんですけど・・・つぎのアルバムに期待、かな?(笑)
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オンラインゲーム アングマールの影

2007年03月23日 | 指輪物語&トールキン
LotRのオンラインゲームの話は大分前から聞いてましたが、ついに日本語公式サイトができたというのであちこちで話題になっていたので、覗いてみました。
オンラインゲーム、興味なくはないんだけど、全然ゲーマーじゃないし、今の生活でゲームやる暇があるとは思えないので、手は出さないかな、と思ってたんですが・・・
こうして日本語で観てると、ちょっとやってみたくなりますね(笑)まあ本当にやるかどうかはわかりませんが。(以前シムピープルが流行っていた頃も結局やらなかったし・・・)
プレイヤーは7つのクラスと4つの種族(もちろん人間、エルフ、ホビット、ドワーフの4種族)を選ぶそうです。
種族はホビットがいいなあと思うのですが(性別は考えちゃうなあ・・・女のホビットってなんだかなーだし)、クラスはバーグラーとロアマスターに興味津々です。
バーグラーって、「ホビット」の「忍びの者」ですよね~。ホビットでバーグラーってなったみたいなあ、なんか(笑)
でも、バーグラーは「ずる賢く、トリックを使い敵を負かすことを楽しむプレイヤーに向いているキャラクター」なんだそうで。私トロいからずる賢いのはちょっと苦手かなあ。
あと、「決して一人では行動しない」というので、単独行動向きじゃないのかな。あんまりゲームに参加する暇がない人には向いてないのでは・・・
でも憧れます、ホビットのバーグラー(笑)
ロアマスターは、動物と話せたり、獣使いになれたりするのが魅力ですねえ。
しかし、知識の力で戦うって、ちょっと強引な設定がなかなか笑えていいなあ(笑)(ミンストレルも「言葉で戦う」とかすごい設定・・・(笑))
「ドゥナダン学」なんて、何の役に立つんだか・・・と思うとすごい笑える・・・(笑)
あーでもロアマスターはホビットはなれないんだ・・・やっぱりバーグラーがいいかなあ・・・
と、やるかどうかもわからないのに色々考えて遊んでおります(笑)
あと、登場するキャラクターをみたら、エルロンドとかガンダルフとかラダガストとか出てくるんですねー。(ガンダルフ3/23公開って書いてあるのにまだ出てないですね・・・)
そうか、アングマールの影ってくらいだから、「指輪」に出て来るキャラクターで生まれてるのってこの人たちくらいなのかな。奥方は出ないんでしょーかね。(レゴラスも生まれてるんじゃあ・・・)
と思ったら、地名を見てたらビルボの石トロルとかもある・・・ってことは「ホビット」後「指輪」前くらいなんですかねえ。
とまあやっぱりなんだかんだと気になるオンラインゲームでした。
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パリ、ジュテーム(ネタバレ)

2007年03月22日 | 映画
ネタバレ宣言以降は重大なネタバレを含みます。
春のイライジャ祭り第二弾(笑)ということで観に行きました。
おまけにナタリー・ポートマンまで出ていると聞いて、これは観なければと。
と言っても5分ずつのオムニバス映画と聞いていたので、イライジャもナタリーも出番は5分、というのはわかってたんですけどね。
二人とも出番は結構後の方でしたが、どの話もなかなかに面白く、楽しめました!
オムニバス映画なので、一つの映画として評価できるものなのか・・・なんて見る前には思ってましたが、不思議と一つの映画として観られました。
チラシには「小さな恋物語」なんて書かれていましたが、ラブストーリーはラブストーリーでも、恋人たちのラブストーリーだけではありませんでした。もっと広い意味での愛というか。
男同士もあったし、親子もあったし、孤独の中で思う愛、もあったし・・・
心が暖かくなるような話もあれば、笑える話もあり、という感じでした。
面白いな、と思ったのは、移民やパリの外国人の話が結構多かったことです。英語圏の役者が英語で話している話も多かったし。(ナタリー・ポートマンも英語でしたね。イライジャは台詞なかったけど)移民が多いのは今のパリの姿なのでしょうし、パリに憧れて訪れる外国人が多いのもまたパリの姿なんでしょうね。
まず最初に、パリの地名を冠したタイトルと監督の名前がクレジットで出ます。このことに気がつくのにかなり時間がかかりました(汗)
エンドロールで作品ごとのキャストが出たので、ここでチェックしておけば良かったなあ・・・と後で後悔・・・

さすがに全ての話の感想は書けないので(笑)印象的だったエピソードの感想をいくつか書いてみます。
ここからネタバレになりますので、これからご覧になる方はご注意を。

どの話が一番好きかな・・・と考えたら、アフリカ系移民の話「お祭り広場」でした。
現実と夢が交錯する作りが、なんか好きですねえ。(夢ではなくて、実際にソフィーとは出会っていたのかもしれないけれど)
時間を遡ったり戻ったりしつつ次第に状況が明らかになっていく作りも上手いなーと。こういうのも好きなんですよね。
主人公の青年が(名前忘れました(汗))、悲惨な状態にありながら、破滅的にならずに、あくまでも優しいのもグッと来てしまいました。
同じアフリカ系移民と言っても、解雇され職も住む所もない彼と、医学生のソフィーとでは状況は違うはずだけれど、それでも同じ移民として、何か心に通じるものがあったのでしょうね・・・。ソフィーのことは何も語られていないのに、ソフィーもまたパリでなにがしかの孤独を感じていたのかもしれない、なんて想像してしまいました。
あんな短い時間でこんなにたくさんのことを語っているなんて・・・とつくづくと感心してしまった一編でした!

移民の話では、2番目に出てきた、アラブ系の女の子に惹かれるフランス人青年の話も印象的でした。
最後に、モスクから出てきたちょっと怖そうな女の子の祖父が、「一緒に帰るか」と青年を受け入れてくれたところが、なんというかホッと心が暖かくなりましたね。

もうひとつ移民の話で、「16区から遠く離れて」も印象的でした。
スペイン系?(南米ってことはないですよね・・・?)の女性が、自分の子供を託児所に預け、他人のベビーシッターをして他人の子を同じ歌であやしている皮肉。
地下鉄を何度も乗り継ぐ道程や、子供をあやしながら窓の外を見る、その映像だけで彼女の孤独を感じさせて、これも短い時間でなんて上手く表現しているんだろう、と感心してしまいました。
スペイン語の子守唄を聴き取ろうと努力してみましたが、簡単な単語なのに今イチ聞き取れないのが情けない(汗)
多分「Lindos ojitos tengo yo...」と歌ってたと思うんですけど。「私にはかわいいお目目がある・・・私にはかわいいお手手がある・・・」とかそういう歌だったと思います。

移民と言えば、クリストファー・ドイル監督の中華街の話は、よくわからないながら笑えました(笑)
喜捨に取られた携帯が鳴ったらお坊さんが出て・・・というところがなんかすごくおかしかった(笑)
クリストファー・ドイルって聞いたことあるな・・・と思ったら、よく中国映画で撮影監督してる人ですよね。「HERO」とか「LOVERS」とか。それで中華街なのか、となんだか納得。

パントマイム夫婦の物語?の「エッフェル塔」もかなり好きです。
パントマイム男とパントマイム女の出会いのシーンとかその後の二人のデートとか笑えました~(笑)
最後には、二人の子供には二人がパントマイムで乗っている車が見えたり、とか、ハートウォーミングなところもあって・・・なんか気に入ってしまいましたね。
ちなみに、私パントマイム女はパントマイム男の人が二役でやってるのかと思ってたら・・・ちゃんと女性がやってたんですね(大汗)失礼しました~(汗)

日本人監督諏訪敦彦さんの「ヴィクトワール広場」も良かったです。
真夜中の街に響き渡る死んだ子供たちが遊ぶ声・・・結構日本人的な発想の作品だったかな、と思いました。
唯一この作品は泣いてしまいました。

イライジャの「マドレーヌ界隈」は、「なんじゃこりゃ?」と思いながら観ていましたが、最後には笑えてしまいました(笑)
なんとなくティム・バートンっぽいイメージがあったのは、ヴァンパイアの不自然な歩き方がティム・バートンの人形アニメっぽかったから? それともサントラで使われていたテルミンが「エド・ウッド」を思い出させたからでしょうか。(音楽ハワード・ショア・・・)
イライジャは恐怖に怯えるシーンが多くて、久々にフロドを思い起こさせました(笑)

ナタリー・ポートマンが出ていた「フォブール・サン・ドニ」は、ファンサービスかというくらいナタリーの魅力満載でした(笑)
「意味があって叫んだり、意味がなくて叫んだり」というところで叫んでいるナタリーがかわいかったなあ・・・
オチはどうなの、と思いましたけど(汗)ナタリーがかわいいから全部許す(笑)
盲目の青年との恋というと、「バタフライはフリー」を思い出します。(私が見たのは井上芳雄&高橋由美子の舞台ですが)

最後を締めくくる「14区」は、なんだか身につまされすぎてちょっと・・・(汗)
いや、よく海外を一人でフラフラ歩くもんで・・・私もあんな風なんだろうか・・・と思ったらちょっとブルーになりました(汗)
でも、外国で見知らぬ人たちの間で一人いる自分を感じる、あの感覚はちょっとわかるかな、と思いました。
ところで、この主人公の女性、「ミリオンダラー・ベイビー」に出ていたそうで・・・あ、もしかしてヒラリー・スワンクの母親役? うーむ(汗)

エンドロールでは、各作品に出てきた登場人物たちが再登場して、意外なつながりがわかったりして、ちょっと嬉しくなる作りでした。さすがに全員は出てきていなかったけれど。
ただ、登場人物の顔をよく覚えていないケースもあって、「あれ誰?」状態なことも多かったのがちょっと残念でした。
最初に出てきた二人は結局付き合ってるのね、とか、ナタリーと盲目の彼はその後も順調なのね、とか。
イライジャは、「デ・ザンファン・ルージュ」でアメリカ人女優がいたパーティー会場で出てきましたが、てことはあれは映画だったってこと・・・?

パリという街が舞台になっていることで、オムニバス映画なのに不思議と一続きの物語を観たかのような感覚にもなりましたね。
時間は普通の映画並みなのに20本も見られて、かなりお得な感じです。
そして、ちょっとパリに行きたくなりました。パリ、いいんですよね~。昔一度行ったことあるだけですが・・・いつかまた行けるといいんですが。LotRシンフォニーパリでやらないかな・・・(それがないと行かないんかい(汗))

という訳で今年見た映画の順位。
1.ディパーテッド / 2.それでもボクはやってない / 3.パリ、ジュテーム / 4.マリー・アントワネット / 5.ボビー /6.墨攻
「お祭り広場」「16区から遠く離れて」あたりを単独で取り出したら1位にしちゃってもいい感じなのですが、トータルしたらこの辺の順位かなーと。でも1~3位は順位変わってもいい感じです。
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指輪ミュージカルビデオダイアリーその4

2007年03月22日 | 指輪物語&トールキン
指輪ミュージカルのビデオダイアリーに第四弾がupされてます。
今回はWigs and Fittingと題して、鬘と衣装をつけたらこんなですよ、という感じです。
出てくるのはレゴラス、ボロミアとオーク役の人、ですね。
レゴラスはロンドンでも黒髪なんですねー。トロントではたまたま黒髪の人がやったから黒髪なのかと思ってました。(どうせ鬘なんだけど、ラテン系の人だったから無理やり金髪は厳しいからなのかなと)
ロンドンでもたまたま黒髪の人だったんでしょうか。それともわざわざ黒髪の人を選んだ?
もしかしたら、映画のイメージと変えるために敢えて黒髪なのかもしれませんね。エキゾチックな感じで黒髪のレゴラスなかなか好きなんですけどね、私は。
オーランド・ブルームも無理に金髪じゃなくて黒髪のエルフでもよかったのかも・・・?
しかし、オーランド・ブルームにしろ、黒髪の人がレゴラスに選ばれがちなのって不思議な気がしますが(ハルディアのクレイグ・パーカーも髪の色は濃かったですよね)、エルフらしい端正な顔立ちの人を選ぶと、眉がはっきりしている、髪の色が濃い人になるのかもしれませんね。(ヒューゴ・ウィーヴィングも黒髪だし・・・(汗))
個人的にはトロントのレゴラスの方がカッコ良かったなー、と思ったのですが、最後の方の衣装を着てポーズを取ってるのを観たら、やっぱりカッコイイや(笑)
ミュージカルのレゴラスには満足してるので、楽しみです。
で、ボロミアですが、トロントでは黒人の役者さんがドレッドヘアでカッコ良かったのですが、ロンドンでは色白な方ですね。ノーブルな感じでまたイメージが違ってカッコイイかも・・・
なんか笑顔が優しくてマイルドな印象の方ですね~。どんなボロミアになるんでしょうか。こちらもちょっと楽しみです。
しかし、ギムリ全然出てきませんねえ。(アラゴルンもだけど・・・)ガンダルフももっとはっきり観たいし。今後のビデオダイアリーに期待です。

このビデオダイアリーの下には、バックステージツアーに参加した人のレポートが出ています。読んでないんですけど・・・(汗)
いよいよ開幕が迫っているという実感が湧いて来た・・・かな???
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朗読CDその9

2007年03月20日 | 指輪物語&トールキン
あんまり進んでないんですが、ネタもないのでちょっと書いておこうと思います。
どのくらい進んでないかと言うと、ようやく晩餐の場面にはなったんですが、まだエルロンド喋ってないし(汗)ビルボも出てきてないという状態です。
まずは裂け谷でフロドが目覚めたあたりのシーン、久々に登場のガンダルフの喋り方を聞いて、「あれ、こんな声色だったっけ?」と・・・
別に朗読だから、前と違ってもいいんですけどね。(別に前の方と比べてもいませんが(汗))
アラゴルンの声もだんだん変わっているような気がしました。最初はかなり男前の声だなーと思ったんですが、だんだん年輪を感じさせる声に・・・? ラジオドラマの馳夫さんも彷彿とさせるので、私は全然okですが。ん~、なんか最近すっかり馳夫さん好きだなあ私・・・(笑)
あと、晩餐のシーンでグローイン登場。ドワーフの声はかなり作ってますねー。ちょっとびっくりしたけど、なんかドワーフだなーという感じで納得。ギムリの声も楽しみになって来ましたよ。
ちなみに今まで出てきたキャラクターの声でいいなあと思ったのは、トム・ボンバディルもなんですが、実は一番はでぶちゃんフレデガーだったりして。なんかいかにもでぶちゃん、という感じが良かったんですよね。終盤でまた出てくるのが楽しみ。
こうなるとボンブールも聞いてみたいなあ・・・やっぱり次は「ホビット」の朗読聴かなきゃですね、ってまだ指輪2年くらいかかる予定なんですが(汗)
そうそう、ドワーフたちの名前、瀬田訳で慣れていた読み方と違ってびっくり。ビフール、ボフール、ボンブールが、バイファー、ボファー、ボンバーって発音でびっくりでしたー。Bifur、Bofur、Bonbur・・・。しかしボンバーはちょっと違和感ですなあ(汗)
バルドもバードって発音でしたね。
「指輪」は発音の違いを新版で直したりしたそうですが、(イセンガルドをアイゼンガルドに直したりとか)「ホビット」はそういう変更はしてないんですかね、もしかして。
とまあそんなわけで、そろそろビルボが登場&エルロンドの声も聴けるかな、というところです。頑張って進まなければ。
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URUGOME@目黒ブルースアレイジャパン 07.3.11

2007年03月19日 | 音楽(主に日本のHR?)
5ヶ月ぶりだったらしいURUGOMEに行ってきました。
うるスポも久しぶり。またメンバーの近況でしたが。
そんな中でも信夫さんの白内障の手術の話が印象的でした。
人口の水晶体を入れたそうですが、焦点が1.5で固定されているので、遠くや近くを見るとき焦点が合いにくくて見づらいらしいです。光線も辛いとか。
でも慣れたらもう運転もスキーもガンガンやってるそうですが。
いやー、目は大事にしたいものですね。ライトを浴びていて職業病みたいなものと言っていたけれど・・・
あと、野球を始めた上の息子さんのために毎朝6時起きでキャッチボールをしているとか良いパパぶりが書いてありました。

で、ライヴですが、いや~とても楽しかったです。
昨年はライヴ3回しかやらなくて・・・という話も出ましたが、このくらい久々の方がメンバーも観客も楽しいかも。メンバーも本当に楽しそうでしたもん。
今回はMISUMIさんの衣装が素敵でしたね~。黒の膝丈のスリップドレスに銀のラメで模様が入っているのに黒ののショートブーツで。
信夫さんのブログに小さいけど全身像が出てますよ~
丈が短いせいか、セクシーというよりもなんか「かわい~」という感じがして・・・1曲目MISUMIさんはコーラスだけだったのに、なんだかMISUMIさんから目が離せなかったです(笑)
杉原さんが一人でURUGOMEのTシャツを着てたんですが(久々の半袖でした、そういえば)、後で「URUGOME Tシャツを着て自らURUGOMEのメンバーだということをアピールしてます」とか言われてました(笑)
以下、曲順は記憶のみに頼っているので間違ってるかも。だいたいこんな感じだと思うんですが。
1曲目はSETSUNAでした。信夫さんも久々に最初からサングラスなしでの熱唱。
続いてはOne More Dayで、ここでMC。ゆるめの2曲だったので、「もうMC?」という感じはしましたが。(SETSUNAはゆるめではないか・・・)
久々のせいか、ナルチョさんの話も絶好調で、もうおかしかったなあ。
この日、透さんの髪の毛が伸びていて、しかも真ん中わけで眼鏡とかかけていて、今までとイメージ180度違う感じ? で、うるスポによるとリハーサルの時も「誰だお前~」状態だったらしいのですが(笑)「前にドラムやっていたそうる透が仏門に入ったので、新メンバーの萩原ドコ太郎です」なんて紹介されてました(笑)
ドコドコ叩くからドコ太郎・・・(笑)しかしなんで萩原朔太郎なんでしょうねえ。なぜかナルチョさんのMCではよく名前出てくるけど(笑)
この他、爆笑しっぱなしのMCでした。
で、さんざん笑った後に、「じゃあ次の曲紹介を親分カッコ良くやってよ」と言われ、困ったカッコイイのが苦手な?ナルチョさん。「次は『僕は行く』なんだけど・・・」とちょっとしどろもどろに。
そこへすかさず河野さんが「親分が言うとなんか上の方に行きそうやな~」とか言い出して大爆笑のまま「僕は行く~UTAKATA NO YUME」に。
その次は確かCRAZY WORLD。メチャメチャ久しぶりでしたが、いや~良かった! なんだかじんわりしてしまいました。
また信夫さんとMISUMIさんが掛け合いで叫びまくっていて、「キングギドラーズ」とか言われてました(笑)
この次が多分DON'T LOVE YOU ANY MOREだったと。河野さんのコーラスが結構聴きどころですよね。

ここで「大人な感じで」ということでアコースティックコーナーに。
前のMCでアコースティックやると言っていて、また水餃子をやるのかと思ったら、普通にバンドでアコースティック、でした。まあ実際にアコースティックだったのはギターだけでしたが、アレンジはグッと大人しくて、やっぱりアコースティックかな。ヴォーカル二人も座って。
このアコースティックアレンジ、イントロ聴いても何の曲かわかるまで時間がかかるのがスリリングで楽しかったです(笑)
そんなこんなの1曲目は「綺麗じゃん」。そしてお次がVision of Loveだったのですが、この曲はアコースティックがぴったりですね~! カッコ良かった。久々に聴くといつも思うのですが、いい曲だなあ。
そしてお次は、信夫さんが「このバンドにはヴォーカルが3人いるというところをお見せしましょう!」ということで河野さんが歌ったのですが、なんと懐かしのBellbottom Bluesを歌ったんですよ~。ちょっと感激!
そしてアコースティックコーナー最後の曲は(まだあったかなあ・・・)Pride~遺伝子を込めて
ここで後半戦に。ナルチョさんの「何座ってんの」という声とともにスタンディングになって、Round & RoundMoney MoneySixty SixUnder my Feetとノリのいいナンバーで盛り上がって、本編最後はTime~Let's Fread Outで終わりました。

アンコールの拍手の中、どこからともなくベースの音が・・・これもかなりお久しぶり、のナルチョさんの流しのペースソロでした! 最近なかなかやってくれなかったけど、やっぱり盛り上がりますね~!
そしてそのままUnfinished Businessに。
最後はSong for Usで和やかに終わりました。
そういや河野さん、今回はギター弾かないでキーボードのみでしたね。ギターもいいけど、やっぱり河野さんはキーボードが好きだなーと思うので全然okでしたけど。

次回のライヴは4月28日、29日と高円寺のJIROKICHIだそうです。メチャメチャ狭い上に当日券しかないらしいので、果たして行っても入れるのやら・・・昨年のお座敷ライヴも結構早い段階で売り切れてましたからねえ。しかも今回のライヴ良かったから、なんか皆次も行きたいと言っているような気が(笑)
2日間、ダブり曲なしでやるそうです! おお!
今回のうるスポを持っていった人と、2日間参加の人には洩れなくプレゼントがあるそうです。「在庫一掃」とか言ってたので、なんとなく予想はつきますが・・・「でもタダでもらえるんやで」と河野さんは力説してましたが(笑)
さて、どんなライヴになるでしょうか。そして私は果たして行けるのか・・・?(汗)
コメント
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