今朝珍しく母が真剣に天気予報を見ています。
「台風に遭わなきゃいいんだけどね」
今週末に東京に住む姉のところへ出かける予定なので、南で不穏な動きを見せる、熱帯低気圧（台風になっちゃったみたいですけど）を今から心配してるんです。
「大丈夫だよ、来るとしても移動中には来ないから」
はははは、これってたんなる気休めですよね、自分は関係ないものだからひどいものです。
なんとか母の小旅行が無事に出来るように、祈りましょう。
ところで
愛媛の宇和島で起きた『臓器売買事件』皆さんはどう思われましたか？
昔は、「国内初の心臓移植成功！」なんて記事が紙面を賑わした時期がありました。ところがしばらく続いたそんな記事もとんと耳にすることもなくなり、気が付けば日本は移植後進国へとなっておりました。
医師でもない、まして当事者でもない私がとやかく言う問題でもありませんし、倫理の問題はナイーブで難しいものであることも理解できます。
私の息子が高校一年生の頃、同級生が緊急の移植しか助かる道はないという状況に陥りました。とろこが、血液の問題か何かちょっと忘れてしまいましたが、親族からの移植は難しい状態、さらに国内でドナーを探すにも待っている暇もない状況であったため、海外での手術に全てをかけることになったのです。
しかし、おきまりのごとく資金がない、必至の募金活動の末、彼女はなんとか命を取り留めたのでした。
彼女だけでなく、移植を待ちわびる患者さんは、ドナーの少なさにあきらめの空気すら流れていると聞きます。まして、幼児の移植に関しては国内での移植が、不可能である事実。なんとかならないかと、単純に私は思ってしまうのです。
「立派なことは、誰でも言えるよ」と揶揄されそうでありますね。
私もそう思います。・・・・・・・・でもね、現行でも私たちに出来ることもあるんですよ。
例えば
みなさんは「臓器提供意思表示カード」を持ってらっしゃるでしょうか？
私の周りでもこれを携帯している人はとても少ないんです。
表
裏
これは私がいつも財布に入れている「臓器提供意思表示カード」です。日付を見ると、携帯しだしたのが２０００年だったんですね、そろそろヨレヨレになりつつありますので、新しいものに替えようと思っています。
友人にこのカードを見せると、きまって言うのが
「このカードって、何処でもらえんだよ」です。
役所、保健所、公共機関の窓口でお聞きになってみて下さい。どこでも手にはいるはずですし、最近はネットでダウンロードも可能です。（日本臓器移植ネットワーク）
こんなこと、この場で熱く語ることでは無いかもしれません。ただ、今回の『臓器売買事件』を機に、せめて自分の臓器提供に関する意思を明確にしておくのも無駄ではないでしょ。
私は家族に
「俺は生きてるうちは、何処をどう削られんのも嫌だけど、脳死以降は意思カード通りにしてくれ」と頼んであります。
それでも、その時になれば家族は迷うでしょう。だからこそ、今のうちに自分の意思だけは伝えておきましょうよ。
えっ？ 私のブログらしからぬ記事だって？
なになに？ てめえの肝臓はどう考えても使い物になるわけがない・・・・ですか？
う～～ん、イタイとこ突くなぁ～～～
さて、今日の一枚は、本来ならcrissさんからバトンを受けた、昨日紹介すべきだったかもしれません。
まぁそこは勘弁していただくとして、いわゆるインペリアル３部作、以前紹介した「GO MAN !」それにまだ紹介はしていませんが「PLAYS COLE PORTER」そして、今日のこのアルバムです。
もっともメジャーなのは「GO MAN !」でしょうね、ワンホーンでしかも、ソニー・クラークがいい味を出してました。
でも、私は今日のアルバムも好きなんですよ。なんたって大好物のケニー・ドリューが、ソニー・クラークとはまた違った味を醸し出しています。
いやいや、もちろんクリスのこの時期ですでに完成を思わせるプレイも見事なものです。
JAZZ - U.S.A / SONNY CRISS
1955年録音
SONNY CRISS(as) BARNEY KESSEL(g) KENNY DREW(p) BILL WOODSON(b) CHUCK THOMPSON(ds)
1.WILLOW WEEP FOR ME
2.THESE FOOLISH THINGS
3.BLUE FRIDAY
4.SUNDAY
5.MORE THAN YOU KNOW
6.EASY LIVING
7.ALABAMY BOUND
8.SOMETHING'S GOTTA GIVE
9.WEST COAST BLUES
10.CRISS CROSS
11.HAM'S BLUES
12.SWEET GEORGIA BROWN